Sunday, October 31, 2010

電気復活

7時半ごろ無事に電気復活しました。今回は9時間連続の停電でした…。なくなってみるまで価値がわかんないもんです、電気。

6時に暗くなってからは、ろうそくと懐中電灯が頼り。パソコンも、ワイヤレスインターネットのモデムも充電がきれてしまったし、本を読めるほど明るくないので、唯一稼動可能なガスレンジ&オーブンでピザを作ることに。暗闇の中で小麦粉をこねて、ピーマンをきざんで、生ハムとチーズをのっけて、ガスオーブンにいれること20分。

電気がないと、こんな凝ったこともしてみたくなるもんです。

もうすぐ6時間

日曜の今日は朝10時ごろからこれでもうすぐ6時間連続、停電中。ここら一帯で停電しているから、近所のレストランの発電機がボーボー音をたてていて、うるさい。もうそろそろこのパソコンも充電切れだから、はやく直ってくれないかな。

Saturday, October 30, 2010

絞りたて牛乳

丘1つ越えると、緑とっても豊か
今日は家から車で20分くらいいった郊外にある牧場をたずねて、絞りたて牛乳をゲットしてきました。牛乳はルワンダの生活の中心なんだそうで、想像するにはおそらく日本人にとってのお米みたいなもんなんでしょうね、ここらの人は飲めばどこの牧場の牛乳かすぐにわかるんだそうです。そして、毎日たくさん牛乳を飲むんだそうです。

私はいつもスーパーで売っている箱入りの殺菌済み牛乳を買って飲んでいたんだけど、こんなことをするのは外国人だけであって、ここらの人はみんなビンをもって牛乳直売センターに通って新鮮な生乳を買ってきて家で沸騰させて飲むらしい。今日行ってきたのはそんな直売センターに生乳を供給している牧場。

キガリからちょっとしか運転していないのに、ひとつ丘を越えると緑豊かな風景が広がるのがここのいいところ。牧場も丘をひとつこえた広大な土地にありました。連れて行ってくれたのは、USAIDで乳業セクター開発の担当をしているアメリカ人のおじさんロジャー。自分もアメリカでチーズ工場を運営していたことのあるベテランで、キガリの農場は知り尽くしているそう。毎週生乳を買いに行っては、家で飲んだりヨーグルトにしたりしているんだとか。私たちの運転するトヨタの普通車ではおそらく行けないでこぼこのいなか道を、ロジャーさんのトラックに揺られて牧場に到着。

100頭くらいいたかしら、牛さん
想像していたよりも意外ときちんと整備されて掃除も完璧な牛舎を見学。ルワンダ第2位の大金持ちが経営する牧場とあって、牛たくさんいました。毎日2回、朝と午後に乳搾りされるんだそうで、今日はその午後のタイミングにあわせて行ってきました。案の定、牛舎から絞り器のある小屋まで牛さん一同が誘導されている現場を目撃。小屋の中に入って、持ってきていた入れ物に絞りたての生暖かい牛乳を入れてもらいました。

入れてもらっている横では牛さんがリアルに絞られていました…確か中学生の時の移動教室で野辺山高原に行って乳搾り体験をしたけれど、まさか何百匹の牛を手で絞ってるわけはなくって、あたりまえだけど全部機械化されていました。しぼられている間も、草をはみはみしながらおとなしくしています。こんなの見たことないのでうきうきしている私を珍しく思ったようで、工場のお兄さんも牛もなんかちょっとうれしそう。

家に帰って早速牛乳を鍋に入れて沸かします。さすがに沸騰消毒しないと飲めないもんね。肝心のお味は、やっぱり箱入り牛乳とは全然違ってとってもクリーミー!脂肪分が多いから当たり前らしいんだけど、甘くて自然の香りがするとってもおいしい牛乳でした。明日はカフェオレにして飲んでみよう。楽しみ~~
こうやって絞るんだって
とりたて新鮮牛乳!!




Friday, October 29, 2010

ルワンダで事業

私がのほほんとコーヒーをすすっている間に、クラスメイトはルワンダでバナナ繊維でできた生理用品の製造販売事業を進めていました。ニューヨークタイムズにこんな記事が。

おそらくアフリカ各地で共通してそうなのだろうけども、特にルワンダは内陸で標高が高いことから輸送費がかさみ、生理用ナプキンがすごく高いんだそう。ここらの女性にはなかなか手の出ない価格だから、ナプキンの代わりに木の皮を使ったりするのだけど、しみたりしたら恥ずかしいからって生理中は学校や会社を休む女性がほとんどなんだそう。それを知ったエリザベスは、現地で低コストで製造できるナプキンの開発を始めたところ、バナナの繊維は吸収力が非常に高くて安く手に入ることが分かり、生産工場の建設運営を始めている、とのこと。

素敵☆
ルワンダ経済の発展だけを目標に考えたら、1から自分でナプキン事業を始めるよりも政府の投資環境の整備だとかに協力した方が結果的には効率が良いのかもしれないけど、万事効率と結果が全てじゃ決してないわな。自分がやってて楽しいこと、周りの人が参加して幸せになること、見ている人たちに希望を与えること、ってのは効率以上に大事なときもあるんだろね。

頑張れエリザベス!

バーボンカフェ

キガリの外国人に人気のカフェ、Bourbon Cafe。家から歩いて10分の最寄の24時間営業スーパーNakumattにお買い物に行ったついでに、昨日のぞいてきました。オープンな空間にアフリカらしいエスニックな内装で、おしゃれ。でもお客さんのほとんどが外国人。バナナブレッドとキャラメルマキアートを頼んで400円、というほぼアメリカと変わらない価格帯を考えれば、あたりまえか。

私の最近のおもちゃは結婚祝いにもらったKindle、という読書用のガジェット(写真左下)。古典文学はほとんど全部無料でダウンロードできてとっても便利。日本語の本も読めるようになったら最高なのに。昨日読んでいたのはバーネットのSecret Garden。子供の本だからといってバカにはできない、すてきな本です。

Thursday, October 28, 2010

うちの庭







小鳥と猫と鷲(?)
どこにいるかわかるかな。

注:写真をクリックすると拡大できます

Tuesday, October 26, 2010

ルワンダ基礎情報

 このブログは主に
①自分の日本語ボケ防止
②アフリカにも国際開発にも縁の遠い親戚・友人に安否をお知らせする
という目的で書いていますが、今日はルワンダの基本情報をお届けです。

一番正式なデータであろう外務省のルワンダ基礎データのHPを見てみると、冒頭に

<「千の丘の国」と呼ばれる自然豊かな内陸国>

とでている!やけに詩的ね…と思って試しにインドとバングラのページを見てみたらそんな記述はなかった。ルワンダなかなかやるじゃない。

<地理>
面積:26万km2
(四国の約1.5倍)
人口:1千万人
人口密度:302人/㎞2 (日本は343人)
位置:赤道から2度南
気温:15~30℃
海抜:首都のキガリで1500m
(箱根山最高峰と同じくらい)
季節:雨季=3~5月、10 ~11月、あとは乾季


というわけで、要はすごく小さくてしかも人口密度は日本とほぼ同じ!赤道ほぼ直下だけど、海抜が高いから気候は日本と同じ温帯。大学生が駅伝する箱根の山のてっぺんと同じ標高にあるんだから、そりゃ赤道直下でも涼しいわけだ。

<その他一般>
言語:英語、ルワンダ語、フランス語
宗教:カトリック57%、プロテスタント26%、など
通貨:ルワンダフラン(500Rwf=100円くらい)
時差:日本マイナス7時間
主な産業:コーヒー、茶、観光、地下資源


そう、バックグラウンドによって、英語しか分からない人や、フランス語しか分からない人や、ルワンダ語しか分からない人や、全部分かる人がいて、もうわからない(笑)時差はアメリカより少ないので電話もメールも昼間にできて良いね。日本ではあまり有名じゃないかもしれないけど、ルワンダの主な輸出品はコーヒーと紅茶。おいしいよ。北部のマウンテンゴリラが世界的に有名なので、観光業もルワンダの主な産業です。まぁゴリラの話はまた後ほど。

参考:ルワンダ大使館HP

Monday, October 25, 2010

雨季うきうき

ルワンダは今ちょうど雨季に入ったところで、午前中は快晴でも午後は大抵曇り空で、夕方には雨が降ります。おかげ様でとっても涼しくて気持ちいいのだけど、昨日の夜はそれにしてもすごい豪雨でした。

外は大雨!!、と思っていたら…
バルコニーで昼下がりにお茶していて、遠くの雲が暗くなってきたなーと思ったらドドドドーという音が。雨も降っていないのに、何の音だろうと思った3分後には大粒の雨が!雨粒が見えるより先に遠くの雨の音が聞こえるらしい。それとも丘に反響されて音が拡大されるとかなのかしら。一気にどしゃぶりになって、おおすごいねモンスーンみたいだねと言っていたら、ボタボタという音が家の中から…案の定、リビングの端っこと書斎が雨漏りしているのでした。急いで鍋・釜で対応(笑)どしゃぶりが終わるまでにはシチュー鍋半分溜まってしまった。

今までも雨は普通に降っていたのに、雨漏りなんかしなかったから、きっとこの急などしゃぶりに屋根が耐えられなかったのでしょう。とはいえ今後修理必須ですね。ふむ。

Sunday, October 24, 2010

郊外でお散歩


今日はニックの昔のハウスメイトのうちの1人で、ケネディースクールMPAIDの1つ下の学年のHannahがキガリに出張に来ていたので、一緒にキガリ郊外をお散歩にいってきました。私も会うのは1年半ぶり。

車をとばすことキガリの街中から15分くらい、舗装のない赤土の道に入り込んでまもなく「Juru Park」の看板が出現。中に入るとテーマパークのように整備された公園とレストランのセッティングが。ここらの裕福な人はこういうところで結婚式でもあげるのかしらん。そこに車を置いて、公園の外へお散歩に。

左手には小さく区画整理された緑の畑が丘の斜面に連なっていて、とても緑豊かな郊外。日本ほど斜面は急じゃないけど、一面ゆるやかに棚田が広がるいなかの風景を想像してもらうと近いかもしれない。林になっていてあまり見えないけれど、右手側には家が連なるキガリの市内。車でほんのちょっと来るだけで、こんなに緑豊かな風景が見られるなんて、素敵☆

ずんずん30分ほど歩いていくと、近所の人たちが大勢集う学校に到着。サッカーを見物しているらしく、涼しい木陰におとなもこどもも腰掛けていた。こんなところにアメリカ人と日本人が突然登場したものだから、注目の的は一気にサッカーボールから我々に。これがもしインドだったら写真を撮られるわ握手は求められるわお茶に呼ばれるわ、大変なことになっていただろうに、ここらの人はいたって静か。「こんにちは」と丁寧に手を振る人がぱらぱらいるだけで、散歩は何ら支障なく続行!とはいえなんだかこの道は村の中心地に向かっているらしく、人はふえていく一方…

現地ツアーガイド出没
「丘の頂上まであと150m」という看板を発見して、ほっとして細道に入ると今度はにこにこした子供たちがどこからか大勢でてきて後をついてきた。手をつなぎたいらしく、我々3人の6本の手を奪い合いながら10人ほどのちびっこが頂上まで一緒についてきた。でもカメラを向けると逃げていってしまった。(これもインドではありえない!)ここでは女の子も男の子も短髪だから、スカートをはいていないと見分けがつかないけど、やっぱり女の子は私のピンク色のマニキュアを見てにこにこしていたから、ああおしゃれは万国共通ねと思ったのでした。

Saturday, October 23, 2010

キガリの住宅事情

門をくぐると、こんなかんじ
今日は住んでいるおうちの紹介です。このおうちはニックの会社が借りている「社宅」的な住宅のうちのひとつで、先月までは会社の同僚が住んでいたところです。キガリの市街地の程近く、大統領邸から歩いて5分もしない中心地にあって、車を持っていない(ていうかそもそも運転ができない)私にはとっても便利。そういえば一軒家に住むのって人生で初めてだなぁ…

丘の斜面にたっているので、門を入るとちょっと上り坂。短い階段を上がると入り口があって、そこが私の住んでいる2階です。キッチン、リビング兼ダイニングに寝室が2つ、書斎、バストイレが2つ、と列挙するとかなり大きい家のように聞こえるけれど、これでもキガリの貸家の中では小さいほうなんだとか。もちろん、ほとんどの家族が大家族なことを考えたらこれじゃあ足らないのかも?でも2人暮らしにはちょっと広すぎるくらいのスペース。

この間会った同級生たちも貸家を探しているのだけれど、これがなかなか難しいらしい。一軒家はどこも広すぎるし、家賃があまりに高いと愚痴をこぼしていた。ちゃんとした庭付き一戸建て(というか一軒家はみんな庭がついてくる)で20万円前後だから、Expatとして欧米並みの高い給料をもらっているか、大勢でルームシェアしないとなかなか払っていけない額。NGOでインターンしている…なんていう若者はいったいどうしているんだろう。ルワンダはアフリカで一番人口密度が高い国とは聞いていたけど、意外にアパートというものがあまり存在しない。あっても、家賃は20万以上は必須で住めるのはまさにExpatのみという感じの高級アパートになってしまうらしい。

バルコニーからはアメリカ大使館のある丘がみえます
このおうちの一番の素敵なところはなんといっても庭!丘の斜面に立っているから、住居空間になっている2階にはちょっとしたバルコニーがついていて、庭を見下ろせるようになっている。緑の芝生がきれいにととのっていて、赤い花をつけた生垣が道路との塀になっていて、ちょうど歩いている人から家が見えないようになっている。そして生垣の向こうには丘が見えて、夜景もきれい!インターネットの接続が一番いいのがこのバルコニーだから、よくここでパソコンをパチパチしているのだけど、赤青黄色のハチドリやらカナリヤやらがひっきりなしに飛んできては生垣で遊んでいくし、ふと木を見上げると巨大な鷲みたいのが3匹もとまっているし、本当に飽きない。芝生の真ん中に鳥用のプール台を作ったら楽しいんじゃないかともくろみ中。むふふ。



Friday, October 22, 2010

Republika

昨日の夜はクラスメイトのNinaとDimitriと2008年6月の卒業以来の再会!お互い変わってなくっていいんだか悪いんだか(笑)Ninaはニックと同じRwanda Development Boardで、トップの片腕としてバリバリ働いていて、Dimitriは開発コンサルタントの経験がある友達とコンサルティング会社を建てる目論見中。卒業以来ケニアのナイロビで働いていて、1ヶ月前くらいにキガリに引っ越してきました。

NinaとDimと小魚たち
さて、行ったのはRepublikaというおしゃれなバー・レストラン。ちょうど昨日読み終わったA Thousand Hillsという本にも登場したヒップなルワンダ新世代の集いどころ。夕食の途中で挨拶にきてくれたものすごく美人でスタイリッシュなオーナーの女性はケニア育ちのルワンダ難民で、ジェノサイド後にルワンダに帰ってきてこのレストランを2004年1月にオープン。在ルワンダの外国人はもちろん、海外で勉強・就職していたけれど内政が安定してからルワンダに戻ってきたルワンダ人の若い世代に大ヒット。今では他にもたくさんヒップで若者が遅くまで集えるバーやレストランがいっぱいあるけれど、Republikaはその先陣をきった素敵なところ。

で、行ってみれば内装も外装もやっぱりとってもおしゃれ!2階のテラスからは2つの丘が見えて夜景がとってもきれい(写真にとれなくて残念!)天井や壁は地元の手編みの籐のバスケットやお面で飾られていて、ソファー席があったり、バーカウンターがあったり、内装だけ見ていたらニューヨークだと思うかもしれない!心配だった食事も、これまたおいしい!前菜には小魚のフライ+タルタルソースとアボカドのサラダ、メインにはマッシュルームのクリームソースがかかった牛のステーキと、白身魚のブイヤベース的なお料理2種類(この魚はルワンダ西部のでっかい湖でとれるそうな)。サイドはバナナみたいな果物のフライ(フライドポテトみたいな)と白米としょうが炒飯。いやぁもうごはんにお魚が嫌いな日本人はいないでしょう~☆おなかとっても満足でした。

Wednesday, October 20, 2010

ルワンダ一日目

ルワンダ1日目はニックもお休みをとって、朝からのんびり。昨日は暗くてよく見えなかったけど、庭にはハイビスカスとかブーゲンビリアが咲きまくっていて沖縄っぽいなぁと思いきや、外は寒くて丘陵が美しいから志賀高原っぽいなぁと思ったり、ふと気づくとすごい派手な小鳥がとびまわってさえずっていて熱帯植物園っぽいなぁと思ったり、混乱(笑)今は雨季で涼しいらしく、多分20度ないんじゃない?セーターをはおります。

なんだかおいしいフレンチプレスのコーヒーを飲んでオートミールを食べてから、ドライブでキガリをぐるぐるしに行きます。といってもどうやらこのへんが中心地らしく、カフェだとか24時間営業のスーパーだとか映画「ホテルルワンダ」のホテルだとかが徒歩圏内。もちろん初日だから最高級のホテルとかレストランを回っているというのと、私の比較対照がインドの田舎だからというのがあるけれど、とにかく住みやすそう、というのが第一印象。歩いている人にじろじろ見つめられるわけでもないし、肉類はちゃんと元の形がわからない切れ端で売られているし、しょうゆもコチュジャンも売ってる!(興奮してコチュジャンはお買い上げ・笑)


あ、白人ひとり発見
車でキガリをぐるぐるしたのだけど、本当に文字通り四方八方丘に囲まれているもんだから、東西南北が全くつかめない。でも同時にメインの道路はみんな丘の上にあるから、どこに行っても眺めが最高!数年前に北インドのShimlaというヒマラヤのふもとに遊びに行ったけど、ちょっとそんなかんじかしら(ほめすぎ?)


ぐるぐるして疲れたのでおしゃれなホテルでランチ。最近できたばっかりだというThe Manorというホテル。Expatばっかりが食べているのかとおもいきや、パッと見で白人という外国人は皆無。普通にアメリカでみかけそうなチキンなんとかピザとコーラを頼んでお食事にしました。普通においしかった。



Tuesday, October 19, 2010

ルワンダ到着

滑走路に下りて徒歩で空港ターミナルに向かいます
2010年10月18日(火)ワシントンDCからブリュッセル経由でルワンダの首都キガリに向かいます。まずはユナイテッド7時間でベルギーのブリュッセルへ飛んで、そこからブリュッセル航空でキガリに飛びます。ブリュッセルはヨーロッパからキガリに直行できる唯一の空港。でももうすぐオランダのアムステルダムからも直行便が出るそうな。他はケニアのナイロビを経由しないといけないらしい。


初めてのアフリカだからドキドキ☆と思ってブリュッセルに到着すると、どうやらブリュッセル航空のアフリカ行き専門ターミナルがあるみたい。荷物のつまったリュックをしょってターミナル行きのバスを待つところにたどり着くと、なぜかそこは中国!すごい巻き舌で北京語をしゃべる労働者風のおにいちゃんたちがいっぱい。しかもみんなおいしそうなカップラーメンがつまった紙袋を持っている。


じーろじろ見られて困るなぁと思っていたところに、DCからの飛行機で後ろの席だったおじさんに再会。リュックに巨大なハードカバーのThousand Hillsというルワンダのカガメ大統領の伝記をつっこんでいたので「キガリに行くんだ、一緒だね」と声をかけられた。聞いてみると、奥さんが米国大使館に転勤になったので、半年前に赤ちゃんと一緒にキガリに引っ越したんだそう。主夫になるつもりだったけど、最近USAIDで働き始めたんだとか。


「ものすごくいいとこだよ、アフリカ初めてならこれ以上いい国はないよ」


自然は豊かだし、レストランは多いし、暮らしやすいよ、とおじさんは絶賛!しかもThings are more than just working、なんだそうで、開発の仕事をするにはこれ以上良い環境はないとのこと。私も計20時間のフライト中、前述の本をずっと読んでいておもしろそうだとは思っていたけど、実際にそう言われるとなんかとっても実感が沸いてくる。そういえばインドもバングラも(とくにバングラ)、誇張すると「この国最低、はやく帰りたい」という不満を漏らす援助関係者ばっかりに会っていたから、前向きなコメントはすごく印象◎


ブリュッセルからまた飛行機にのりこんで8時間…In-flightマガジンはエシカルファッションの特集があったり、アフリカ各都市の観光地がまとまっていたりして、すごく面白かった!乗り込んだ飛行機の最終目的地はウガンダのエンテベらしいのだけど、最初に着いたキガリでほとんどが降りたみたい。


キガリに着くともう夜7時過ぎ。空港の簡単な入国審査を通ると、審査のおにいちゃんに「ありがとー」といわれてちょっぴり感動。そんなに日本人いっぱいくるのかしら。荷物がでてくるまで果てしなく長くかかったけど、無事に巨大スーツケース2つ発見して、おうちに向かったのでした…やれやれ。