入り口は道路の舗装も看板も旗もばっちり |
こんな事態になるとは予想もしていなかったので、やることがまったくない…。というわけで、ニックが今仕事で携わっているルワンダの特別経済地域、よく言う「経済特区」というものの建設現場を視察(観光とも言う)に行って来ました。
途上国ならおそらくどの国にもあるこの「経済特区」。国によって詳細は違うけど、要は電気、上下水道、道路などのインフラがばっちり整っている工業用の土地で、関税がかからなかったり安くなったりする特別な地域のこと。こういうのを作ると、海外からの投資を誘致しやすくなったり、国内の輸出入を促進できたりするんです。税金安いからうちの国で工場建ててよー、と。
ルワンダのお隣のウガンダにも、ケニアにも、小国のブルンジにもあるのに、ルワンダの経済特区はまだまだ建設中。キガリ市内からちょっと離れた、空港からほど近いところに建てられているので、都心のような建物や目立つ商業施設は見当たらず、ただただ田舎風の大草原が広がるところ。まだ道路以外何にもできていないので、工業用地というよりはなんだか緑豊かな丘を横切るドライブウェイ、という印象…。道路の舗装やゴミ処理場や貯水タンクなども、まだまだ建設中。舗装された道路に立つルワンダの国旗の色をした新品ピカピカの街灯だけが、とってもまぶしい。
でも中はまだ何もない… |
こんなところをドライブしていてちょっと思い出したのは、私が小学生のころ、レインボーブリッジが完成したばかりの時に行ったお台場の風景。オリンピックだか万博だかの誘致に失敗したばかりで、用途が決まっていないだだっぴろーい空き地がただただ広がっていた。あれから何年たったんだか知らないけど、今では遊園地もテレビ局もショッピングモールも会議場もできて、すごい商業地帯と化している。
さぁキガリもあと10年後にはお台場になるか。
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