Friday, July 15, 2011

しばらくさよならルワンダ

ザンジバルの旅から帰って早々だけれど、今日の夕方東京に向かう飛行機にのりこみます。ドア→ドアで計算すると大体2日半くらいかかる悲惨な旅路なのだけど、エチオピアでお友達と夕飯をしたり、香港で「パンダホテル」という怪しげな名前のホテルに泊まったり、まぁ楽しいこともいっぱいなのでせいぜいエンジョイしてきます。

そんなわけでこのブログもしばらくお休みします。11月にはまたルワンダに復帰する予定でいるので、そのころにはまたどうぞよろしくお願いします。

ではまた!

豪華絢爛ホテル巡り?

シャンパン、でも飲めないんだなぁ私
 6泊7日のザンジバルの旅でしたが、世界遺産も海もおいしい魚介類も全部良かったのだけど、私が一番楽しんだのはホテル巡り。計4つの違うホテルに泊まってきました。

あんまり歩き回るのは疲れるし、どうせホテルに長い時間滞在するんだったら快適なところがいいねということで、いろいろ調べあげたあげく、直接連絡して問い合わせして見つけたよりすぐりの4ヶ所。高級ホテルじゃないけど、個性的なプチホテルばかりでした。

なにかいいことあるかなぁと思って、予約するときには必ず「結婚1周年記念なんです」と言っていたのだけど(だってそんなに嘘じゃない)、そしたら本当にウエルカムシャンパンなぞついてきたり、ベッドにハートだったり、素敵なサービスだったのでした。

ベビーがでてきたら、こんな優雅な旅行はきっとしばらくはできないんだろうから、今のうちにエンジョイということで。まったりとしたリラックスの旅でした。

青い海、白い砂浜

魚釣り用のボートが浮かぶ船
ストーンタウンを後にして、次に向かうのはザンジバル東部にある海辺の町。いくら海派じゃないとはいえ、やっぱり青い海と白いさらさらの砂浜ときたらうかれちゃうもんなのね。やっぱりとってもきれい。泊まったところは珊瑚の上にたっているかわいいバンガロー。見晴らしは最高!

すごく遠浅の海だから、潮がひいているときは1キロ先くらいまで散歩に行けて、そうじゃないときは溺れる心配なく泳げて、私にとっては最高のロケーション。貝殻をひろったり、ひとでとカニと遊んだり、はたまたカヤックにも乗ったり。もちろんプールでも泳いだし、海でも泳ぎました。

極めつけは人生初のスノーケリングに挑戦したこと。ストローのついたゴーグルみたいのをかぶって、足にひれをつけて泳ぎながら、海底の珊瑚や熱帯魚をみるやつです。ボートに乗ってちょっと遠くまででて、1時間ほどふよふよ泳ぎながらカラフルな熱帯魚と珊瑚をたくさん見てきました。妊娠8ヵ月半のおなかが浮きになったかどうかはちょっと自覚ないけれど、でも沈まなかったんだから偉いぞ自分。
フェリーでタンザニア本土から駆けつけてくれたクラスメイト

そしてとっておきは、タンザニア本土で働いている大学院の同級生、ナイジェリア人のオーインが遊びに来てくれたのです。会うのは3年前の卒業式以来!フェリーで2時間でつくところに住んでいるとはいえ、ザンジバルに来るのは初めてというオーイン。ほんの1泊しか一緒じゃなかったけど、久々に楽しいプチ同窓会なのでした。


Thursday, July 14, 2011

地元の暮らし、のぞき見

夕暮れ時に水浴びする地元の青年たち
アラブ風の石造り建物街、ストーンタウンを1日うろうろした後は、浜辺のカフェで夕日を眺めながらまったりお茶タイム(ニックはビールね)。

カフェは外国人観光客でにぎわっているのだけど、そのすぐそばでは地元の労働者がわっせわっせと巨大な荷を頭に乗せて、岸と浜辺に着岸しているフェリーを往復している。海では観光客が夕焼けの写真をとりまくっているのなんて気にかけることなく、地元の若者たちが水浴びをしている。

何が入っているのやら、大きな荷をかつぐ労働者
日が暮れた後は、海辺の公園が屋台に様変わり。串刺しになっているいろんな魚介類を選ぶと、その場でバーベキューにしてくれます。私はなんだか知らない名前の白身魚をいくつかと、山盛りのフライドポテトと、ザンジバル風のクレープをいただき。周りは観光客ばっかりかと思いきや、地元のファミリーもたくさん集って夕飯をしているみたい。私とニックも、頭から足まで黒いかぶりものをしたイスラムの女の子たちに囲まれて、サトウキビジュースをすすります。

ストーンタウンは世界遺産とはいえ、普通に今でも人が暮らして商売して学校にいっている町。だからこそ、コテコテの観光客用みたいな演出が少ないし、観光客と地元の暮らしとの距離がものすごく近くって、とってもおもしろいのです。

おいしそうな串刺しの魚介類が並ぶ屋台



Friday, July 8, 2011

世界遺産、ザンジバルのストーンタウン

迷路みたいな小道をくねくね…
アフリカは東海岸、タンザニアの東部のインド洋に浮かぶ小さい島がザンジバル。一般的に一番有名なのは青い海と白いさんご礁だけど、アラブ風の石造建築郡も2000年にユネスコ世界遺産に指定されているということで、あんまり海派じゃない私も気分はルンルン。

キガリからケニアの首都、ナイロビ経由で飛行機を乗り継いで、着いたのが昨日夜。石造りのアラブ風の建物に木の彫刻がほどこされたバルコニー、といういかにもアラビアンナイトちっくな建物がひしめきあうストーンタウンという街中に、今日明日は滞在しています。

ポルトガルやらアラブの王様やらの支配下にあった影響で、アフリカというよりはアラブな雰囲気たっぷり。異国情緒ばっちりです。今朝もさっそくお散歩にいってきました。さぁ午後はなにしよう。

ルワンダビジネス事情・最終回

10回の連載と決めて書いてきた「ルワンダビジネス事情」のコラムが今週で最終回を迎えました。ルワンダを出るタイミングとばっちりあって、ぱちぱちぱち。あまりうまくまとまってませんが、最後の記事はこちらです。

作文は好きでも得意でもないんですが、これを書くことではちゃめちゃな地元零細企業での勤務経験が頭の中で消化されてすっきりした感があります。そもそも「同級生」とか「同期」とか「同僚」とかいうまとまった団体に属さずに、このような1人で超・単独行動をするのは楽しいには楽しいんですが、課題や障害を分かり合って語り合えて一緒に取り組めるような仲間がいないから、1人で悶々としてしまうことが多いんです。でも今回はこれを書いて公開することで、その悶々度がちょっと減ったかな。

この連載を書く上で私がこだわったのは、「ビジネス」「民間セクター」「経済開発」のキーワード。開発援助やフェアトレード、震災支援や女性支援などのソフトな「国際協力」のイメージの強いウェブサイトでの掲載だったからこそ、逆に「支援が必要なかわいそうな貧しい途上国」の枠にはまらないルワンダの市場経済の一面を強調したい思いがありました。それが読者にどのくらい伝わったかはわからないけども、ちょっぴりでも伝わってたらいいな。

また近い将来にこんな作文の機会が巡ってくるかは今後の私の身の振り方次第でしょうが(笑)これからしばらくは〆切に追われない楽しい日々を送る予定です…

Thursday, July 7, 2011

タンザニアのザンジバルに行ってきます

振り返ればなんだかここのところ、毎日遊んでいるように見えるけれど、その通り毎日遊んでいるのだから仕方ない。これから1週間ほど、タンザニアにあるザンジバル(Zanzibar)という島に旅行にでかけてきます。ユネスコ世界遺産に指定されているアラブ風の白い建物群やエキゾチックなスパイス、白浜に青い海が有名なアフリカ有数のリゾート地です。

ニックの会社のルール上、休まないといけない日というのが決まっているんだけども、ルワンダにいても何もすることもないし、せっかく近い(といっても飛行機乗り継ぐけど)ところに住んでいるので、行くことにしました。結婚記念日もあと1ヶ月と迫っていることだし、早めの1周年記念旅行ということで。

ザンジバルで私が楽しみにしていること2つ。1つはスイミング。ルワンダでもジムの屋外プールで週に1回は泳いでいるんだけど、どうにも水温が冷たすぎるのが困る。ルワンダの気候がそもそもそんなに暑くないから仕方ないのだけど、妊娠中で体温が特に高い私にはあんまり心地よくないんです。でもザンジバルならきっと常夏のぽかぽかなはず!私は海水浴は嫌いなので、ホテルのプールでしっかり運動する予定です。

もう1つはシーフード。たこ、いか、えび、ロブスター、貝などなど、ルワンダで節約生活を営むわれらには全く縁がない海鮮ファミリーを、ここぞとばかりに頂いてこようと思っています。いってきまーす!

Wednesday, July 6, 2011

いよいよ妊娠後期!

先週から妊娠8ヶ月目に入って、妊娠後期と呼ばれるファイナル感ばっちりのステージに突入しています。週数で言えば今日で29週目。予定日までだいたいあと3ヶ月といったところ。

ルワンダで今年1月から通っていた病院とも今日の検診でお別れです。人気のあった産婦人科が突然閉鎖したり、たくさん患者さんを抱えていた先生が突然いなくなったり、スリル満点なキガリの状況下でも、私は良いルワンダ人の先生に一番最初から出会えて、スリルなしの妊婦生活が送れていました。尿検査も結局一回もしなかったし、内診もなかったし、最初から最後まで検診ペースは6週に1回だったのだけど、別に体調に何の問題もなかったので、きっとこれで良いんでしょう…。

体調は一向によく、特に血圧も高くなければ(今日は66-107だった)貧血もないし、腰痛もまだありません。おなかは徐々に大きくなって、今や間違いなくアンデスメロンを通り越してパパイヤ大になっていますが、未だマタニティー物品といえば譲っていただいたワンピースをたまに着ているくらい。さすがにジーンズは先週あたりから入らなくなりましたが、スカートやらワンピースやらレギンスやらで、まだ間に合っています。きっと東京に帰ったら、妊婦じゃなくたって暑いからジーンズなんて穿く気にならないだろうと思っているのだけど、どうだろう(笑)

理科実験室の天秤みたいなレトロなルワンダの体重計によると、体重は未だ4キロ程度しか増えていないらしいのだけど、きっと来週日本に帰っておいしいものを食べるまで母子共に食欲キープしているんでしょう。良い子だ…。

Tuesday, July 5, 2011

さぁナノはどこでしょう


答えは私もよくわかりません。5匹生まれた子犬のうち一番小さかったのがナノだと聞いているので、きっと他の4匹に埋もれて見えない1匹がナノなんじゃなかろうか。かわいかったんだなぁ、昔は。。。

Monday, July 4, 2011

ルワンダ初!「日本料理」やさん

「ジャパニーズ」…なのか?
ルワンダ在住の友人2人から「今通りで日本料理屋という看板を見たんだけど何か知ってる?」というメールがあったのが先週。何も知らなかったのでわざわざ見に行ったら、確かに見慣れない「ジャパニーズ・レストラン」の看板が!名前は「Sakae」。でも「栄」の文字より明らかに目立っているのはハングル文字。そう、きっとこれはおそらく韓国料理やさん。

日本人にしてみれば日本料理と韓国料理って全然違うじゃない、と突っ込みたくなるんですが、アメリカにはよくあるんです、「日韓料理やさん」。おそらく、日本料理(というかお寿司と鉄板焼き)がかなり普及しているのに対し、韓国料理がどんなものなのかあまりよく知らないアメリカ人が多いんでしょう。多くの韓国料理屋さんが日本料理の看板も掲げているようです。

こういうお店のオーナーは大抵は韓国人で、メニューにはお寿司、天ぷら、うどんといった基本的な和食から、プルコギ、スンドゥブといった韓国料理まで揃っているのが普通です。「日本料理やさん」となるとなぜか価格帯がぐーんとあがってしまうのだけど、そこに「韓国料理やさん」もくっつくと、ちょっと値段がお手ごろになるというのが私の仮説。でも和食でも韓国料理でもどっちでも選べるから、私は結構この「日韓料理屋さん」が好きなのです。

みんなでつっついた海鮮チジミ
まぁとにかくそんなレストランがルワンダに初めてできたということで、喜びいさんだ我ら外国人チーム10名程度(だって他に楽しいことないんだもん…)は早速夕飯を食べにGO。メニューはやっぱり日韓ミックスで、お寿司を頼む人もいればビビンパを頼む人もあり。

経営しているのはやっぱり韓国人のおじさんで、ケニアで有名な日本料理屋を営むお兄さんがいるんだそう。開店して今日が3日目なんだよーとうれしそうでした。

肝心のお味はというと…うーん。でもそもそも海も韓国も遠い遠いルワンダでお寿司やら海鮮チジミやらを出しているのだから、そこは仕方ない。開店3日目というのになかなかたくさん人が来ていたから、これからもぜひぜひがんばってほしいところです。

Sunday, July 3, 2011

生後10ヶ月、もう大人?

いろいろなバージョンの「ねぇあそんで。」

…というわけでもないらしい。ナノの最近のマイブームは、おもちゃを投げては取ってくるゲーム。誰が投げようと関係ないらしく、そしてそのゲームがどれだけ続こうとかまわないらしく、大興奮で拾いにいっては人の目の前にそれみよがしに置いて、一歩下がってまた投げてもらうのを待つ、というのを延々と繰り返しては楽しんでいる様子。最近はジャンプもうまくなったから、次はフリスビーに挑戦したいところ。

それにしてもこれ、毎日朝から晩まで遊んでも飽きないらしいからすごい。写真は一番右から、庭で「遊んで」とねだるナノ、裏庭でもねだるナノ、それでも遊んでもらえないと私がよく座っているベランダのイスまでおもちゃを運んできて「遊んでくれー」とねだるナノ。

そして下の写真は友人が撮ってくれたとっておきのアクション写真。引き伸ばして印刷して家の門にはったら泥棒もにげだす一枚です。

「番犬注意」

Saturday, July 2, 2011

暑い夏の日の午後は

こんなにお客さんが来てナノはもうしっぽ振りまくりでした…
連休で友達が続々と国境を越えてリゾートにでかけ、町が静まり返る中、おひまな私たちはアイスクリーム大会をおうちで開催することに。久々に太陽さんさんのいい天気だったので、みんなで庭の芝生でアイスを食べながらごーろごろ。

郊外の牧場で買ってきた牛乳を沸かして、クリームに分離して、バニラを入れて、アイスクリーム機に投入。今日のトッピングはみんな大好きオレオです。電動モーターもあるのだけど、今日はせっかくお子様も来ていたから、アイスクリーム機は手回し。みんな交代で20分ほどハンドルをぐるぐる。

他にも、鈴なりどころではなく豊作状態になっているナスを収穫したり、手づかみで大きくなったにんじんを掘ったり、興奮状態のナノと遊んだり。うちでできる簡単なことばかりだけど、娯楽施設も公園もないルワンダでは、こんなことが最高の楽しみなのです。

Friday, July 1, 2011

ルワンダでアメリカ独立記念日

子供向けの出店で子供向けの
景品をさらいまくって喜ぶ私
(オバマバッグは買ったけど)
7月4日はアメリカの独立記念日。アメリカであれば、みんなでバーベキューやら花火やら…というどんちゃんパーティーをする夏のたのしい1日(…と私は勝手にそう思っている)。実はこの日をひそかに楽しみにしていた私。なぜって、きっとルワンダのアメリカ大使館でそんなどんちゃんパーティーがあるに違いないから。そしてそれはきっと、ルワンダにいるアメリカ人しか招待されないプライベートパーティー。でもアメリカ人と結婚したんだから、私もきっと入れてもらえるはず!国際結婚をしたかいがあったというもんです。

こういう大使館主催の「その国の人だけ歓迎」パーティーはよくあるんだか知りませんが、記憶に新しいのがイギリス大使館主催のウィリアム王子結婚祝賀パーティー。ルワンダにいるイギリス人とそのパートナーだけが入れるパーティーで、イギリス人の友人がめかしこむなか、アメリカ人と日本人の我が家は寂しくテレビ鑑賞。気分はもちろん貧しいシンデレラです。中ではイギリスの伝統料理が振舞われたらしく、「ものすごくまずかった」という友人の体験談を聞いて、おなかのうらやましい虫がようやく収まった私。

でも思えばアメリカで5年暮らしたというのに、独立記念日に国内にいたのはたったの2度、しかもどちらも独立と縁もゆかりもないオレゴン州。独立記念パレードで有名なボストンに2年住んでいたというのに、夏はインターンやらなんやらでいつもアメリカにいなかったのでした。でもなぜかよく覚えているのは、インターン先の上海でアメリカ商工会議所が主催していた独立記念パーティー。中国人の友人と共に運営のお手伝いをしつつ、なぜかソンブレロをかぶってタコスを食べた記憶が…(それは果たしてアメリカなのかという突っ込みにはお答えできませんが)

そしてついにルワンダで行ってきました米国大使館主催の独立記念パーティー!大使館ということで、カメラも携帯もお預けで証拠は残念ながら何もないのだけど、輪投げやら射的やら楽しい出店があったり、バドワイザーにハンバーガーにブラウニーといったアメリカンな食べ物の屋台がでていたり、マクドナルドのおじさんみたいな派手なピエロがアメリカンな音楽にノリノリで踊っていたりと、私の期待にばっちりそった「夏祭り」的な楽しいパーティーだったのでした。ただ残念なのは、7月4日といえば花火というくらい独立記念日に花火はつきものなのに、多分ルワンダで花火は禁止だから、代わりに花火の映像を巨大スクリーンで流すというちょっと寒い演出がされていたこと。まぁ仕方ないけれど。

在外日本大使館でも日本人が日本を祝うパーティー、というのがあるのかは知りませんが、もしあったとしてもここまではっちゃけた(?)お祭り騒ぎにはならないんだろうなぁと、ふと思うのでした。

Thursday, June 30, 2011

あと一息…連載第9回

毎度おなじみ、ルワンダビジネス事情⑨が掲載されましたので、ぽちっとお願いします。そういえばまだブログでは書いていませんでしたが、先週から地元の民間企業の仕事を辞めています。今回はその裏のエピソード?です。

記事はこちらからどうぞ。

さぁ次は最終回!何を書こう…

ルワンダ解放の日連休

泊まったロッジ。眺めは最高
今週末はLiberation Day(解放の日)と名づけられた大型連休。4月頭のジェノサイド記念日周辺も大型連休なのだけど、これはどちらかというと厳かな慰霊の日だし、雨季でじめじめしていてあんまり観光日和ではない感じ。それに対して今週末は、4月に始まったジェノサイドが終結を迎えた日なので、お祝いムードだし乾期だから天気もぴーかん晴れで、気分はゴールデンウィーク。

てなわけで観光地が込み合う(っていっても観光しているのは外国人だけだけど)週末より一足先に、コンゴとの国境をなすルワンダ西部のキブ湖のほとりにあるロッジに1泊してきました。去年の10月にできたというComoran Lodgeという新しいホテルなのだけど、行ったことある人からはとっても素敵だという話を聞いていたのでうっきうき☆

コンゴとの国境をなすキブ湖
本物は噂どおりに素敵なところでした。部屋は手作りのログハウス風になっていて、湖を取り囲む丘の斜面にぽつんぽつんと建っている。部屋の内装もベッドフレームからテーブルまで木製の手作りでかわいらしいし、丘の上だから眺めは抜群。湖のほとりにはビーチ風にパラソルとビーチチェア。レストランもおしゃれな作りになっていて、おいしい捕りたてのティラピアのソテーにチョコレートムースを頂きました。へっへっへ。

でも特に周りに見に行く観光地があるわけじゃないから、やることといえば湖で泳ぐか、ほとりでまったり読書をするか、部屋のお風呂でのんびりするか、くらいしかないのだけど、まぁとにかくリラックスできる素敵なところでした。
まったり、朝ごはん

Tuesday, June 28, 2011

ベビーブランケット完成

アメリカで買ってきた巨大な毛糸玉でちくちく編んでいたベビーブランケット(アフガン、というらしい)がようやく完成しました。といってもまだ洗ってないので100%完成とは言えないけれど。アクリル100%のアイボリー色でたたみ一畳分くらいの大きさです。

編み始めた4月はまだ雨季で寒かったから良かったのだけど、このところ乾期で暖かくなってきてからは、ほおっておかれていたこのブランケット。このところ、異常気象なんだか知らないけれど雷だったり大雨が続いていて、今日はむしろ寒い!というわけで引っ張り出されました。

一応ベビー用…と思って編んでいたんだけど、なんだか案外まともにできちゃってもったいないので、まずは私が先にひざかけとして使わせていただきます。ごめんよベビー。

そういえば明日で妊娠8ヶ月目に入ります。いまだ腰痛も体調の異常もなく至って元気で、とても非ドラマチックな妊娠生活を続けております。。。

Sunday, June 26, 2011

夏本番

最近新しくできたかわいいカフェ(と私…)
(カメラ忘れたので、パソコンカメラです…)
6月も終わりに近づいて、夏もいよいよ本番!というところなのだけど、常に室温23度前後という常春のルワンダだから、残念ながら気候から夏を実感するというわけにもいかず。じゃあ何で夏を実感するかというと…

欧米からくる大学生インターンの数!

キガリは首都だし常に外国人の数は多いのだけど、夏はそこらじゅう一帯で外国人にお目にかかれます。それも多くが若い女性。ほとんどが欧米の大学からくる夏のインターンだと思うのだけど、それにしてもたくさんきているなぁという印象。いつもは地元の人しかいない近所の小さなピザやさんにも、外国人に人気のカフェにも、最新ファッションをまとった若い女性グループが集っている(めずらしいのでとても目立つのです・笑)。ああ学校が夏休みに入ったんだなぁと、夏を感じる瞬間です。

それにしても、大学生がルワンダで集団インターンとは世界は狭くなったんだなぁと感じます。私が大学生のときもこんなことしていた人いっぱいいたのかしら。格安航空券が多くなって、インターネットがどこでも使えるようになって、これからますます世界は小さくなるんだろうなぁ。日本人大学生も来ているのかしらん。

Tuesday, June 21, 2011

ニーハオ攻撃

会社の周りには小学校から高校らしき学校がずらり並んでいて、登下校の時間に通勤すると、制服を来たかわいらしい児童・生徒のみなさんに出会えます。というかむしろ攻撃されます。

「ニーハオ、ニーハオ、ニーハオ」

大勢でよってたかっては盛んに「ニーハオ」と押し寄せてくる子供の波。そこで、いや中国人じゃないんだよね残念ながら、と思いつつ「ハロー、ハウアーユー?」と返すと、それはそれはものすごいショックの様子。この中国人は英語をしゃべるらしい…と。

ちょっと面白いので調子にのって(←いじわる)「元気?」「お名前は?」「おうちどこなの?」と立て続けに英語で話しかけてみると、おそらく習いたてだと思われる英語でぽつぽつと返事が返ってくる。ちょっと間が空くと、隣の友達とひそひそ相談。どうやら彼らも私に質問したいらしい。知恵を絞った相談の結果、

「How is your home?(おうちどう?)」

と聞かれたので、「My home is nice, thank you(おうちいいところよ、ありがとう)」とまともに答えてあげました。でも多分「おうちどう」じゃなくて「おうちはどこ?」と聞きたかったんだろうね。ふふふ。でもいじわるだから教えてあげないんだ。そうしたらもう一回友達とひそひそ相談。

「Tell me your language(あんたの言葉はなんだ)」

と今度はなんだか要求口調でよくわからない質問。もしかしたら私の国の言葉をしゃべってほしいと言っているのかな?でもあくまでも私はいじわるに「This language is called English(この言葉は英語っていうんだよ)」と返事。

うーん、これでも違うらしいと不満げに相談を繰り返す子供たち。でもちょっとかわいそうだから、去り際に「Japan Japan I'm from Japan」と教えてあげました。満足そうに「Oh Japaaan」と笑顔。きっと「Where are you from? (どこから来たの?)」が思いうかばなかったんだろうなぁ。英語、頑張って勉強してね。

Monday, June 20, 2011

連載第8弾:「ジェノサイドの国」から「アフリカのビジネス拠点」へ

毎度となりましたが連載、今週も無事に掲載されましたので読んでみてくださいませ。

記事はこちら

Sunday, June 19, 2011

ニックの好きな食べ物

青いドーナツにめちゃくちゃうれしそうなニック
アメリカ人の旦那さんは一体どんなものを食べるんですか、というのはよくある質問。率直に言うと答えは、なぁんでも食べます、といったところ。出されたものは基本的に何でも食べます。喜んで食べているのかどうかは知らないけど。

私はいつも自分の好きなものを食べたいので、料理はほぼ毎日私がしています。だから作るのは基本的に和食。といっても、煮物にお魚にお味噌汁という純和食より、ハンバーグとから揚げにスパゲティーといったお子様みたいな半洋食が私の好みだから、そんなのばっかりです。ニックは食べ物に執着がないようで、特に食べたいものというのは常にないらしく、私はそれをいいことにもっぱら自分の食べたいものだけを作っています。

本当に文句なく何でも食べるのだけど、それでも食べる量やコメントで微妙な好き度が最近分かってきました。確実に嫌いで、食べられないのは梅干しと佃煮と納豆と麻婆豆腐(すっぱ辛いのがだめらしい)。「変わった味だね」とか「すごく日本風だね」と控えめなコメントが入るときは、食べられるけどあんまり好きじゃないサイン。このジャンルの代表は和風スパゲティー(パスタにしょう油は彼的に違法らしい)とお好み焼き(本場のものを食べたことがないからだと思うけど)とキムチチャーハン。そしてものすごいスピードで平らげるのは大好きなもの。これには煮込みハンバーグだったり、青菜のサラダなんかが入ってきます。

本人は好きな食べ物はピザとアイスクリームだと言うのだけど(どこまで子供なんだ…)、実は私は本当に彼が好きなのはパンだと思っています。黙って暖めたロールパンとバターを出すと、それだけでうれしそうに延々と食べているし、朝食にトーストを例えば6枚焼くと(サイズが小さいから1人1枚じゃ足りないのです)、私が1枚食べ終わらないうちにもう5枚全て食べている(食べるの早いのもあるけどね)。

でも、私は個人的にパンよりごはんの方が圧倒的に好きなので、ランチやましてや夕飯にパンを出すことはほぼありません。別に本人もリクエストしないので、毎日夕飯はごはんです。でも今度試してみようかな、ごはんのおかずにパン。さてニックはどっちを食べるか。

だからニックがおうちに遊びにきたら、無理にこった料理なんかするよりも、焼きたてパンでも買って出してあげたら無意識に喜ぶことと思います。デザートのアイスクリームも忘れずに。

選択肢があるという自由

貧困というのは1日に何ドルの収入しかないとかいうことではなくって、自分の人生を選ぶ自由というのがないことをいうんだと言ったのは、有名な経済学者のアマルティア・センだった(ような気がする…)けども、最近私はなんだか全然違うシチュエーションでそれを実感してます。

知り合いの方から布オムツの本をもらったので、今早速読んでいるのだけど、肌にもやさしいし環境にもやさしいしお財布にもやさしくて良いとのこと。本の片隅には生理用の布ナプキンについてもちょこっと触れていて、こちらもオムツ同様の理由でおすすめだとか。ルワンダでは、紙オムツも紙ナプキンもどちらも輸入品だから高級品で、しかも品質も決して良くないから、だったら布の方がいいなぁと思う。でもこれおそらく多くのルワンダ人にとっては、紙オムツ&紙ナプキンは欲しいけど買えない贅沢品なわけだから、お金のある外国人がわざわざ布を使うのを見たら、不思議に思うんだろうなぁ。

キャンプも同じこと。国立公園に行ったら、しょぼい山小屋に泊まるよりはキャンプファイアーをしてテントを張って寝袋で寝たい、と思うのは裕福な外国人だけ。キャンプファイアーでテントに寝袋的な生活が日常のルワンダ人にとっては、電気も水も通っていてベッドもあるのにどうしてわざわざ野外で寝るのか、きっと意味不明なことでしょう。

そして極めつけは、自然分娩。日本で自然分娩の予定です、と外国人に言うと、大抵ものすごく驚いて「すごい!偉いわね!」と褒めてくれます。というのもおそらく、今では多くの欧米諸国で無痛分娩が普通になっているから、自然分娩をするってことは自らの決断によるものなんだろう、と思われているんでしょう。中には「いかに自然分娩が美しくて素晴らしいものか」を紹介するウェブサイトを送ってくれたりするアメリカ人の友人もいました。でも、私にしてみれば病院の都合で自然分娩しか選択肢がなかったわけで、別に美しくも素晴らしくも偉くもなんでもないんです。

もし和痛や無痛分娩の選択肢が与えられていても、結局自然分娩を選んでいたのかもしれないけど、選べるか選べないかというのはかなり精神的に違うんだなぁというのをすごく実感しています。布おむつや布ナプキンも、紙を買いたければ買える余裕があるからこそあえてエンジョイできるもの。野外キャンプも、快適な家があるからこそたまに楽しめる。これがなんらかの理由で布しか使えない、毎日キャンプの生活しかできない、となったらどんなに不快なことか。

選択肢があるという自由、というのはそれだけで人を幸せにするんだなぁと思う。日本の病院もそこのところを考えて、和痛や無痛分娩の選択肢も与えて欲しいです、ぜひ。

Wednesday, June 15, 2011

連載第7弾:停電よりも厄介?悩みの種は非効率なマネージメント

毎度ですが連載7弾目が掲載されましたので、どうぞぽちっと読みにいってくださいませ。

記事はこちら

Monday, June 13, 2011

連載の難しさ

4月から週1で別サイトのコラム記事の連載を始めていますが、これがまた意外と大変…。週に1回って、よく考えたらかなりの頻度でやってくるわけで(笑)、常にネタを構想していないといけない日々。案外プレッシャー。

でも何が一番大変って、実は原稿書くのじゃなくって写真を見つけるのだったりするのです。連載の名前が「ルワンダビジネス事情」なわけだから、自分の仕事まわりで起きるビジネスに関するいろんなことについて書いているのだけども、実際自分が仕事しているときに写真なんか撮っていたら不真面目極まりないので撮れない。かといって他の人が仕事しているところをこっそり撮るなんてとっても失礼。その上、地元企業で働いている数少ない外国人としては、「やっぱりこいつは観光気分か」と思われたら最悪なので、更に撮りにくい。しかも私は背が低くて童顔で常ににたにたしているものだから、日本製のピンク色のカメラなんか取り出したものなら、そりゃとたんに林家パー子だと思われてしまうリスク大。困った。

これが「ルワンダのおいしいもの事情」だったり「私の家庭事情」だったりしたらいくらでも写真は提供できるのだけれど、ビジネスの風景じゃないといけないところが難しい。そもそも日本にいたって、自分のデスク周りやら面談中やらの写真は持っている人きっと少ないでしょう(持っている人は影でパー子と呼ばれているかもしれない)。この連載、残るところあと3つとなったのだけど、見つかるかないい写真。

Saturday, June 11, 2011

パワーアップした社員食堂

週末のベーコンチーズアボカドバーガー
社員食堂(別に社員専用ではないからちょっと違うのだけど)が今週からパワーアップしています。どうやら近所に似たような食堂ができたために、お客さんが激減したらしく、マネージャーが焦って食べ放題のメニューを拡大し、更に値段も1200フラン(250円)から800フラン(150円)になりました(社員は無料だけど)。

メニューに何が増えたって、かぼちゃの煮たのと、芋でできた蒸しパンみたいなのと、イチゴをべちゃべちゃにつぶしてパッションフルーツを混ぜたデザートが加わったくらい。わーい、もっと炭水化物。

お昼ごはんがこんななので、夕飯くらいはおいしいものが食べたいと思って、今週は豚しゅうまいやら巻き寿司やら焼きそばやら、せっせと自分のために作ってはせっせと自分で消費するのでした。

Tuesday, June 7, 2011

Poor Economics

久しぶりに面白いと思う本に出会いました。タイトルはPoor Economics、開発経済学では毎度おなじみのMIT(マサチューセッツ工科大学)の名物教授2人が書いた本です。読んで字のごとく開発経済に関する本なのだけど、教科書みたいに堅苦しくないし、難しい専門用語もでてこないし、でもそのわりには超緻密なデータ分析に基づいていてとっても面白い本です。邦訳はまだ出ていないと思うけど、英語は難しくないので、ちょっとでも開発に興味のある人にはとってもおすすめです。まだハードカバーだけど。

どういう内容かというと、私もまだ最後まで読んでいないからうまくまとまらないんだけれど(爆)、要は途上国の貧困層がどんなことを考えて、計算して、1日わずか100円以下レベルのお金をちょびっとずつ使っているのか、ストーリー仕立てで教えてくれます。1日100円しか使わないような人は、今までは経済学の主流からは除外されてきたわけなのだけど、でもよぉく考えたら1日100円しか使えない人は、ものすごい悩みまくって買い物するわけよね。子供のころ100円もらって駄菓子屋で何使うかものすごい悩んだ経験あるでしょ、お金稼げる今はそんなこと考えずに好きなもの買うわけだけど。

じゃあ途上国の貧困層が毎日どんなことに悩んで、どうやって1日100円を費やす選択をしているのか。例えば、1日の必須カロリーすら満足に食べられていない貧しい人たちが、何かのきっかけで収入がちょびっと増えたらどうするか。そのお金で一番効率よく栄養価がとれる食べもの(フィリピンではこれはバナナと卵らしい)を買うだろうと普通思うでしょ。でもそういう実験をしてみたら、実はみんな栄養価はそんなに高くないけど高価で美味しいもの(砂糖とか肉とか)を買っていることが発覚!

これは要は、栄養価のある食べ物にお金を使っても、自分が元気満々になって収入が増えるなんて効果は大してないのだから、毎日半ば意図的におなかすかせている、ということらしい。今日安いバナナ食べて体力増えて明日収入が増えるんだったら、大しておなか一杯にもならない飴なんかなめてるより絶対バナナ食べるでしょう。でも実際には、今日バナナ食べても明日の収入はちょっとしか増えないんだから、おなか一杯にならなくても今おいしい飴をなめる選択をする人が多いんだとか。

こんなおもしろいコバナシがたくさん詰まっています(いやもちろん、ド真面目な経済学の本でもあるのだけども)。ぜひおすすめです。

Monday, June 6, 2011

なすできた

ご覧の通りの立派ななすが、現在鈴なり状態。何して食べようかな。

乾季に入ったので、毎日ぽかぽかで良い天気です。我が家のにんじんも、ルッコラも絶好調。種が飛び散りまくったマリーゴールドとコスモスの芽も庭中ぽこぽこ出始めて、花が咲くまで伸びるのが楽しみです。

Sunday, June 5, 2011

第2回お料理教室

よだれタラーン
昨日はときたま土曜に開催されるお料理教室の第2回によばれて、参加してきました。本日のメニューは、生春巻き、グリーンカレー、パパイヤサラダ、トムヤムクン、酢豚ならぬ酢魚、炒麺。前回からかなりパワーアップした「本格タイ料理」です。先生は前回と同じ、海外生活の長いタイ人の料理の達人。前日からもう気分はうっきうき。

朝10時半から調理開始で、ちょうどよくランチに試食大会。そこらのレストランで食べるより、本当に格段おいしいからびっくり。調味料も複雑じゃないし(だって全部ルワンダでも調達できるくらいだから)、○○の素みたいなのは決して使わないし、時間もかからないのに、すごい。野菜もふんだんで、その割には油の量は少なくて、とってもヘルシー。

夕方からは、先生抜きでもう一回同じものを作ってみて(最後は先生が味見チェックするんだけど…てへへ)、お客さんを呼んでディナー!ルワンダ人、ケニア人、ネパール人、イギリス人、アメリカ人…と文字通り世界各国の人が集まったのだけど、みんな喜んでぺろりと食べてくれました。タイ料理はパンチがきいているから、やっぱりうけがいいみたい。

たまたまなのだけど、オックスファム、ケア、セーブザチルドレン(世界3大開発系NGOなんじゃなかろうか?)のそれぞれルワンダ代表とそのパートナーが集まっていて、とっても面白い会でした。堅苦しい会をしなくても、こんな風に気軽にルワンダの開発や貧困削減についてリアルな意見交換ができるのは、途上国に住んでいるからこそできる楽しみのひとつです。

Saturday, June 4, 2011

新型ペット…?

こんなことしているから…あーあ
我が家に新しいペットがやってきました。いやいや、胎児のことじゃなくって、ペットです。その名も「ノミ」といいます。しかもたくさんいるようです。

いやー困った。

体温が高い人を好き好んで噛むようで、ニックはちっとも噛まれないのに私は全身30ヶ所くらいもう噛まれている(だって卵を抱いてるにわとりみたいな体温してますからね)。蚊とは全然違って、赤くなるし後はのこるし水ぶくれになるときもあるし、しかも蚊なんて目じゃない痒さ。私はずっと新型の蚊なんじゃないかとのんきに思っていたんだけど、30ヶ所噛まれたあたりでようやく、いやぁこれなんかちょっと違うよね?と思って調べたら、ノミの症状なのでした。

多分、うちの庭をたまに徘徊している近所の野良猫がノミをもっていて、それをナノがひろって、私がひろったんじゃないかと推測。早速買っておいたノミ用の薬をナノに塗りたくって、うち中のシーツや毛布を熱湯に浸して洗って、ニックと私は薬用石鹸でごしごし。本当は掃除機にバルサン、とかなんだろうけど、そんなのルワンダにはない。

こんなことをして以来は刺されていないのだけど、いつ戻ってくるかしれないので、アメリカから来週やってくる来るニックの同僚にノミ捕り器やらノミ用首輪やらスプレーやらを託して、今後のノミ攻撃に備える予定です。

Thursday, June 2, 2011

ベビー、性転換

昨日は7ヶ月目(24週1日)の検診に行ってきました、地元の総合病院。これまで6週間おきに通っていて、今回が4回目の検診かな?相変わらず血圧、心拍、体重測定、超音波検査、以上でおしまい、というあっさりした検診を続けています。古めかしい八百屋さんの天秤みたいな体重計や、明るい看護婦さんとおしゃべりしながら測る血圧の値が、果たして正確なのかどうかは私は知る余地もありませんが、血圧74・108、体重増加これまでで4kgということでした。寝てる間にいきなり足がつる以外は、まだいたって健康なので、まぁ問題ないんでしょうきっと。

でも今回衝撃の事実が発覚。超音波検査をしている真っ最中、先生が
「あれ、男の子だね」

うお?!!!!!!!!
女の子だって前回(←18週)断言したじゃないのよ先生!

ま、こんなこともあるんですね。よく見ると、確かに大事なものが生えて(?)いたので、今回は確実に男の子みたいです。ああびっくりだ。

Wednesday, June 1, 2011

Tuesday, May 31, 2011

乾季に入りました

東京が梅雨入りしたころに、キガリもようやく乾季に入りました。暑くても、入道雲もくもくしても、雨は降りません。気分は一足先に夏です☆

雨が降らなくなったと思ったら、とたんにうちの鳥用露天風呂が大盛況。今日は、バサっという音がしたから何かと思って見に行ったら、なんと巨大なとんびがお風呂に留まって水飲んでいるのでした。

かわいい小鳥専門なんだけどな…

Friday, May 27, 2011

ルワンダ人のふとした疑問・その2

ある日の会計担当の同年代の女性、グレースとの会話。

グレース:「あなたはクリスチャン?」
私:「ううん違うよ」
グレース:「それはいけないね」
私:「そうかなぁ」
グレース:「教会にもいかないの?」
私:「行かないねぇ」
グレース:「私は毎週ちゃんと教会に行っているから、じゃあこれからはユウコのためにも私がお祈りしてあげるよ」
私:「それは助かるわ、ありがとう」

よくオフィスでもクリスチャンロック(キリストを賞賛する内容のポップな音楽)を聞いている彼女。別に彼女が突出して敬虔なクリスチャンというわけじゃなく、これはルワンダではかなり普通。お昼ごはんの前には必ずお祈りするし、営業に行く前にもお祈りするし、そういえばうちの庭師さんはいつも聖書読んでいるし、みんなとっても真面目なクリスチャンなのです。

でも別に私がお祈りしなくても教会にいかなくても、決して何も悪いことは言われません。あらかわいそうね、と思われるのが普通のようです。

Wednesday, May 25, 2011

Tuesday, May 24, 2011

もうすぐ妊娠7ヶ月

18週目の超音波写真
今日で妊娠22週目が終わって23週目に入ります。つまりは妊娠6ヶ月目の最後の1週間を迎えるということです。とはいえ、妊娠初期から引き続きほぼ全く日常生活に変化・支障がないので、なんだか自分自身でも妊娠してるという自覚が未だほとんどないのが実情です。確実なのは、だんだん下腹がでてきて、着られるスカートの数が毎週1つずつ減っていることくらい?でもいつものジーンズも水着もまだしつこく着ているし、体重もまともに信用できる体重計が周りにないので、増えてるんだかなんだかよくわかりません。でもさすがに7ヶ月に入ったらワンピースに移行になるのかなぁ。なかなか想像できないけど。

ちなみにベビーの今のサイズはおよそ600グラムだそうで、メロン大だとか。このメロン、たまにチアリーディングでもしているかのようにぼこぼこ動きます。仕事でまじめな商談をしていようが、おいしいステーキを食べていようが、寝ていようが、ところかまわずいきなりチアリーダーするのでちょっと笑えます。要は元気だということだから、いいのだけどね。

来週は7ヶ月に入るので病院で検診があります。ちなみに私が通っているのはルワンダで一番大きな総合病院なのですが、ここでの検診というのは体重・血圧・超音波の3種類のみ。血液検査や尿検査と言うのは一切ありません。ま、別に異常ないのだからいいんだと思うのだけど。ちなみに、妊娠7ヶ月というのは日本の数え方で、海外(アメリカ?)では24週目からは「妊娠6ヶ月目」という数え方をするようです。なんてややこしい。でも週数は万国共通なので、人に聞かれたら週数で答えることにしています。このくらい統一してくれればいいのに。

Monday, May 23, 2011

日本一時帰国:7月17日~10月31日

友達にもらったアフリカンなよだれかけとベビー靴
この夏の日本一時帰国の予定が決まりました。7月17日(日)から10月31日(月)までの3ヶ月ちょい滞在する予定です。区役所でいろいろ手続きとか通院とかすんだら、あとは出産までひましているはずなので、ぜひ遊んでください。

ちなみに予定日は、ルワンダのお医者さんのカレンダー通りの判定によると、9月21日ということなんですが、ニックの誕生日が9月9日なので、ぜひとも同じ9月9日に生まれていただきたいと思っています。だってほら、同じ週に2回も誕生日ケーキ食べるとかかわいそうだし、それにニックは今年30歳の記念すべき誕生日なので豪華にお祝いした方がいいでしょ。だからみなさんそのへんの神社・寺・教会・パワースポットにでもお立ち寄りの際はご協力お願いいたしたく(笑)

ちなみに帰国の飛行機、
ルワンダ(金曜午後4時発)→(降りないけどウガンダ経由)→エチオピア→(降りないけどタイ経由&給油)→香港→成田(日曜早朝6時着)
という計32時間の長旅になります。飛行時間は大したことないのだけど、乗り換え地で6時間待ちとかなのでこんな長旅に。帰りはうれしいことに羽田から同じ経由地を通って帰ります。気になるお値段は2000ドル程度なので、いつかルワンダに遊びに行きたいと思っているそこのあなたは今日から貯金をお願いします…。

Sunday, May 22, 2011

長引く雨季

アフリカに住んでいるというと「暑さに負けずにがんばってください」とよく言われますが、とんでもない。ルワンダは標高が高いので一年中高原の夏のようなさわやか気候です。がんばるべきはむしろ東京の人です。

ルワンダの季節は常春。交互に2回ずつある雨季と乾季の変わり目で時の流れを感じるくらいでしょうか。今は雨季の終わり。のはずなのに、なかなか終わらない。今週末も朝から雨ふっています。そして雨がふるとむしろ寒い!うちの夜間ガードさんなんてジャケットにマフラーに長靴に帽子をかぶって防寒しているくらい。よっぽど天気の良い日じゃないと、雨季のプールは冷たすぎて泳げないし。花や野菜が育つからいいのだけど、週末くらい晴れてほしいな。

晴れたら庭でナノとピクニック。
ちなみに右手奥に赤くみえるのはポインセチアの木。

Saturday, May 21, 2011

お茶・コーヒーは東アフリカ経済の肝?

先週お茶畑にいて思ったこと。お茶やコーヒーが国の主要輸出品目になっている国って、途上国にどれだけあるのだろう。

大学院の同級生の中でも、卒業後自分の国に帰ってコーヒー組合の運営に携わる南米コロンビア人がそういえばいた。やっぱり国の主要輸出品になっている産業やものは、その収益が高ければそれだけ国の経済に直結するわけだから、きっとかなり重要なポストだったんだろうなぁとぼんやり思う。それにお茶・コーヒーは途上国人口の多くが携わる第1次産業なわけで、そこで価格や生産性が上がったり下がったりすれば、かなり多くの家計(しかも最貧層)が直に影響をうけるはず。たかが飲み物のお茶・コーヒー…と思っても、実はよく考えたらマクロな国の経済発展にも、ミクロな家計の貧困削減にもかなり密接に関わっている。そりゃあきっと大事な仕事を任されたんだ彼は。

気になるから早速調べてみました(米国国務省HPより)、お茶・コーヒーが国の輸出品トップ3に入ってる途上国。そりゃもちろんアジアで調べたら、インド(だってダージリンティーとか有名)もスリランカ(セイロンティーも知ってるでしょ)もインドネシア(スマトラ産コーヒーならスタバでいつでも飲める)でもひっかかってくるだろうと思ったので、アジアは除外。

そしたらちょっと意外な結果。お茶・コーヒーが主要輸出品トップ3に入っている国は、アフリカで10カ国、南米ではコロンビア1国しかないようでした。案外少なくてびっくり!でもアフリカの茶・コーヒー産出国を並べてよぉぉく見ると、共通点が1つ。ほとんどみんな東アフリカの国だということ。例外は、カカオ豆で有名な西アフリカのコートジボアールとトーゴ(どちらもコーヒー輸出国)。残り8カ国はみんな、アフリカの右下半分にある。

もちろん、東アフリカの国でもモザンビークやジンバブエのように鉱物資源が取れる国はそれが主要輸出品になっていて、茶・コーヒーはランキングに入らないのだけど、それでも東アフリカの大多数がお茶・コーヒー輸出国だったというのはちょっと驚きの事実。




日本ではまだエチオピアのコーヒーくらいしか知られていないけど、これがもっと知られるようになって、日本にも大量に出荷されるようにでもなったら、東アフリカのマクロ経済や多くの低所得家庭にもかなり影響あるんじゃないかしら?

Friday, May 20, 2011

ルワンダ人のふとした疑問

こういうトヨタに乗っているのは大抵偉い人
ルワンダには舗装されていないでこぼこ道が多いので、車はやはりRAV4などの大きな車が好まれます。中でも一番人気はやはりトヨタ。丈夫だし、長持ちするし、スペアパーツは簡単に見つかるし、修理工も沢山いるからです。数十年前に日本を走っていたらしい中古のトヨタはバスからトラック、乗用車まで沢山ルワンダの町を走っています。

てなわけだから、ルワンダ人にとって「日本」といえばまず浮かぶのが「トヨタ」。なので、私が運転の仕方を知らないというと普通のルワンダ人はぎょっとします。「どうしてだ、トヨタの国なんだから1人1台くらいトヨタに乗っているんじゃないのか。」うちでは両親も運転できないから自家用車なんて持ったためしがないというと更に苦悩の表情。「どうしてなんだ、日本で作っているんだから安いんじゃないのか」

いや、地下鉄とか電車とかに乗るから別に必要ないんだよ、駐車場みつけるの大変だし、そもそも日本は道が狭いからルワンダにあるトヨタのような大きい車は東京ではあんまりみないんだよ、というと「そうなのか…アフリカじゃ成功してトヨタの大きな車を乗り回すのが一番のステータスだから、きっと未来永劫地下鉄はできないね。」…うむそうかなるほど?

成功したら乗り回すのはポルシェやベンツのカラフルなスポーツカーじゃなくって、トヨタの4駆だというところにちょっと哀愁を感じるのでした(笑)

Wednesday, May 18, 2011

ルワンダビジネス事情④

掲載されました。ぜひアクセスお願いします↓

http://jp.devex.com/news/rwanda4.html

おとなの社会科見学

いちめん茶畑
先週は、実家は茶畑という生まれも育ちもルワンダのスリランカ人のお友達と一緒に、実家(=だから茶畑)に遊びに行ってきました。コーヒー、鉱物資源に並んでルワンダの主要輸出品の1つであるお茶。標高が高く気候が良いので質が高いらしく、生産されたもののほとんどが主にイギリスなどに輸出されています。で、そのうちのルワンダ最大シェアを誇るお茶メーカーで工場長をしているのが、彼女のお父さんというわけ。

94年のジェノサイドの前からやっている老舗のお茶工場で、内戦の混乱後の物資がないときには、中古のSLエンジンを2台買ってきて、お茶を煎るヒーターにして使っていたそう。今では設備もしっかり整って、(経営者いわく)ルワンダ1の品質を生産しているんだとか。
細かく砕かれて粉状になった茶葉

工場は茶畑の広がる丘のてっぺんにあって、これまた眺めが素晴らしい。360度緑鮮やかなお茶お茶お茶☆ このお茶工場は直接管理している茶畑のほかに、地元の農協とも提携しているので、近辺で個人的に茶畑を経営する農家組合からもお茶の葉を入荷しているんです。てなわけでお茶工場のまわりはびっしり茶畑~。

実はこの茶畑に来るのは私は2度目なのだけど、前回は元旦にきたものだから工場はお休み中。今回は日曜日なのにも関わらず朝8時から工場が稼動していたので、念願の工場見学ができたのでした。社会科見学大好きだから、早起きして、しっかり青い白衣と帽子とマスクを借りてうきうき。

茶葉を乾燥させる機械や砕く機械、じっくり熱で煎る機械、完成したお茶を粒の細かさによってより分ける機械などの間を、説明してくれるおじさんの後についててくてく。ほぼ全工程機械化されていて、想像していたほど手作業は必要ないようでした。
お茶の葉が紅茶になるまで

一通り説明を聞いた後、もちろん最後には「カッピング」と呼ばれるお楽しみの試飲会~!飲んでも良いのだけど、プロはワインのように空気と一緒に吸い込んで、口の中でくちゅくちゅして味わって吐き出します。でも朝だったし、カフェイン飲みたかったし、お茶好きだから私は全部のんでしまった(笑)

紅茶と緑茶の両方を生産しているこの会社。それぞれ、日本の緑茶のような茎っぽいものから、顆粒状、粉状まで、いろいろな茶葉の状態が試飲できたのだけど、どれも色も味も大分違ってびっくり。粒が大きいほど味も色もうすくなるみたい。さらさらの粉状のものは苦いくらい濃かった。でも香りもすごく良くて、どれもまろやか♪

「カッピング」という試飲セット
でも残念なことにこのルワンダ産のお茶、小売されているのはルワンダ国内のみ。海外に出荷されている分は、他の国から来る質の低い安いお茶やフルーツの香料などとまぜられて、大手飲料メーカー(リプトンとか)のティーバッグに加工されます。だから日本でも、知らないうちにルワンダ産のお茶が入った紅茶を飲んでいるかも???

純ルワンダ産のおいしい紅茶・緑茶が是非飲みたいと言う方は私までご一報を。










Saturday, May 14, 2011

なす咲いた

なんだか最近食べ物の話ばかりしているのはなぜだろう…

うちのなすの花が咲きました。うすむらさきでかわいい☆ 今咲いているのはちょっとだけだけど、つぼみもずいぶんついているからこれからが楽しみ。あと今我が家でがんばっているのは、プランターのパクチー(コリアンダー)と、プランターから畑に最近移住したバジル、とってもおいしいルッコラと、後は引き続きなかなか消費できないうえにしつこく枯れないサラダレタス、ねぎ(いやリークだっけ)、前回間引いたものを庭師さんがこっそり移し変えて生やしていたにんじん。

トマトは残念ながらうどんこ病(?)にかかり、ほうれんそうは花が咲いて腰の高さにのびきっています…。気候が1年中春だからなのか、生えるのも伸びるのもはやいルワンダ。次は何植えようかな~~

お花の方は、コスモスとマリーゴールドが絶好調を過ぎたので、種を収穫して別のところに植えてもらいました。あとは百日草がまだ文字通り100日咲いているのと、ゆりとガーベラとブーゲンビリアは常に好きなときに好きなだけ咲いています…

Wednesday, May 11, 2011

連載第3弾:ルワンダの注目IT企業トップ10?

毎度のお知らせですが(だって連載だから…)デベックスのコラムの3本目が掲載されました。今回は、いまちょうど編集中の記事の苦労話と、知られざるルワンダの地元ITベンチャー企業の話。どうぞアクセス宜しくお願いします↓

記事はこちらからどうぞ。

Tuesday, May 10, 2011

お料理教室

魚フライパン焼きに挑戦
先週のキムチに引き続き、なぜか先週末も料理をしにお友達の家へ。今回の先生はタイ出身の料理の達人。大きな国際NGOに勤める旦那さんについて世界各国をまわっていて、パキスタン在住のときはタイ料理店を経営していたんだとか。家の庭一面にバジルやらパクチーやら唐辛子やら、タイ料理にはかかせないアジアンな野菜を育てているから、材料がないからこの料理ができないなんてことは彼女にはないんだとか。

このお料理教室、とある国際NGOのルワンダ代表をしているイギリス人の友達のお誘いで開催。仕事柄、彼女は家でおもてなしパーティーをすることが多いので、簡単にできて万人うけする料理を学びたいんだそう。私は単にタイ料理が好きだという安易な理由から、参加(笑)

今回作ったのは白身魚(ティラピア)のガーリックソース、野菜とカシューナッツの炒め物、カリカリ目玉焼きとパクチーのレモンサラダ。作ってみたら案外ものすごく簡単で、すぐできてしまってびっくり。和食みたいに煮込んだりしなくて、全部強火の炒め物だから早いのね。でもとにかくすんごくおいしかった。大満足~☆

Monday, May 9, 2011

母の日おめでとう

「母の日おめでとう」というメールをわざわざ義理のお姉さんからもらって、どうしてだろうと思っていたら、そうか私が母になるから母の日おめでとうと言われたのかと、大分たってから(今日)気づいた…(笑)

うーん母の日かぁ…

関係ないけど癒し系写真:ナノいつものスポットで昼寝中。床が冷たくて気持ちいいのかしら。

Saturday, May 7, 2011

まずいランチとは

毎日食べ放題の食堂。映像ジャーナリストの英国人と
会社で無料支給されるランチがまずいとどこかに書きましたが、今日はそれがどんなものか大公開!!

メニューは週5日毎日全くもって同じ。ごはん、バナナ(又はキャッサバ)の揚げたの、フライドポテト、豆の煮たの、キャッサバの葉っぱ(ほうれん草みたいなもの)の煮たの、キャベツの千切り。これに最後に、カバでも噛み切れなさそうなくらい硬い牛肉の切れ端が入った水っぽいトマトスープを上からだぁーっとかけて、終了。あ、あと最後にコーラかファンタが1瓶ついてくる。

この他に思いつく炭水化物があったら教えて欲しい
最後のトマトスープ以外に味はたいしてついていないので、別に食べられないほどまずいっていうことは決してないのだけど、毎日この炭水化物オンパレードにはげんなり。こんなの毎日食べていたら、太るのか逆に痩せるのか、今後を乞うご期待?!

ランチのもう1つの問題は、食べ物にありつける時間が15分くらいしかないということ。私の会社のある建物の敷地内には、直訳すると「一家に一頭牛を」という名前のNGOと、プロテスタント系キリスト教のルワンダ代表事務所があるので、そのスタッフや警備員さんなどは全て同じ食堂でランチを食べます。でもこの人たち、食堂の開く12時きっかりに現れて、お皿にこれでもかというくらいにこんもり山盛りに盛って(自分で好きなだけ盛れるビュッフェスタイルなので)、ぺろっとたいらげるんです。だから、なんとかしてこの人たちより先に食堂に到着しないと、食べ物がぜんっぜん残っていないというわけ。

慈善団体と宗教団体なんだから、後の人の空腹とかもうちょっと考えてよそってくれないかなぁ…

Friday, May 6, 2011

連載第2弾:途上国のビジネスパーソンはつらいよ

デベックスの連載「ルワンダビジネス事情」(本当はルワンダ新妻ラブラブ便りというタイトルも考えていたんですが、ふざけすぎということで却下されました)の第2弾が掲載されました。どうぞおひまなときにでものぞいて見てください。

http://jp.devex.com/news/rwanda2.html

Wednesday, May 4, 2011

9月に出産を予定しています

花束いただいてしまいました、ありがとう
こんなところで発表していいことだか分かりませんが、今日で私は妊娠6ヶ月目に入りました。ルワンダの地元のお医者さんがかなり適当に算出した予定日は9月21日なので、お楽しみに。18週目の超音波検査によると、性別は女の子ということですが、こちらもルワンダの地元の病院の言うことなので、半信半疑といったところです(機械はドイツ製みたいでしたが)。

就職活動をしていたことや、アメリカの級友が急に重い病気にかかったりと、公表するタイミングを逃してしまっていたのですが、せっかく6ヶ月という区切りなので、先週末はサプライズお披露目パーティーをおうちで開催しました。天気もよくて、ナノもお行儀よくて、楽しいひと時でした。

あ、ちなみに母子共に(と言うのか?)非常に健康に過ごしていますので、くれぐれもご心配なく。これからはこのブログ、ルワンダ妊娠記と化すかもしれませんが(笑)

Tuesday, May 3, 2011

国際結婚してよかったこと、困ったこと

そういえば気がついたら結婚してとうに半年以上たっていて、しかもそれに2人とも全く気づかずに、あらそういえばそうだねという会話を最近した(注:半年記念日は2月のはずでした…今もう5月…)まぁそれが一番いいんだろうけどね。さて、どうせニックはこのブログ見てないことだし、見ても何かいてあるかチンプンカンプンだろうから、ここでちょっとこの新婚生活振り返ってみようかと。一応国際結婚だし、面白いんじゃなかろうか。

■よかったこと

1.友達の輪が広くなる
海外にいると、日本人コミュニティーだのイギリス人コミュニティーだのという特定グループができやすいもの。他の国の人が家族だと、どちらのコミュニティーにもアクセスできてなにかと楽しかったり、便利だったりする。

2.料理に苦労しない
どうしても味噌汁が飲みたいとか、エビが食べたいとか、驚くほど全くない。おなか一杯になるなら何食べてもいいという典型的アメリカ人だから、食材に困るルワンダでも何の問題もない。何もなければ毎晩ホットケーキでもいいんだって。信じられない。

3.親戚が増えた
お人形さんみたいな西洋の顔立ちをした赤ちゃんやかわいい盛りの幼稚園児の甥っ子・姪っ子が突然できてうれしいし、日本の嫁姑みたいな関係もないから、世界中に一挙に友達が増えたみたいで楽しい。

4.なんでも自分でやる
別に国際結婚だから、ということはないのだろうけど、買い物から洗濯、料理まで家事は完全一律分担制なのはうれしい。ま、でもお手伝いさんがいるから、そもそも大して分担することがないし、私は自分で好きに作ったものを食べたいからいつも料理ばっかりしているけど。

■困ったこと

1.日本人の友達が増えない
彼が未だに日本語があんまりわからない上(これは私が大して教えてないせい)、日本文化や風習を全く理解していないので(これは日本にあまり滞在したことがないせい)、しょうがないのだけど、彼が仲良くなれる共通した日本人の友人というのがなかなかできません。

2.おいしいものが食べられない
自分がおなかいっぱいになればそれでいいのは良いのだけど、私は毎日違う(そしてできればおいしい)ものが食べたいんだよね。得意料理、もうちょっとレパートリー増やしてくれないかなぁ。そして何もないときは、ホットケーキを夕飯にするんじゃなくて店屋物とかにしてくれないかなぁ…。

3.清潔感が違う
家の中で靴をはきたくない、というと脱いでくれるけど、靴下でそのまま庭を歩いたりする。そしてそのまま白いソファーに寝そべったりする。なので我が家の寝室には、ニック立ち入り禁止の2畳ほどのじゅうたんエリアがあって、そこで私はごろごろしたりヨガしたりしている。

以上。

ダーリンは外国人風な面白いエピソードがあればいいんですが、多分それは2人で日本に引っ越すまでお預けです。

Monday, May 2, 2011

ルワンダ布のパッチワーク

お友達のおうちで、とっても素敵なパッチワークの作品を見せてもらったので、ちょっと紹介。地元の人が服に仕立てたり、赤ちゃんをおんぶするのに使ったりする、ルワンダのカラフルな布がパッチワークでぎゅっと凝縮!!縫い子のおばちゃんの足元にたくさん落ちているいろいろな布のはぎれをもらってきて、寝袋が好きなご主人のために、寝袋カバーにしたんだそう。色合いがすごくかわいい☆

ルワンダで売っている布は、しっかりした色のどーんとした大柄が多くて、素敵なんだけどアフリカ色が強すぎて日本ではなかなか使えないだろうなぁと思ってしまうものが多いんだけど、こうやってパッチワークされるとかわいらしいね。

こんなのにくるまって寝たら、楽しくてうきうきしちゃうきっと。

Sunday, May 1, 2011

キムチ作り

外国に長くいればいるほど、日本からその国が遠くなればなるほど、無性に日本独特のものが恋しくなる頻度が増える気がする。そしてそのものって大抵、日本にいるときは大して欲しいとも思わないものだったりする。

私にとってはキムチがその1つ(いやぁ全然日本独特のものじゃないね・笑)。そういわれてみれば、キムチって日本で買ったことは一度もない気がする。そりゃあもちろん、東京には韓国料理屋さんがいっぱいあるから(そして私は新大久保から近いところで働いたり住んだりしていたから)、わざわざスーパーで買わなくても食べられていたからなんだろうけど。でもアメリカにいたときは間違いなくキムチの瓶詰めは頻繁に買っていたし、ここルワンダでも雨が降って寒い日があると無性に食べたくなる。

そんなわけで今日は、日本人のお友達からキムチの作り方を教えてもらいました。本場韓国人から教わった、本格キムチです。野菜をひたすら切って、唐辛子や魚奨を入れてねりねり。今日は大根と大根の葉っぱと白菜ときゅうりを漬けて、4種のキムチができあがりました。2週間ほど冷蔵庫で寝かせると、よい具合に発酵して酸味がきいておいしくなるのだそうです。

でも味見したらもう相当キムチの味だったから、2週間待てないかも。どうしよう、うー。

Friday, April 29, 2011

転職先は国際協力?

季節柄なんでしょうか、そういう年代なんでしょうか、最近転職を考えているという人の話をよく聞きます。。中でも耳によく入るのは、国際協力の仕事がしたい、という話(まぁ自分がそういうアンテナ張ってるからなんでしょうが)。今の仕事にあまり社会的な意義を感じない、もっと社会に貢献できる仕事がしたい、という熱意を持っている人がかなり多いようです。うーんすごい。

でもじゃあ実際国際協力の仕事が、社会的な意義の感じられるやりがいのある仕事かといえば、必ずしもそうではないと思います。「国際協力」というと、やっぱり「援助」とか「慈善」というイメージが強いから、社会貢献度が高そうな仕事と思われやすいのかもしれないけれど、途上国の孤児院で貧しい孤児にパンをわけあたえるマザーテレサのようなお仕事をしている人はほんの一握り。大抵の国際協力の仕事では、それほど人を助けている感覚というのは感じられないのが現実だと思います。

多分、多くの人が転職したいと思っている先は国際協力全般の仕事なのではなくて、大きく括った「社会福祉」の分野なんだろうなぁと思います。ホームレス、孤児、障害のある人、病気の人などの社会的弱者を支援するお仕事で、これは途上国だけではなく先進国でももちろん問題です(程度はずいぶん違うでしょうが)。この福祉系の仕事を、日本だけでなく国際的にしたいという人が国際協力の仕事を希望しているのかなぁと感じます。

でもこれは国際協力の仕事のほんの1部分。私や私の友人の多くはこの社会福祉系の分野には携わっていないので、人を助ける素晴らしい仕事で素敵ですねと言われても、はぁそんなこと全然ないんですよと思ってしまうのです。国際協力の定義がまずそもそも難しいから仕方ないのだけど、イメージが大分偏っているんだなぁというのを、感じる今日この頃です。

新しい記事の連載を始めました

前からお世話になっているデベックス日本支社のウェブサイトで、記事の連載を始めました。勤務先の地元中小企業での苦労話を中心に、国際援助やルワンダ経済開発の問題点などに触れる予定です。毎週1回のペースで更新されます。いつものようなバカ丸出しにならないよう、気をつけてがんばりますので応援どうぞよろしく…(汗)

記事はこちらからどうぞ。

Thursday, April 28, 2011

がんばれジェシー

非常に個人的な話でなんですが、同級生でニックのルームメートだったジェシー(写真右)が、先週から巨細胞性心筋症という名前の突発性で非常に稀な心臓病にかかって、集中治療室と手術室の往復を繰り返しています。

結婚式にも来てくれたし、ニックの去年の誕生日にはプレゼントになってくれたし(だって物はいらないって本人が言ったから)、学生時代にはよく一緒に遊びに行ったりと、ニックも私も大好きな友人です。世界銀行で働きつつ、アメリカの貧困層の若者を支援するNGOを立ち上げたり、オバマ大統領(当時は候補)やアイルランドで議員に立候補した同級生のために選挙運動を率いたりと、とっても精力的で前向きな彼。そしてサルサを躍らせたら世界一!

だから今回もきっと元気になるはず。がんばれジェシー!

Tuesday, April 26, 2011

新型フットウォーマー

いつもは外で番犬をしているナノですが、たまにはおうちに入れてあげます。

特に私の足が冷たいときなど、非常に便利です。

それいけナノ。

Monday, April 25, 2011

アフリカ大陸で久々の再会

ヤギ像の前で焼きヤギをほおばる乙女
国民の多くが熱心なカトリック教徒のルワンダ。今週末はイースターなので、金曜日がお休みに。この連休をめがけて、エチオピアで働く高校の同級生が遊びに来てくれました。お互い大学院留学をして海外で働いているので、日本ではすれ違いばかり。前会ったのは2年前のロンドン、その前はボストンだから、思い出といえばロブスターにロイヤルバレエ。今回のルワンダ再会で、この思い出リストにめでたくゴリラが追加されることに!

このゴリラハイキング、私とニックはもう体験済みなので今回は山のふもとで待機。でも、待っても待っても帰ってこない。私達のときはお昼の時間には戻ってきたのに、結局帰ってきたのは夕方5時半!朝7時の出発からすでに10時間を経過しています。というのもこのゴリラツアー、5つある群れのうちどれを見学しに行くかで難易度が相当変化する上、どの群れも毎日移動するので、時には長時間の道なき道を行く過酷な山登りになることがあるんです。そして今は雨季。残念ながら当日の天気もかなりの大雨だったんです。お疲れ様でございました…。でもそのかいあって、めったに見れない攻撃モードのボスゴリラが見れるなど、かなりスリリングなゴリラさんとのひとときが楽しめたようです。

運動の後は、キガリのおうちでまったり。休日だから町はひっそりしていたのだけど、ガールズトークはギア全開☆住んでいる国も、している仕事も全然違うけど、遠いアフリカで暮らす苦労や、途上国開発の問題について思うことは、簡単に共有できるもの。古い友人とこんな話をするようになったのは嬉しいなぁ。元気をもらいました、ありがとう。

次に会うのはまた違う大陸がいいな。個人的にはオーストラリア希望です。うは♪

Thursday, April 21, 2011

職場復帰?

今週から、新しい仕事を始めています。勤務先は、地元ルワンダでルワンダ人が経営するルワンダの中小企業です。ルワンダ政府の下請けをしている出版関係の会社で、私は政府の刊行物、特に経済開発・投資貿易促進関連分野を担当します。専属の社員は、経営陣、営業、グラフィックデザイナー、ライター等々数えて全部で12人ほどかな?あとはみんなピンで活躍する契約のライターさんやカメラマンさん、デザイナーさんなどです。外国人は私のほかに、映像ジャーナリストの英国人紳士が働いています。3ヶ月の短期契約ですが、気合を入れすぎない程度にがんばろうと思います。

日本でもそうであったように(今でもそう?)、中小企業はルワンダにとっても経済開発の中心となる存在。とはいえ、途上国のはちゃめちゃなビジネス環境の中でリアルに仕事をするのって、かなり難しいということが、実際その中に入って現地の人と一緒にビジネスをしてみるとよぉく分かる。

例えば今日の午後。外でのミーティングから帰ってきたら、オフィスは空っぽ。どうしたのかと思って聞いてみると、この2時間ずっと停電してやることがないんだとか。オフィスに発電機や蓄電器があるわけでもなく、パソコンは全てデスクトップなので、停電したら必然的にそれは休憩時間。新聞を読んだり、おしゃべりをしたりして時間をつぶすしか他はない。

もひとつ例。今日の朝9時に予定されていたはずの教育庁でのミーティング。朝7時に携帯に連絡が入り、「8時からに変わったから今すぐ出勤して」。なんなんだこのショートノーティスぶりは…と思っていたら、更にはその数時間後、同僚がいきなり「ミーティング入ったから出かけよう」と言い出すので、いつから?と聞いたら今すぐだと言う。面談相手の詳細も何もかも謎のまま、いそいそ出かける。こんなのが日常。

電気が通っているとか、スケジュールは事前に決めておくものだとか、そういう当たり前のことが全く当たり前でない環境で物事をやり遂げるのは、なかなか難しいもんです。でも、それがおもしろいから私は好きなんだけども。

Wednesday, April 20, 2011

トイレ改装その後…

改装後のバストイレ
1ヶ月前ほどにトイレの改装を始めたと言いましたが、最近それがようやく終了しました。

夜間警備員のファビエンさんが、カビカビだった天井をはがして白く塗り替え、同じくカビていた壁をもライムグリーンに塗り替え。はげはげだった床は、タイル張りやさん(というかむしろタイル張り青年?)が1日かかって古いタイルとコンクリートを手作業ではがしてから、新しいタイルに。半分壊れていたシャワーの湯沸かし器も、バストイレ内にスイッチがついたので、簡単に暖かいシャワーが浴びれるようになりました。ぱちぱち。

この作業、日本でするなら簡単な日曜大工か、業者に頼めば半日なんだと思うのだけど、こういうところだといちいち値段の交渉とか、決して時間通りにこないタイル青年を待ちぼうけたりとか、ものすごくめんどくさかった…

でもその分、達成感は抜群!前の状態を知らない人にとっては、特にきれいなトイレでもないのだけど、私達にとっては努力の賜物(言いすぎ?)なんです。

Saturday, April 16, 2011

手作り露天風呂

我が家のテラスに鳥専門、露天風呂が完成しました。赤い屋根のおしゃれな高級マンションにご入居いただいた方には、もれなく眺め抜群の露天風呂がついてきます。いい湯です、多分。

いまだ入居者のない鳥小屋。たまに鳥がとまってあそんでるくらいで、どうやら入る気はない様子。露天風呂設置でどうだ、来るか来ないか。

でも鳥にとっては、花壇で咲き終わったコスモスの種とか、裏庭の芝生の下から孵化して飛び立つ小さなカゲロウの方が魅力的らしい。むぅ。鳥の心を読むのは難しい。

Friday, April 15, 2011

中国語で言ってみよう

ルワンダ。

中国語では「盧旺達」というんだそうです。
発音すると lu(↑)wang(↓)da(↑)。

ぜひお試しあれ?

Thursday, April 14, 2011

優雅なルワンダ生活の裏で

自分のブログを読み返していて、野菜を収穫したり餃子を作ったり旅行に行ったり、一体自分はどれだけ楽しくのんびりした生活をしているんだろうと、ふと思う。きっと、生活面で言ったら過去に例をみないほど優雅な暮らしをしているはず。大きな都市ではないので、移動や通勤に時間もかからないし、遊びに行くところもあんまりないから、時間もたっぷりあって、エンドレスにお茶や読書や最近は編み物までできちゃう。ニックだって夕飯は必ず一緒に食べるし、更にはランチにもおうちに戻ってくるのがほとんど。これって夢に見るような新婚生活!

でも最近、去年度のスケジュール帳を見直してみたら、朝から晩まで予定がびっしり詰まっていたり、1週間毎日飲み会の予定が入っていたり、立て続けに旅行していたり、ものすごい生活ペースの違いにびっくり。東京じゃ、こういう生活が普通だったなぁと、ちょいと懐かしい。そういえば、すごいペースで国際開発関連の勉強会、セミナー、イベント…というのがいろいろ開催されていて、物事が起こるペースや新しい人と出会うペースがものすごく早い毎日だった。これはボストンにいた頃も同じかな。

先週、ニックの会社に新しい人が来てご飯に一緒に行ったときのこと。ずっとファイナンス畑のビジネスマンでアフリカは初という彼。自分はこのプロジェクトを完成させるためなら1日に何時間でも働く、それが今までも普通だったから、と熱い思いを語ってくれた。私もルワンダに来る前は、遠く離れた日本で空想を深めるよりは、途上国の現場に来て同じ時間分、手を動かして働いた方が絶対良い!とわくわくしていた。

でもここにきてもうすぐ半年、一番大切なのは「ガンガン働く熱い意欲」じゃなくて、「ガンガン働かなくてもその熱い意欲をなくさない忍耐力」だということが分かってきた。自分が何かすれば物事が動く先進国と違って、途上国では他の人(政府の許可だったり、政治的合意だったり)が動かない限り自分が何をしても物事が変わらないのが一般的。結局自分ががんばっても、空回りすることが多い。どうやらルワンダのように政府の強い国だと、特にこの傾向が強いらしい。

だから、ここに来て一番大変なのは、食生活の違いとか、文化や言葉の違いとかではなくって、この生活ペースの大転換だと思う。私も半年たって、ようやく家庭菜園と読書のこの優雅な生活スタイルに慣れてきたところ。スケジュールが埋まってなかったら、自分で埋めていく生活。恒常的に過労ぎみの日本の人たちにはうらやましがられるかもしれないけど、これはこれでなかなか大変なもんなんです。

Wednesday, April 13, 2011

サバイバー、日本人

皮厚すぎたけど、餃子
先週、仕事の合間の気晴らしにと思って、初めて餃子と春巻きを共に皮から手作りしてみた。アメリカにいるときは、中国スーパーに行けば皮が安く買えたから、手作りする必要はなかったんだけど、ここではまさかそんなもの売っているわけがないから作るっきゃない。でも小麦粉を練り練りしたら案外美味しくできて、すごい自分中国人になれるかも、とかなり調子にのっていたのだけど。昨日はその何枚も上を行く、ものすごい日本人サバイバーのお話を耳にしたのでした。

水あめが売っていないから、砂糖水と大田胃酸(←消化酵素が効くんだとか)を熱して水あめにして、「ぎゅうひ」にして和菓子を作る人。あずきが手に入らないから、ルワンダ産の赤い豆を甘く煮てなんちゃってあんこを作る人。ヨーグルト製造機を使って納豆を作る人。す、す、す、すごすぎる!

これまで私は、海外で手に入りにくい又は手間&お金がかかる日本食をすすんで毎食食べるよりは、現地で簡単に手に入るものを積極的に好むように自分の脳を仕組んだ方が、長期的にはストレスレベルが低いんじゃないかと考えていた。ので、アメリカ生活ではパスタ&サラダが多かったり、インドじゃひたすらカレーだったり、と現地の食生活をかなり取り入れていたんだけども、アフリカにきてはて、現地の一般的な食生活というのが「豆の煮たの」とか「芋の煮たの」とか日本の戦時中レベル(というのは誇張だけど)のものしかない!ということになったので、さすがにこれは採用却下するしかなくなったわけです。

じゃあ代わりに何を食べるかといったら、結局落ち着いたのは日本でよく食べるもの(で簡単に作れるもの)。昆布やかつお節などという和食ど真ん中のものはあまり作れないので、いわゆる洋食(スパゲティー、シチュー等)や中華(炒め物)が多く献立に並ぶかも。でも発想&創造力次第で、どこでも何でも作れるということが分かったので、これからがんばります…多分…