Friday, July 15, 2011

しばらくさよならルワンダ

ザンジバルの旅から帰って早々だけれど、今日の夕方東京に向かう飛行機にのりこみます。ドア→ドアで計算すると大体2日半くらいかかる悲惨な旅路なのだけど、エチオピアでお友達と夕飯をしたり、香港で「パンダホテル」という怪しげな名前のホテルに泊まったり、まぁ楽しいこともいっぱいなのでせいぜいエンジョイしてきます。

そんなわけでこのブログもしばらくお休みします。11月にはまたルワンダに復帰する予定でいるので、そのころにはまたどうぞよろしくお願いします。

ではまた!

豪華絢爛ホテル巡り?

シャンパン、でも飲めないんだなぁ私
 6泊7日のザンジバルの旅でしたが、世界遺産も海もおいしい魚介類も全部良かったのだけど、私が一番楽しんだのはホテル巡り。計4つの違うホテルに泊まってきました。

あんまり歩き回るのは疲れるし、どうせホテルに長い時間滞在するんだったら快適なところがいいねということで、いろいろ調べあげたあげく、直接連絡して問い合わせして見つけたよりすぐりの4ヶ所。高級ホテルじゃないけど、個性的なプチホテルばかりでした。

なにかいいことあるかなぁと思って、予約するときには必ず「結婚1周年記念なんです」と言っていたのだけど(だってそんなに嘘じゃない)、そしたら本当にウエルカムシャンパンなぞついてきたり、ベッドにハートだったり、素敵なサービスだったのでした。

ベビーがでてきたら、こんな優雅な旅行はきっとしばらくはできないんだろうから、今のうちにエンジョイということで。まったりとしたリラックスの旅でした。

青い海、白い砂浜

魚釣り用のボートが浮かぶ船
ストーンタウンを後にして、次に向かうのはザンジバル東部にある海辺の町。いくら海派じゃないとはいえ、やっぱり青い海と白いさらさらの砂浜ときたらうかれちゃうもんなのね。やっぱりとってもきれい。泊まったところは珊瑚の上にたっているかわいいバンガロー。見晴らしは最高!

すごく遠浅の海だから、潮がひいているときは1キロ先くらいまで散歩に行けて、そうじゃないときは溺れる心配なく泳げて、私にとっては最高のロケーション。貝殻をひろったり、ひとでとカニと遊んだり、はたまたカヤックにも乗ったり。もちろんプールでも泳いだし、海でも泳ぎました。

極めつけは人生初のスノーケリングに挑戦したこと。ストローのついたゴーグルみたいのをかぶって、足にひれをつけて泳ぎながら、海底の珊瑚や熱帯魚をみるやつです。ボートに乗ってちょっと遠くまででて、1時間ほどふよふよ泳ぎながらカラフルな熱帯魚と珊瑚をたくさん見てきました。妊娠8ヵ月半のおなかが浮きになったかどうかはちょっと自覚ないけれど、でも沈まなかったんだから偉いぞ自分。
フェリーでタンザニア本土から駆けつけてくれたクラスメイト

そしてとっておきは、タンザニア本土で働いている大学院の同級生、ナイジェリア人のオーインが遊びに来てくれたのです。会うのは3年前の卒業式以来!フェリーで2時間でつくところに住んでいるとはいえ、ザンジバルに来るのは初めてというオーイン。ほんの1泊しか一緒じゃなかったけど、久々に楽しいプチ同窓会なのでした。


Thursday, July 14, 2011

地元の暮らし、のぞき見

夕暮れ時に水浴びする地元の青年たち
アラブ風の石造り建物街、ストーンタウンを1日うろうろした後は、浜辺のカフェで夕日を眺めながらまったりお茶タイム(ニックはビールね)。

カフェは外国人観光客でにぎわっているのだけど、そのすぐそばでは地元の労働者がわっせわっせと巨大な荷を頭に乗せて、岸と浜辺に着岸しているフェリーを往復している。海では観光客が夕焼けの写真をとりまくっているのなんて気にかけることなく、地元の若者たちが水浴びをしている。

何が入っているのやら、大きな荷をかつぐ労働者
日が暮れた後は、海辺の公園が屋台に様変わり。串刺しになっているいろんな魚介類を選ぶと、その場でバーベキューにしてくれます。私はなんだか知らない名前の白身魚をいくつかと、山盛りのフライドポテトと、ザンジバル風のクレープをいただき。周りは観光客ばっかりかと思いきや、地元のファミリーもたくさん集って夕飯をしているみたい。私とニックも、頭から足まで黒いかぶりものをしたイスラムの女の子たちに囲まれて、サトウキビジュースをすすります。

ストーンタウンは世界遺産とはいえ、普通に今でも人が暮らして商売して学校にいっている町。だからこそ、コテコテの観光客用みたいな演出が少ないし、観光客と地元の暮らしとの距離がものすごく近くって、とってもおもしろいのです。

おいしそうな串刺しの魚介類が並ぶ屋台



Friday, July 8, 2011

世界遺産、ザンジバルのストーンタウン

迷路みたいな小道をくねくね…
アフリカは東海岸、タンザニアの東部のインド洋に浮かぶ小さい島がザンジバル。一般的に一番有名なのは青い海と白いさんご礁だけど、アラブ風の石造建築郡も2000年にユネスコ世界遺産に指定されているということで、あんまり海派じゃない私も気分はルンルン。

キガリからケニアの首都、ナイロビ経由で飛行機を乗り継いで、着いたのが昨日夜。石造りのアラブ風の建物に木の彫刻がほどこされたバルコニー、といういかにもアラビアンナイトちっくな建物がひしめきあうストーンタウンという街中に、今日明日は滞在しています。

ポルトガルやらアラブの王様やらの支配下にあった影響で、アフリカというよりはアラブな雰囲気たっぷり。異国情緒ばっちりです。今朝もさっそくお散歩にいってきました。さぁ午後はなにしよう。

ルワンダビジネス事情・最終回

10回の連載と決めて書いてきた「ルワンダビジネス事情」のコラムが今週で最終回を迎えました。ルワンダを出るタイミングとばっちりあって、ぱちぱちぱち。あまりうまくまとまってませんが、最後の記事はこちらです。

作文は好きでも得意でもないんですが、これを書くことではちゃめちゃな地元零細企業での勤務経験が頭の中で消化されてすっきりした感があります。そもそも「同級生」とか「同期」とか「同僚」とかいうまとまった団体に属さずに、このような1人で超・単独行動をするのは楽しいには楽しいんですが、課題や障害を分かり合って語り合えて一緒に取り組めるような仲間がいないから、1人で悶々としてしまうことが多いんです。でも今回はこれを書いて公開することで、その悶々度がちょっと減ったかな。

この連載を書く上で私がこだわったのは、「ビジネス」「民間セクター」「経済開発」のキーワード。開発援助やフェアトレード、震災支援や女性支援などのソフトな「国際協力」のイメージの強いウェブサイトでの掲載だったからこそ、逆に「支援が必要なかわいそうな貧しい途上国」の枠にはまらないルワンダの市場経済の一面を強調したい思いがありました。それが読者にどのくらい伝わったかはわからないけども、ちょっぴりでも伝わってたらいいな。

また近い将来にこんな作文の機会が巡ってくるかは今後の私の身の振り方次第でしょうが(笑)これからしばらくは〆切に追われない楽しい日々を送る予定です…

Thursday, July 7, 2011

タンザニアのザンジバルに行ってきます

振り返ればなんだかここのところ、毎日遊んでいるように見えるけれど、その通り毎日遊んでいるのだから仕方ない。これから1週間ほど、タンザニアにあるザンジバル(Zanzibar)という島に旅行にでかけてきます。ユネスコ世界遺産に指定されているアラブ風の白い建物群やエキゾチックなスパイス、白浜に青い海が有名なアフリカ有数のリゾート地です。

ニックの会社のルール上、休まないといけない日というのが決まっているんだけども、ルワンダにいても何もすることもないし、せっかく近い(といっても飛行機乗り継ぐけど)ところに住んでいるので、行くことにしました。結婚記念日もあと1ヶ月と迫っていることだし、早めの1周年記念旅行ということで。

ザンジバルで私が楽しみにしていること2つ。1つはスイミング。ルワンダでもジムの屋外プールで週に1回は泳いでいるんだけど、どうにも水温が冷たすぎるのが困る。ルワンダの気候がそもそもそんなに暑くないから仕方ないのだけど、妊娠中で体温が特に高い私にはあんまり心地よくないんです。でもザンジバルならきっと常夏のぽかぽかなはず!私は海水浴は嫌いなので、ホテルのプールでしっかり運動する予定です。

もう1つはシーフード。たこ、いか、えび、ロブスター、貝などなど、ルワンダで節約生活を営むわれらには全く縁がない海鮮ファミリーを、ここぞとばかりに頂いてこようと思っています。いってきまーす!

Wednesday, July 6, 2011

いよいよ妊娠後期!

先週から妊娠8ヶ月目に入って、妊娠後期と呼ばれるファイナル感ばっちりのステージに突入しています。週数で言えば今日で29週目。予定日までだいたいあと3ヶ月といったところ。

ルワンダで今年1月から通っていた病院とも今日の検診でお別れです。人気のあった産婦人科が突然閉鎖したり、たくさん患者さんを抱えていた先生が突然いなくなったり、スリル満点なキガリの状況下でも、私は良いルワンダ人の先生に一番最初から出会えて、スリルなしの妊婦生活が送れていました。尿検査も結局一回もしなかったし、内診もなかったし、最初から最後まで検診ペースは6週に1回だったのだけど、別に体調に何の問題もなかったので、きっとこれで良いんでしょう…。

体調は一向によく、特に血圧も高くなければ(今日は66-107だった)貧血もないし、腰痛もまだありません。おなかは徐々に大きくなって、今や間違いなくアンデスメロンを通り越してパパイヤ大になっていますが、未だマタニティー物品といえば譲っていただいたワンピースをたまに着ているくらい。さすがにジーンズは先週あたりから入らなくなりましたが、スカートやらワンピースやらレギンスやらで、まだ間に合っています。きっと東京に帰ったら、妊婦じゃなくたって暑いからジーンズなんて穿く気にならないだろうと思っているのだけど、どうだろう(笑)

理科実験室の天秤みたいなレトロなルワンダの体重計によると、体重は未だ4キロ程度しか増えていないらしいのだけど、きっと来週日本に帰っておいしいものを食べるまで母子共に食欲キープしているんでしょう。良い子だ…。

Tuesday, July 5, 2011

さぁナノはどこでしょう


答えは私もよくわかりません。5匹生まれた子犬のうち一番小さかったのがナノだと聞いているので、きっと他の4匹に埋もれて見えない1匹がナノなんじゃなかろうか。かわいかったんだなぁ、昔は。。。

Monday, July 4, 2011

ルワンダ初!「日本料理」やさん

「ジャパニーズ」…なのか?
ルワンダ在住の友人2人から「今通りで日本料理屋という看板を見たんだけど何か知ってる?」というメールがあったのが先週。何も知らなかったのでわざわざ見に行ったら、確かに見慣れない「ジャパニーズ・レストラン」の看板が!名前は「Sakae」。でも「栄」の文字より明らかに目立っているのはハングル文字。そう、きっとこれはおそらく韓国料理やさん。

日本人にしてみれば日本料理と韓国料理って全然違うじゃない、と突っ込みたくなるんですが、アメリカにはよくあるんです、「日韓料理やさん」。おそらく、日本料理(というかお寿司と鉄板焼き)がかなり普及しているのに対し、韓国料理がどんなものなのかあまりよく知らないアメリカ人が多いんでしょう。多くの韓国料理屋さんが日本料理の看板も掲げているようです。

こういうお店のオーナーは大抵は韓国人で、メニューにはお寿司、天ぷら、うどんといった基本的な和食から、プルコギ、スンドゥブといった韓国料理まで揃っているのが普通です。「日本料理やさん」となるとなぜか価格帯がぐーんとあがってしまうのだけど、そこに「韓国料理やさん」もくっつくと、ちょっと値段がお手ごろになるというのが私の仮説。でも和食でも韓国料理でもどっちでも選べるから、私は結構この「日韓料理屋さん」が好きなのです。

みんなでつっついた海鮮チジミ
まぁとにかくそんなレストランがルワンダに初めてできたということで、喜びいさんだ我ら外国人チーム10名程度(だって他に楽しいことないんだもん…)は早速夕飯を食べにGO。メニューはやっぱり日韓ミックスで、お寿司を頼む人もいればビビンパを頼む人もあり。

経営しているのはやっぱり韓国人のおじさんで、ケニアで有名な日本料理屋を営むお兄さんがいるんだそう。開店して今日が3日目なんだよーとうれしそうでした。

肝心のお味はというと…うーん。でもそもそも海も韓国も遠い遠いルワンダでお寿司やら海鮮チジミやらを出しているのだから、そこは仕方ない。開店3日目というのになかなかたくさん人が来ていたから、これからもぜひぜひがんばってほしいところです。

Sunday, July 3, 2011

生後10ヶ月、もう大人?

いろいろなバージョンの「ねぇあそんで。」

…というわけでもないらしい。ナノの最近のマイブームは、おもちゃを投げては取ってくるゲーム。誰が投げようと関係ないらしく、そしてそのゲームがどれだけ続こうとかまわないらしく、大興奮で拾いにいっては人の目の前にそれみよがしに置いて、一歩下がってまた投げてもらうのを待つ、というのを延々と繰り返しては楽しんでいる様子。最近はジャンプもうまくなったから、次はフリスビーに挑戦したいところ。

それにしてもこれ、毎日朝から晩まで遊んでも飽きないらしいからすごい。写真は一番右から、庭で「遊んで」とねだるナノ、裏庭でもねだるナノ、それでも遊んでもらえないと私がよく座っているベランダのイスまでおもちゃを運んできて「遊んでくれー」とねだるナノ。

そして下の写真は友人が撮ってくれたとっておきのアクション写真。引き伸ばして印刷して家の門にはったら泥棒もにげだす一枚です。

「番犬注意」

Saturday, July 2, 2011

暑い夏の日の午後は

こんなにお客さんが来てナノはもうしっぽ振りまくりでした…
連休で友達が続々と国境を越えてリゾートにでかけ、町が静まり返る中、おひまな私たちはアイスクリーム大会をおうちで開催することに。久々に太陽さんさんのいい天気だったので、みんなで庭の芝生でアイスを食べながらごーろごろ。

郊外の牧場で買ってきた牛乳を沸かして、クリームに分離して、バニラを入れて、アイスクリーム機に投入。今日のトッピングはみんな大好きオレオです。電動モーターもあるのだけど、今日はせっかくお子様も来ていたから、アイスクリーム機は手回し。みんな交代で20分ほどハンドルをぐるぐる。

他にも、鈴なりどころではなく豊作状態になっているナスを収穫したり、手づかみで大きくなったにんじんを掘ったり、興奮状態のナノと遊んだり。うちでできる簡単なことばかりだけど、娯楽施設も公園もないルワンダでは、こんなことが最高の楽しみなのです。

Friday, July 1, 2011

ルワンダでアメリカ独立記念日

子供向けの出店で子供向けの
景品をさらいまくって喜ぶ私
(オバマバッグは買ったけど)
7月4日はアメリカの独立記念日。アメリカであれば、みんなでバーベキューやら花火やら…というどんちゃんパーティーをする夏のたのしい1日(…と私は勝手にそう思っている)。実はこの日をひそかに楽しみにしていた私。なぜって、きっとルワンダのアメリカ大使館でそんなどんちゃんパーティーがあるに違いないから。そしてそれはきっと、ルワンダにいるアメリカ人しか招待されないプライベートパーティー。でもアメリカ人と結婚したんだから、私もきっと入れてもらえるはず!国際結婚をしたかいがあったというもんです。

こういう大使館主催の「その国の人だけ歓迎」パーティーはよくあるんだか知りませんが、記憶に新しいのがイギリス大使館主催のウィリアム王子結婚祝賀パーティー。ルワンダにいるイギリス人とそのパートナーだけが入れるパーティーで、イギリス人の友人がめかしこむなか、アメリカ人と日本人の我が家は寂しくテレビ鑑賞。気分はもちろん貧しいシンデレラです。中ではイギリスの伝統料理が振舞われたらしく、「ものすごくまずかった」という友人の体験談を聞いて、おなかのうらやましい虫がようやく収まった私。

でも思えばアメリカで5年暮らしたというのに、独立記念日に国内にいたのはたったの2度、しかもどちらも独立と縁もゆかりもないオレゴン州。独立記念パレードで有名なボストンに2年住んでいたというのに、夏はインターンやらなんやらでいつもアメリカにいなかったのでした。でもなぜかよく覚えているのは、インターン先の上海でアメリカ商工会議所が主催していた独立記念パーティー。中国人の友人と共に運営のお手伝いをしつつ、なぜかソンブレロをかぶってタコスを食べた記憶が…(それは果たしてアメリカなのかという突っ込みにはお答えできませんが)

そしてついにルワンダで行ってきました米国大使館主催の独立記念パーティー!大使館ということで、カメラも携帯もお預けで証拠は残念ながら何もないのだけど、輪投げやら射的やら楽しい出店があったり、バドワイザーにハンバーガーにブラウニーといったアメリカンな食べ物の屋台がでていたり、マクドナルドのおじさんみたいな派手なピエロがアメリカンな音楽にノリノリで踊っていたりと、私の期待にばっちりそった「夏祭り」的な楽しいパーティーだったのでした。ただ残念なのは、7月4日といえば花火というくらい独立記念日に花火はつきものなのに、多分ルワンダで花火は禁止だから、代わりに花火の映像を巨大スクリーンで流すというちょっと寒い演出がされていたこと。まぁ仕方ないけれど。

在外日本大使館でも日本人が日本を祝うパーティー、というのがあるのかは知りませんが、もしあったとしてもここまではっちゃけた(?)お祭り騒ぎにはならないんだろうなぁと、ふと思うのでした。