Tuesday, November 9, 2010

ニュングウェ国立公園

ギラクラのお茶畑をてくてく
 週末はルワンダ南西部にあるニュングウェ国立公園にキャンプに行ってきました。自家用車でキガリから3時間くらい、無数の丘を越えて到着したのはアフリカ最大の熱帯雨林!これまでのほぼ丸坊主で段々畑が連なる丘の景色とはずいぶん違って、うっそうと茂る濃い森、という感じ。

ルワンダの観光業は茶・コーヒーに次いで盛んな産業で、貴重な外貨獲得のチャンスのため、ニックの働くRDB(Rwanda Development Board=ルワンダ開発局)がこの国立公園の管轄をしています。というわけで、北部にあるゴリラ観光さながら、こちらの国立公園も外国人用に非常にきれいに整備されていて、案内所はぴかぴかの新品。チンパンジーのトラッキングからカノピーウォーク(地上から高さ60m位のところに設置された眺めのいい遊歩道)、各種ハイキングコース、キャンプ、ゲストハウス滞在などなどいろいろなメニューがあって、好きなものを選べます。USAIDが整備の支援をしたんだそうな(楽しいだろうねそんなODA…)。でもしっかり整備されている分、価格もそれなりにしっかりしている。ルワンダ人と、ルワンダ長期滞在者と、ピュアな外国人観光客との3種類の価格設定があって、この順序で値段が高くなっていきます。私とニックは長期滞在ビザだから、ちょっとお安め。
谷底の滝までハイキング

私とニックの選んだコースはハイキングコース3種類。広い国立公園だからガイドさんが必ず一人ついてきて案内してくれます。長い杖を頼りに、丘いっぱいに広がるお茶畑の間を歩いたり、熱帯雨林らしい湿ったコケの間をくぐったり、小川を渡ったり滝を見たり。やっぱり空気がきれいだわ~。小さいスミレが一面に咲いていたり、天然のベゴニアや蘭も咲いていた。その昔恐竜のえさだったというシダの木(?)もたくさん生えていて、なんだか異世界。このごろ運動不足の私も、ああ異世界…(汗)

でもこの国立公園で一番有名なのは、野生のチンパンジー。北部のマウンテンゴリラと同じく、トラッカーと呼ばれるチンパンジー追っかけ専門家がいるので、トラッキングコースを前もって予約すればチンパンジーを見にいくことができます。とはいえ私は森をかきわけ山を越えて見に行きたいほどチンパンジーに情熱がないので、今回はなし。しかし!!キャンプサイトで休憩していると、遠くで猿がごそごそ!やってきたのは黒くって長い尻尾で顔の周りにマフラーのように白い毛が生えたコロバスと呼ばれる(多分…)猿の一団。若い葉っぱを食べながら上手に木から木へ飛び移っている。大きいのから子供まで沢山見物できました。かわいい☆結局この猿には何度もお目にかかれて、他にもブルーモンキーと呼ばれるちょっと背中の青っぽい猿や、マンガビーと呼ばれる茶色っぽい猿も見れたのです。なんとラッキー!
こんなのいた(写真:ルワンダ大使館より)

鳥も負けずにすごいカラフルなのが沢山。羽が真っ赤で頭にひらひらがついた黒い鳥や、真っ黄色のカナリヤみたいなのとか、派手なハチドリがいっぱい飛んでいたので、持ってきた双眼鏡でじっくり観察。

新鮮な空気も吸えて、すごい自然に囲まれたぜいたくなキャンプでした。でもレセプションで統計を見たら、日本人観光客はまだ今年2人しかきていないとか。(アメリカ人、イギリス人、ベルギー人が多かった)みなさんどうです、ルワンダ?笑

どこ、どこにいるの猿と鳥

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