Monday, February 28, 2011

豪雨ハイキング

左2人のズボンは朝は白だったんだけど…
先週末はゴリラのいる北部の火山国立公園まで出向いて、ルワンダで2番目に高い山を登るハイキングの旅に出かけました。私は本格的な山登りは好きじゃないので、友達と暖炉のあるホテルで待機。

朝は快晴だったのに、運の悪いことに昼ごろになって2時間降り続くものすごい豪雨!!もともと標高の高いところなのだけど、まっ昼間なのに暖炉で火をたいても寒いほど気温も下がったり。全工程6時間の予定のハイキングだったのだけど、帰ってくる予定の1時を過ぎてもまだまだ気配なし。

結局ハイキングチームが帰ってきたのは4時ちょっと前。頂上に着いた途端、ひょうと豪雨が始まって、くるぶしまでつかる泥水の中を滑って転びながら下山したんだとか。怪我がなかったのは奇跡的!雨季に山登りなんてするもんじゃないね…

Saturday, February 19, 2011

ルワンダエイサーズ、メンバー募集

唐突ですが、ルワンダでエイサーをまた始めようと思います。なのでメンバー大募集中!!

アフリカだし、太鼓のリズムは結構うけるんじゃないかと思うのだけど、どうだろうか。残念ながら太鼓は持ってきていないので、しばらくはサラダボール(=太鼓)と絶え間なく生え続けるうちの畑のズッキーニ(=バチ)で代用かな。

久しぶりにエイサーが見たいと思った人(いや別にとか言わないで…)、画像はこちらからどうぞ。

Friday, February 18, 2011

サラダ菜最盛期

ナノと、マーセルさん力作のワイルドなナノよけフェンス
一気に一袋、サラダ菜の種をまいた私がバカなのかもしれないけど、今うちの家庭菜園ではサラダ菜収穫期まっさかり。そんなにごそごそ沢山食べられる野菜じゃないのに、生えるわ生えるわ…

写真右奥に茂っているのはズッキーニ。日本のズッキーニサイズで収穫したら、メラニー(お手伝いさん)に「もうちょっと待てばもっと大きくなるのに」ととがめられ、おばけサイズになってから収穫したらほめられた。でも大きいと大味なんだよメラニー…

次はほうれんそうオンパレードの予定です。

Thursday, February 17, 2011

途上国共通のいらいらの種

中国、バングラ、インド、ルワンダ、いろいろ住んでみて&働いてみてやはり思うのは、日常のいらいらの原因はどこも同じだということ。なんといっても、時間やスケジュールに対する責任感が弱い。弱すぎる。

来週屋根の雨漏りを修理しにくると約束した家主が3ヶ月音信不通だったり(←おかげでまだ屋内時々雨天なり)、ぜひすぐにでもうちで働いて欲しいと言ったお役人から次の面談を2ヶ月延期されたり(←おかげでまだ就職活動中)、5分のプレゼンを任されたビジネスマンが45分間しゃべり続けたり(←おかげでニックの上司はカンカン)。「今すぐ要返信」というビジネスメールに返信が1週間以上ない、電気会社に修理依頼の電話をかけたのにその後永久に音沙汰がない、そんなのが日常。


例えば今日のランチ。昨日早朝、仕事の話をしているお役人からメールがあって「今日一緒にランチして話し合いましょう」という。即効どこで何時がいいかメールで返信したものの、午後になっても反応なし。午後1時半になってようやく携帯メールに「やっぱり明日にして」と。じゃあ明日はどこで何時がいいの、と早速メールするものの、また返信なし。そしてようやく今日の12時半になって携帯に「1時15分にカフェで」との連絡が。言われた時間に行ってみると、また携帯に「15分遅れる」と。で、もちろん結局現れたのはそのまた15分後。でもこれも普通。


一番イライラするのは、こういう風に約束がのびのびにされても、それを我慢しないと最終的に必要なものにたどりつかないこと。雨漏りの修理だって、作業自体は大したことはないはずなのに、それにたどり着くまでが一苦労。仕事の例でいえば、なんでもないチームミーティングでも全員が必要な作業を揃えて実のある会議をするには、事前に相当な苦労をする。でもこの苦労なしには、修理もミーティングもそもそも起こらない。いっそ、修理もミーティングも絶対できない!と分かっていれば、いらいらしないですむのに。


一般的に「国際開発」の仕事というと、国連や国際NGOなんかの華やかしい舞台で、ばりばり仕事をこなすイメージがあるけれど(少なくとも昔私はそう思っていた)、実際は180度逆で、ほとんどが日本やアメリカでは毎日誰もがしている基本的なことをコツコツこなす、むちゃくちゃ地味な仕事だと思う。専門分野や程度は違えど、この業界の人はみんな、メールが来たら返信する、質問されたら答える、約束の時間を守る、とかそういう基本的なことを自分で実践しつつ他の人にも実践させる、という仕事をどこかでしている。みんなちょびっとずつイライラしながら・笑

Wednesday, February 16, 2011

日常の知恵

ちょっとおもしろい食生活@ルワンダの知恵、紹介。

キガリ郊外の景色。ルワンダは基本どこも田舎です。
ルワンダで買えて日本米に一番近いお米は、お隣タンザニアから輸入されている「タンザニアNO.1」。1キロ当たり800フラン(5キロで800円程度)なり。日本と同じ短いお米の品種で、安い割には冷めてもなかなかおいしいから、うちでも愛用!ちなみに、「タンザニアNO.2」というのもあって、こちらは1キロ当たり500フラン(5キロで500円)。同じお米の品種なのだけど、精製とゴミの混ざり具合がNo.1よりかなり雑になるので、割安になっています。おそらく多くのルワンダ一般家庭がこのNo.2を食べていると推測されるので、大きな声ではいえませんが、うちの犬はNo.2が主食です…

「片栗粉」というのは、日本では一体そもそも何から作られているんだか知りませんが(本当にカタクリの粉??)、ルワンダでは"Maize Flour"=「とうもろこし粉」というので代用しています。アメリカでは"Potato Starch"=「ジャガイモでんぷん」を使っていたんですが、こちらではでんぷんらしき粉は全く見つからずに困っていたら、日本人の奥さんがとうもろこし粉の存在を教えてくれました。とうもろこしの粉といっても、別にとうもろこしの味はしないし、黄色いわけでもないし、見た目も使った感じも日本の片栗粉と同じ。面白い発見。

肉やさんには、大抵牛肉、鶏肉、豚肉、ハムやソーセージなどがそろっています。でも日本のように骨なしで部位に分けられて売られているわけではなく、ほとんどが骨付きの大きい切り身で売られています。牛だったら、大きい背骨が真ん中に輪切りに入っていたり、カルビのようにあばら骨が入っていたりと、かなりワイルドな形態で売られています。鶏だったら、大抵はむね又はもも(どちらも骨付き)の選択肢しかありません。地元の市場の肉屋さんなんかにいくと、やぎや羊、うさぎなどが比較的安く売られています。ちなみにルワンダには海がないので、魚は大抵冷凍の輸入物(ティラピアが一番一般的)か、西部の湖でとれる小魚の干したもの(にぼしみたいなの)しかありません。高級輸入食材やさんにいけば、冷凍えびとかいかとかも買えるけどね。

Tuesday, February 15, 2011

ニャマランボを歩く

ニャマランボ商店街、入り口
キガリの中でもちょっとおもしろい地域がこのニャマランボ。街の中心地のある丘を越えてすぐ裏のところにある。丘をひとつ越えるだけで、市内とはがらっと雰囲気が変わるのがおもしろい。

左は日用雑貨店、右は男性洋品店
イスラム教の人が多く住んでいて大きなモスクがあるこのニャマランボ(Nyamiranbo)と呼ばれる地域。うちの夜間ガードさんもここに住んでいるし、イメージとしては一般庶民のベッドタウンというところ。車の通る道路沿いにはカラフルな商店が立ち並び、一本奥を入るとすぐに民家がところせましと連なっている。

目立つのは、道路沿いに連なるカラフルで一軒一軒ユニークなお店!コンクリにトタン屋根の平屋で、同じくらいの広さのお店が単調に並んでいるんだけど、どれひとつ同じ塗装はされていない。洋服やさんだったら洋服の絵、ヘアサロンだったらおしゃれなヘアスタイル、果物やさんだったら果物の絵、という感じでペンキアートが各店頭にされている。字が読めない人でも、何やさんかわかるように、という配慮(?)なんでしょうきっと。

隣の店よりとにかく目立つように!と争っているように、どこの店の色使いもカラフル!背後に迫る赤茶色の壁に赤茶色のトタンという平坦な色調の民家と良いコントラストで、とってもアフリカっぽい。区画整理や道路の舗装が比較的きっちりされているキガリ市内(というか、汚いものはばっちり目隠しがされている、と言った感じ)と比べると、生活感が漂ってちょっと落ち着くところなのでした。

Monday, February 14, 2011

ハッピーバレンタインデー

マカデミア&レーズン入り
今日はバレンタインデー。外国人がたくさんいるからなのか、もちろんキガリでもお祝いされている。

日本ではチョコレートメーカーが大分頑張っているからか、バレンタインといえば女性が男性にチョコレートを送る日になっているけれど、他の国では一般的に「カップルの日」で、カップルがディナーを食べにちょっと豪華なレストランに行くのが多分一般的。女性が男性に物を贈る、という習慣もなく、あるとしたら逆に男性が女性に花やチョコレートを送る方が普通。

ルワンダでも、スーパーにはバレンタイン用のきらびやかなパッケージの輸入チョコレートが陳列されていたり、レストランは今夜はどこもかしこも「バレンタイン特別ディナーコース」を用意している。きっと赤いバラが飾られていたり、ハート型のデザートがでてきたりするんじゃないかな。

でも私はそういう商業主義のマーケティング戦略にはのりたくない、というひねくれ物なので、今日は意地でも何もしない予定。…だったんだけど、それじゃあちょっと寂しいから、結局昨日ガトーショコラを焼いた(笑)日本風に、例えばいつもお世話になっている庭師のおじさんにあげようかなとも思うんだけど、なんせここでは今日は「カップルの日」なわけだから、「義理チョコ」なんていう風習もないわけで、誤解しちゃったらかわいそうだから、ニックと2人で食べることにします。ぐふふ。

Sunday, February 13, 2011

携帯充電やさん

計15台、現在充電中!!
地元の市場や田舎の雑貨屋さんでよくみかけるこれ。携帯電話の充電やさんです。

ルワンダでは、人口の9割以上が電気のないところで暮らしています。首都のキガリで見る街頭や、ホテル・レストランの照明や、ネオンの光る広告などは、ほんの一部のこと。電気の通っているところでも、6時間以上の停電は日常茶飯事。比較的裕福な家庭やホテル、レストランやビジネスなどでは、充電器又は発電機を備え付けて停電に備えています。(うちはどちらもないのでろうそくですが)

でもルワンダに限らず、どこの途上国でも今は携帯電話を持つ人が爆発的に増えています。通信会社が発達して通話料が安くなったこと、プリペイド式なのでいつでもどこでも簡単に「通話時間」を買えること、識字率の低い田舎では通話が主なコミュニケーションの手段なこと、などの理由で、どんな途上国の田舎でも携帯電話を見かける時代になったのです。

電気が通っていないのに、携帯電話はどうやって充電するの…?の答えがこの写真の携帯充電やさん。電気が通っているお店などで、コンセントをものすごいたこ足にして、小額で携帯を充電させてくれるんです。おもしろいでしょ。

Wednesday, February 9, 2011

ひまな時には

 就職活動も終盤、あとはルワンダ政府の対応を待つのみ…という状態がここ2ヶ月ほど続いています。途上国も、先進国も、程度は違えどお役所の対応が遅いのはどこも同じ。ルワンダの場合、中央省庁で働く国家公務員でも「○○日にこれを発表します」とか「△△日までに返事をします」とかいう言葉は、95%の確率で信用できない。ほぼ確実に期限は守られない。

家庭菜園のにんじん入りシチュー
いらいらいら。

でもまぁこういう国ですから、仕方がない。適度にせっついて、健闘を祈るのみ。そういえば、インドで働いたときは、住んでいた町役場で「外国人登録」というのをすませるのに、文字通り朝から晩まで役場の中庭でぼーっとするより他なかったことがある。アメリカでも、免許更新(私の場合は仮免許だったけど)するのに半日はかかる。そう考えると日本のお役所はまだましなほうか?

とにかく、ただ待ってるだけなので毎日ひまなのです。日本の仕事は続けていますが、パートタイムなので1日の半分は自由時間なのです。さぁこの時間をどのように有効活用するか!読書とか、家庭菜園を耕すとか、フランス語を勉強するとか(←いやこれは嘘か)、いろいろやってみる。

そして今週のマイブーム(死語?)は凝った料理!これまでに作ったのは小麦粉から作る手打ちうどん、赤ワインから作る本格的ビーフシチュー、初めて作ったユーリンチー、牛ひき肉のたっぷり入ったコロッケなどなど。

年越しからずいぶんたったけど、うどん
日本のように冷凍うどんとか、シチューのルーとか、骨なしの鶏肉の切り身とか、袋に入ったパン粉とか、便利な品がルワンダでは手に入らないから、食べたいときはかなり気合を入れて料理しないといけなくって、とってもめんどくさい。でも誰かが作らないと食べたいものが食べられない。料理は決して好きじゃないけども、自分が食べたいから作るっきゃない。で、作ってみたら案外楽しかったりして☆

でもおそらく長くは続かない、この料理病。その気になっている今のうちに、おいしいものを食べためておこう…

Sunday, February 6, 2011

にんじん準備中

にんじん、ナノサイズ
赤ワインの残りでビーフシチューを作ろうと思ったのだけど、レシピにのっている「にんじん1本」と「パセリの茎2本」がうちにない!しょうがないから、裏庭の家庭菜園にはえているにんじんをひっこぬいて使うことに。パセリの茎もにんじんの茎も似たようなもんでしょ、きっと。

葉っぱはふさふさで立派だから、そろそろ食べごろかと思っていたら大間違い。情けないひょろひょろのにんじんがお目見え…かわいそうだから、3本だけとってあとはそっとしておいた。

やっぱり明日肥料買ってこよう。

Saturday, February 5, 2011

キガリ経済特区(予定)

入り口は道路の舗装も看板も旗もばっちり
 今週の金曜は選挙の日だったので、なんと会社はお休み!そして極めつけに、どのお店も午前中は休業!そんなことを知らずに、のんきに普通の連休気分で買い物に出かけたら、街が死んだように静まり返っていた。日本もこうすれば、投票率あがるんじゃないか。

こんな事態になるとは予想もしていなかったので、やることがまったくない…。というわけで、ニックが今仕事で携わっているルワンダの特別経済地域、よく言う「経済特区」というものの建設現場を視察(観光とも言う)に行って来ました。

途上国ならおそらくどの国にもあるこの「経済特区」。国によって詳細は違うけど、要は電気、上下水道、道路などのインフラがばっちり整っている工業用の土地で、関税がかからなかったり安くなったりする特別な地域のこと。こういうのを作ると、海外からの投資を誘致しやすくなったり、国内の輸出入を促進できたりするんです。税金安いからうちの国で工場建ててよー、と。

ルワンダのお隣のウガンダにも、ケニアにも、小国のブルンジにもあるのに、ルワンダの経済特区はまだまだ建設中。キガリ市内からちょっと離れた、空港からほど近いところに建てられているので、都心のような建物や目立つ商業施設は見当たらず、ただただ田舎風の大草原が広がるところ。まだ道路以外何にもできていないので、工業用地というよりはなんだか緑豊かな丘を横切るドライブウェイ、という印象…。道路の舗装やゴミ処理場や貯水タンクなども、まだまだ建設中。舗装された道路に立つルワンダの国旗の色をした新品ピカピカの街灯だけが、とってもまぶしい。
でも中はまだ何もない…

こんなところをドライブしていてちょっと思い出したのは、私が小学生のころ、レインボーブリッジが完成したばかりの時に行ったお台場の風景。オリンピックだか万博だかの誘致に失敗したばかりで、用途が決まっていないだだっぴろーい空き地がただただ広がっていた。あれから何年たったんだか知らないけど、今では遊園地もテレビ局もショッピングモールも会議場もできて、すごい商業地帯と化している。

さぁキガリもあと10年後にはお台場になるか。

Friday, February 4, 2011

郵便局、いろいろ

関係ないけど、うちのズッキーニ
住所はどこですか、と最近良く人に聞かれるのですが、実際ルワンダに住所というものはありません。どこに住んでいますか、といわれれば「インド料理屋カナカザナの隣」と答えますが、実際に「何丁目何番地」とかという住所は存在しません。都市の名前(例えばキガリ)と町の名前(私のいるのはキヨブというところです)はありますが、それでおしまい。

つまり、みんなおうちに郵便受けなんてものは持っていないし、手紙なんか届かないし、郵便配達のおじさんなんてどこにもいないんです。でも郵便局はある。

みんなどうしているかというと、郵便局に自分の郵便だけが配達される私書箱を持っているんです。郵便局は配達してくれないけど、自分で取りに行くシステムなんです。郵便配達がないなんて、なんていう怠惰な郵便局なんだ!!!

というわけで、私の住所は「私書箱564、キガリ、ルワンダ」といういたって簡単なものになっています。でもご心配なく、日本からだったら、運がよければ2週間程度で届くようです。今年の運勢を占いたいあなた、ぜひご利用ください。

Thursday, February 3, 2011

ルワンダのインド人

中国人ときたら、やっぱり次はルワンダにいるインド人について語らないわけにはいかない(笑)主に集団で建築業を請け負う中国人とは異なり、主に家族中心の個人商業を営むインド人。中国人同様に、ルワンダを含む世界各国で活躍しています。

例えば、Texrwaという、ルワンダ最大の繊維工場の社長さんはインド人。私の家の隣にあって食卓ピンチの時にいつもお世話になるインド料理やさんの経営者もインド人。ルワンダで中華料理やさん以上に数の多いインド料理やさんは、間違いなく経営者はみなインド人。インドのスパイスやジャスミン米、サモサなどを売るインド雑貨店も、インド人一家が経営している。みんなどれも、ビジネス!

イギリスやアメリカで教育を受けたインド人やインド系の人たちで、保健医療関連のコミュニティーワーカーなどとしてルワンダで働いている人も多くいます。インドで働いた経験や知識がきっと、ルワンダで適用できるんでしょう。このグループはみんな頭がきれる、高学歴。

1つ面白いのは、インドやパキスタン、バングラデシュなどでみかける「サルワーカミーズ」とか「パンジャブドレス」とか呼ばれるインド服が、どうやらルワンダ人の間で流行っているらしい!ゆったりしたもんぺのようなズボンに、腰まで隠れる長いチュニックに、胸を隠すためのスカーフを肩にかけるスタイルなのだけど、このスカーフがないバージョンを着ているルワンダ人を町で結構見かける。若い女の子ではなく、中年のおばさんがよく着ているのだけど、体型もカバーできているし、派手なインド風の色や柄が良く似合っている。

ということは、ルワンダ人のインドのイメージは「おしゃれ」なんだろうか。そうだったらすごい。

Wednesday, February 2, 2011

ルワンダの中国人

明日は中国の旧正月!というわけで、お祝いに今日はルワンダにいる中国人について書こうと思います。

中国人、ルワンダにはとても沢山います。おそらくこれはルワンダに限ったことではなく、アフリカ全土に(っていうか世界各地か…)沢山いるのだと思われます。何をしているかって、みな建設業関連。かなりの数の道路の舗装や高層ビル、ホテル等の建築業務を政府や私企業から請け負っていて、実際に土を掘って働くのは現地労働者ですが、それを監督しているのはいつも必ず中国人です。

でも日本でイメージするような建築業の労働者とは、ちょっと違うかな。長靴に制服を着てヘルメットをかぶって…という感じではなく、大抵ランニングシャツに綿ズポンにビーチサンダル、頭にはすげがさといういでたち。ルワンダ人労働者を数十人監督しているみたいなのだけど、一体何語でコミュニケーションをとっているのかは、はて疑問。

おそらくこういった多くの中国人労働者は、単身赴任で出稼ぎに来ているんでしょう。中国語の看板がかけられ、高い塀に囲まれた不思議な敷地がいくつかキガリ市内にあるんですが、想像するにこういうところで集団で暮らしているのだと思います。中には家族同伴で暮らしている人もいるのかもしれませんが、少数なんじゃないかな(豆腐を作って売っているおばさんはこの1例でしょう)。

おかげ様で、中国料理やさんはキガリにもたくさんあります。暗くていかにも汚い感じの一般食堂から、日本でも人気の火鍋をやっているところ、英語メニューもあって西欧人も通うようなところまで、いろいろ。中国人が経営する大きな雑貨やさんもあり、中国製のプラスチック製品なら大抵なんでも揃います。即席ラーメンや干ししいたけ、醤油、ザーサイなんてものも買えるので、とっても助かっています。

ただ1つだけ困ることと言えば、どこにいっても「チャイナ、チャイナ」とひやかされること。ルワンダの人たちはあまり中国人にいい印象を持っていないのか、黄色人種を見かけると指をさしてからかう。白人が「ムズング(外国人)」と呼ばれて一目置かれる対象(又はお金をせびる対象)になるのに対して、私はちょっと違う扱い。アジアの途上国では大抵、私はパッと見日本人=お金持ち、として扱われていたから、ここでのルワンダの人たちの反応にはちょっとびっくり。困りものです。

Tuesday, February 1, 2011

ついにルワンダでも、踊る

昨日はついにバレエ・ルワンダのおとなバレエ教室に行ってきました!

このバレエ・ルワンダ、主な対象はこどもバレエ教室。ルワンダに駐在する外国人の子供達が主に通っているようだけど、中にはヒップホップなんていう地元の子供達中心のクラスもあるみたい。夜の時間帯には、大人向けのジャズダンスやヒップホップのクラスも提供している。始めたのは元バレリーナ志望のアメリカ人女性。隣人が仕事の関係でルワンダに赴任したのをきっかけに、自分もルワンダに行ってバレエ教室を開きたいと考えたのだとか。

教室の住所は住宅地のど真ん中。はてさてどんなところかと楽しみに出かけてみる。もちろん、東京のバレエスタジオのレベルは期待していないけれど、せめて鏡とまともな床くらいはあってほしいもの…。

たどり着いてみるとそこは普通のおうち。長方形のリビングルームから家具が除かれて、壁にはバー(というか乾いた竹の棒)がくっついている。床はつるつるのタイル張りで、もちろん鏡なんてない。先生も「元バレリーナ志望」の「アメリカ人」という私のイメージからはかなり離れた感じの若い女性で、バレエシューズも履いていないし、キャミソールにジーンズのマイクロパンツに素足といういでたち。ん???と思いつつも、続々と10人ほど運動着姿の外国人女性が現れ、レッスン開始。

ストレッチから始まって、バー、センター…と流れは普通のバレエ教室なのだけど、びっくりしたのは音楽。ヒップホップ?テクノ?なんていうんだろうこのポップな電子音???世界中どこにいっても一般的なバレエのクラスはクラシックの音楽だと思うのだけど、やっぱりアフリカだからなのか、スローなアダージョも、3拍子のはずのワルツステップも、ここではアップビートなヒップホップの音楽と共に。

うーん…なんかとっても違う。。。

一応運動できたから、爽快感があるかと思った私が間違っていました。これほど後味の悪いバレエクラスは人生初…!生徒さんのほとんどが全くの初心者ということを考えると、こんな教え方で本当にいいのかとすごーく、すごーく心配になってしまう。やっぱり、アフリカでバレエは難しいっていうことか。

「ウムガンダ」とナノ兄弟

ルワンダでは、各月の最終土曜日に「ウムガンダ」と呼ばれる行事が行われます。これ、日本で言う「町内会お掃除デー」というところ。「ウムガンダ」の土曜午前中はどのお店も閉まり、人々はみな町内会ごとに集まって、地元の道ばたや共有スペースのお掃除をします。国民は全員参加必須な行事なので、この「ウムガンダ」の時間帯は街にはバイクタクシーのお兄ちゃんもいないし、車のとおりも全くなくなって、死んだように静かで平和な時間となります。

他のアフリカの国から来る人たちが必ず言うのは「ルワンダはすごく街がきれい」ということ。美しい、というのじゃなくて、ゴミが落ちていないしきちんと清掃がされている、という意味での「きれい」。清掃おばさんが雇われていつもお掃除しているから、というのもあるけれど、毎月ある「ウムガンダ」も理由のひとつだと思われる。近所のひとたちと共同作業、というのも、きっとジェノサイドの爪あとが深い地域では意味のあることなんだと思う。

ルートの飼い主はニックの友達のニックです
とはいえ、外国人の私達はまだ「ウムガンダ」参加経験なし(笑)手伝いに行こうとしたのに外国人だからと断られたという友達はいるものの、無事に自分も一緒に掃除した!という外国人にはまだめぐり合えていない。一度会ってコツを聞いてみたいところ…。

その「ウムガンダ」が明けた土曜午後、ナノのお兄さん「ルート」とお散歩に行きました。(ちなみに、名付け親はIT関連の仕事をしている人たちだったため、兄弟はみなこういう妙な名前になっています)正面から見ると似ているけど、ルートの方が大きいし黒っぽくてビーグル犬のようないでたちをしています。平和に一緒にじゃれあって散歩していたところをみると、さすが兄弟。