Sunday, December 19, 2010

クリスマス休暇

明日(20日)から30日まで南アフリカのケープタウンに旅行に行ってきます。内陸では食べられないおいしいシーフードをいっぱい食べてくる予定です。それでは皆様よいクリスマスを!!

ケネディースクールツアー

ベルギー人国連平和維持兵士殺害事件の記念館
今週は水曜からケネディースクールの学生がルワンダにスタディーツアーに来ていたので、私もせっかくなのでお供させてもらいました。

このルワンダツアー、企画はルワンダ人のアンジェリークとルワンダ勤務の長かった元ニックの上司エリック(コートジボワール出身)の2人、そこにコロンビア、サウジアラビア、ナイジェリア、、エチオピア、日本…とかなりのバラエティーの国から来ている学生が14人ほど加わって、とても面白いグループ構成。ほとんどが勤務経験10年以上の人のためのミッドキャリアプログラムからきているため、ルワンダで自分の会社を展開させたいとか、自分の国の政府と関係を築きたいとかいう非常に現実的な「ルワンダでやりたいこと」を持っている人が多かった。素敵。

ツアー初日、まずはキガリ市内をバスで見学。映画「ホテルルワンダ」で一躍有名になったホテル・ミル・コリンズや「キガリーヒルズ」と呼ばれる豪華新興住宅街、更にはイスラム教徒が多いマーケット地帯などをぐるぐる。そしてもちろん、ルワンダに来てまず訪れないといけないジェノサイド記念館とベルギー人国連平和維持部隊員殺害事件の記念館。かなり重い内容だけども、やはりこの歴史を理解せずにルワンダの経済成長は語れない、ということで初日に訪問。私も初めて訪問。特に写真のベルギー人記念館は壁の銃痕も、黒板に残された骸骨の絵や国連に対するメッセージなどもくっきり残されていて、とても生々しかった。ジェノサイド記念館も、虐殺の政治的背景や他の国でおこった大量殺戮との比較がきちんとされていてとても良い展示だった。

2日目にはインフラ庁の長官、ニックや同級生ニナの働くルワンダ開発機構(日本の経済産業省に近いイメージ)、ルワンダ最大の通信会社MTNなどでお話を聞く。ツアーの企画者がどちらも政府トップとのコネクションが強いからこそできるこの贅沢な顔ぶれ!少人数なので一人一人質問もできて、実のある対話ができたよう。実はルワンダは女性国会議員の割合が世界で一番高い国として有名で、ケネディースクールでジェンダーを学ぶ学生にとっては夢のような国。対話をした政治・ビジネス界のリーダーの人たちも多くが若くてハキハキ対応する聡明な女性だった。彼女達は口をそろえて、周りで活躍する女性を見ているだけで何でもできるという自信が持てるんだと言っていた。女性活躍度が目立ってルワンダで高いのは、ジェノサイドなどいろいろ歴史的な背景があるのは確かだけれど、ほんとにロールモデルって何より大切なんだなと思う。日本も学ぶべきですルワンダに。

3日目には北部のお茶プランテーションやゴリラのいる火山公園に行ってしまったので、私は2日間でお別れ。彼らは週明けにはキガリに戻って、カガメ大統領や他の女性大臣などと会談をする予定。毎日みっちりミーティングして、観光もお買い物もカクテルパーティーもする過密スケジュールをこなす彼ら。院時代がちょっとなつかしくなる2日間でした☆

Friday, December 17, 2010

就職活動、近況

一見遊んでいるばかりのように見えますが、地道に就職活動を続けています。東京から続けてやっている国際協力系ウェブサイトのお仕事も未だに続けているのですが、今月からパートタイム(いわゆるバイト形式)に切り替えてもらっていて、就職活動がしやすい体制にさせてもらっています。

就職活動というと、インターネットやハローワークで求人を検索して、エントリーシートを書いて面接に行って…というイメージがあるかと思います。ルワンダでも、地元の通信企業や大きな国際NGO、国連などの国際機関などではそうした正式な採用ステップを踏むところが多いようです。もちろん私のルワンダでの就職活動もそこから始まりました。

が、しかし。自分のやりたいような仕事がタイミングよくアフリカのど真ん中に落ちているわけがなく、既に出ている求人を探しているだけではなにも見つからないのは前から予期していたとおり。そうではなくて、ないところから発掘しなきゃなんない。

というわけで、ここ数ヶ月はとにかく片っ端からルワンダ滞在の長い人とお茶をして話を聞いたり、あまり関心のないイベントに参加して知り合いを増やしたりと、どんな人がどこでどんな仕事をしているのかというのを把握するのに努めました。私に何ができるんだろう、と考えつつ。こう書くとなんだかいろんな人とお茶ができて楽しそうに聞こえるけど、実際はこれが直接仕事につながるわけなんて到底ないから結構イライラするプロセス。毎日会社に出かける友人なんかをみて、ああいいなぁと鬱々するときもあった。

でも今振り返ると、焦る必要もないわけだし長期的に見ればやはりこういう戦略をとるのが一番なんだと思う。パズルの全体像を把握してから、自分が一番うまくはまるポジションを見つけるアプローチ。一方で、自分はこれがどうしてもやりたいからどうにかやらせてくれ、というかやってしまえ!という自分からパズルを始めてしまうアプローチにそろそろ転換する必要があるなと思っている。「何したらいいですかね」じゃなくて「これやりたいんでよろしく」に。すると多分、自然に仕事が湧き出てくる(ハズ)。

そこで問題は実際私ルワンダで何やりたいんだ、ってことで(笑)
これがまた絞るのが難しい。楽天家に生まれてしまったが故に何をやっても楽しそうだと思っちゃう。しかもこんなことしてたら給料稼げないだろ絶対、とかそういう超現実的な声が頭をよぎることしばしば。うー。…と悩んでいたのが今週でした。

でも来週からは南アフリカでクリスマス休暇。そこで新年になってしまう前に、ひとつ自分宛に予言。「ルワンダと日本の民間企業をつなぐ仕事」をします。それが何なんだか具体的に分からないし、短期的に結果がでるようなものではないだろうけど、いつものええいやってしまえ精神で前進しようと思いますので、どうぞ皆様引き続き暖かいご支援を宜しくお願いします。ふふふ。

どうして「ルワンダと日本の民間企業をつなぐ仕事」にたどり着いたか、これはまた今度妄想ムードに入ったときに書こうと思います。でももう言っちゃったからには後にひけないね~、がんばれ私。

Tuesday, December 14, 2010

虹と小鳥の巣

今日はケネディースクールの学生がルワンダに到着する日。泊まっているホテルに様子を見に行くと、雨上がりできれいな虹がお迎え!

ちなみに右側の蜂の巣みたいなのは鳥の巣です。真黄色の小鳥で、オスは葉っぱで巣をたくさん編んでメスを待っています。巣の下側に穴があいていて、そこから入るしくみ。うちの庭にはこの巣の材料にされる葉っぱが生えているようで、よくこの鳥が飛んでくるんだけど、こんなにたくさん巣を見たのは初めて!

Monday, December 13, 2010

師走なり

12月も半ばになって、ようやく雨季らしい豪雨としとしと雨の続く毎日。未だに雨漏りの続く我が家は定位置にお鍋はかかせない(2ヶ所ね)。大体、低いゴーっというトラックが走ってくるような音がし始めたら豪雨の始まりで、しばらくすると先が見えないほどの雨が降り出すのね。雨が降ると気温も涼しくなるから、今日はちょっと冬気分で久々に靴下にビーチサンダルで活動中。(スリッパ買わなきゃ…)

来週からクリスマス休暇で南アフリカのケープタウンに行ってきます。というわけで今週は仕事終わりの週。提出するレポートいろいろ消化しないと…と焦っていると、母校ケネディースクールの現日本人学生から連絡が。「今週火曜夜からルワンダにスタディートリップに行きます」とのこと。ケネディースクールでは毎冬&春休みにこういう学生主導のツアーが企画され、大学のネームバリューを利用して日本やイスラエル、インドなどに政治家や地元ビジネスを巡りに行く。私のいたときにはルワンダツアーはなかったけれど、今年企画されたらしく、今回は学生14人が参加するんだとか。かなり過酷な学校の1学期目が終わってすぐだっていうのに、休暇もなくルワンダまで24時間かけて飛んで、過密スケジュールでルワンダを文字通り駆け巡るらしい。ひょえ。

でもよく読んだらこのツアー、企画している中心人物はニックの会社の元上司で大学院に行くために会社を辞めたエリック氏。(ちなみに今住んでいるこの家は、エリック氏が元々住んでいた家)なんだ知り合いじゃん、ということで私もこのツアーに「調整役」として参加させてもらうことに。こんな機会なかなかないのでエンジョイしてきます。

いや、でも大掃除とか仕事とかクリスマスプレゼントとか旅行の準備とかあったような?うう頑張ろう今週。

Sunday, December 12, 2010

ナノとまったり散歩の日曜の朝

ナノ、運転中(でも顔がヤダっていっている)
今日はナノをつれて車で都心までお散歩に。キガリは丘と谷が永遠と続くところだから、丘のてっぺんの風通しと見晴らしの良いところにはリッチなアパートやビジネスビルやレストランがある一方で、谷は平民が暮らしたり畑を耕したりするところになっている。というわけで、郊外に出ずにも家のある丘の上から谷の下に下るだけで、すぐに緑のうっそうとする畑や林に出られる。散歩にはなんて便利。

いつもはうちの庭で遊んでいるナノ、今日は谷を下って池の周りを一周してたいそう運動いたしました。もちろん散歩終了後にはうちで爆睡。私もついでに爆睡。

Wednesday, December 8, 2010

犬と鷹の共存

よくナノが庭であげた覚えのない骨をかりかりしているから、どこから拾ってきたんだろうと思っていたのだけど、昨日ついに目撃!庭に生えている巨木によくとまっているとんびみたいな大きな鳥がぽとりと骨のかけらを落としていった!空から骨が降ってくる庭なんて、犬にとっては天国みたいな家だな…

Monday, December 6, 2010

ピースバスケット

家具つきの家を借りているのだけど、壁があまりにも広くてさびしいので装飾品を探すも、絵や彫刻となると値もはるし重くて買っても持って帰れないし…ということで、たどり着いたのがこのルワンダの「ピース・バスケット」。

右上の2つはポップだからキッチンに、左下の2つはカラフルだけどシックだからリビングに、左上のはおとなっぽい配色だから書斎に…という風に、今我が家にはいたるところにいやというほどこのバスケットが飾られております。軽いし、安いし、カラフルだからひとつ壁に飾るだけで雰囲気全然違います。もちろん、本当の用途はフルーツバスケットのように使うものなんだけど。

さてこの「ピース・バスケット」、ルワンダの女性が大勢集まって組合を作って、一緒に運営しながら生産・販売しています。もともと地元で作られていろいろな用途に使われていたらしいのだけど、脚光を浴びだしたのは、ジェノサイドで夫や家族を亡くしたり、負傷したり、エイズと闘病していたりするたくさんの女性達の就業プロジェクトとして国際コミュニティーからサポートされ始めてから。今では各地にこのバスケット編み女性による組合ができて、お土産用や輸出用に写真のようなカラフルなバスケットが沢山作られています。

最近ではアメリカの老舗デパート、メイシーズにフェアトレード商品として輸出され始めたみたい。日本でも銀座のデパートで展示会があったり、インターネット上で販売されていたりします。興味のあるかたはこちら

Sunday, December 5, 2010

とある週末の1日

7:30 起床、ベランダでコーヒーとベーグルの朝食
8:30 大工さん来訪、ベッドに蚊帳用天蓋を設置(今度写真撮ります)
10:00 車でスーパーに買い物。お土産やさんでリビングの装飾用にバスケット(これも写真は後   ほど)2つと、来週一杯用の食料を買い込む。
11:00 帰り道に輸入イタリア食品屋に寄り道してジェラートを食べる。
11:30 「土曜の朝のドーナツ祭り」をしている例のベーグル屋さん行ってドーナツを食べる。
ついでにもっとベーグルを買い込む。今日はいい香りのイタリアンハーブと何でものってる    エブリシングを3つずつ。
12:00 庭でナノ洗浄
13:00 ジムのプールサイドで読書(その間ニックは散髪!)→一応泳ぐ→ジャクジー→サウナ
15:00 ニック、ピザの生地ねりねり。私、ベランダでナノを膝に読書
16:30 ニック、天窓をなぜか掃除しだす。私、クリスマスソングを大音量にかけてうろうろする。
18:00 ピザのトッピングを準備して、いざオーブンへ→夕飯
19:30 フレンチレストランの「ワインとチーズの会」に参加している友達をひやかしに行く 
23:00 帰宅→非常に健康的な時間に就寝 

以上です。

Thursday, December 2, 2010

ルワンダでも、もちもちベーグル

トラックの荷台にパンを詰めて、学校の駐車場でお迎えの父母目当てに商売繁盛しているアメリカ人がいるというので、早速ベーグルを買ってきました。味もシナモンレーズン、チーズとオニオン、ハーブ、などなど7種類もあって、お値段は6個セットで2500フラン(=500円)。日本と比べたら破格、本場(?)アメリカと比べても安い!というわけで今日はハムを買ってきてサンドイッチにしてみた。

おいし~い☆

聞けばベーグルの他にもとうもろこしの粉で作ったトルティーヤチップス、クッキー、ドーナツ、真っ白いモッツァレラチーズ、などなどいろいろ商品展開しているそう。ルワンダの女性に作り方の指導をして雇って、自宅とトラックの荷台で販売してるんだそうで。職業訓練と、雇用創出と、おいしいパンができるなんて素晴らしいビジネスだわ。

Sunday, November 28, 2010

マウンテンゴリラ旅行記③

秘密の花園、的な庭
 ゴリラ山登りを終えたら、今度はルワンダ北西部のコンゴ国境の町、ギセンイを訪ねました。キブ湖という国境にもなっている大きな湖のほとりにあるリゾート観光地。早朝から山登ったんだもの、ちょいと贅沢な湖畔のひと時を目指してドライブすること火山公園から1時間。着いたのは絵に描いたようなチェーンのリゾートホテルのある中心地から大分離れた閑静なところ。1ヶ月前にオープンしたばかりのブティックホテルで、パームホテルというところです。

これがまた、ここはカリブ海のビーチかと見違えるような丘からの素敵な湖の眺めと、7色のブーゲンビリアとダリアが咲き誇るきれいな庭があって、ほんとにここはルワンダなのかと考えてしまうほど。いやぁリゾートだ。昼間は真夏のように暑いので湖で泳げるし、夜は寒くなるから開放的な丘の上のロビーには焚き火が出現。夕飯にはティラピアを一匹いただきました。うまし。


泊まった湖畔のホテル、いい感じでてるでしょ
次の日には車ですぐそこのコンゴ国境を見に行ってみる。なんだかいたって普通の交番的な小屋がたっていて、その前には駐車場の入り口によくある策があって、それだけ。ちなみにコンゴ(とくにルワンダと接している東部は)はかなり治安が悪く、数年前の活火山噴火の影響もうけて、貧困の状況もかなりひどいところ。そんなところと国境を接しているわけだから、この国境の町のセキュリティーは普通より厳しくなっているのだけど、なんだかこの国境ポイントは大分あっけらかんとしている。そもそも陸の国境というのはそんなに見慣れていないからよくわかんないけど、こんなもんなんだろうか?策の向こう30メートル先にはもうコンゴの家並みが見えていて、間には国旗がはためいていた。この日は土曜日だったのだけど、おそろいの伝統衣装を来たコンゴ人女性が大勢グループでルワンダに渡っているところだった。聞くと教会にお祈りに行くんだとか。ルワンダ・コンゴ人はビザなし、料金無料で国境を渡れるんだそう(その他いわゆる外国人はもちろん高額)。とはいえ、決して混雑している様子ではない。まぁルワンダからわざわざコンゴに渡る人はそんなにいないんだろうな。

マウンテンゴリラ旅行記②

(写真はクリックすると拡大できます)

ゴリラ本番当日。朝早くから起きて集合場所に向かいます。このマウンテンゴリラツアー、事前に1日限定60人に予約販売される「ゴリラ許可」なるものを予約していかないとゴリラは拝めません。ルワンダ一の外貨獲得手段となっているゴリラ観光なので、この前に書いたように一人当たり外国人は5万円程度とかなり高い価格設定がされています(私たちはルワンダ長期滞在者なのでその半額です)。集合時間の朝7時に集まったほぼ全て「外国人」の60名。見た感じだとやはり欧米系の観光客が多いよう。アジア系はインド風なカップル1組と私だけでした。

ゴリラ彫りが施された杖でGO
マウンテンゴリラは通常群れをなして、自分たちの領域の中を移動しながら生活しています。この火山国立公園には(ルワンダ国境を越えてウガンダ、コンゴ側の山にも)沢山ゴリラのグループが暮らしているけれども、観光用に指定されて保護されているのは、そのうちの7グループほど。毎日「ゴリラトラッカー」と呼ばれるゴリラ追っかけ専門家の人たちがこのゴリラグループが今日はどこに移動しているかチェックして、トランシーバーでガイドさんと通信しながら観光客をゴリラまで導きます。グループによっては赤ちゃんがいたり、大所帯だったり、人間と遊ぶのが大好きなゴリラがいたりと、経験もかなり違ってきます。更に、グループによって住んでいる領域も違うので、どのグループを見に行くかによって行く場所も違ってきます。日によっては6時間も道もないものすごい急な山の斜面を上り続けないといけないところ、30分平坦な道を歩くだけで見に行けるところ、景色の良いなだらかな山を越えていくところなど、いろいろあるみたい。

そう、だからどのゴリラグループを見に行くかがとっても重要になってくるんです。自分の見に行きたいグループがある人たちは朝の集合から必死。値段設定が高いだけあって、絶対60歳以上…という欧米系の(失礼ですが)おじさま・おばさまが結構いる中で、やはり一番人気は一番遠くにいる一番大所帯のグループらしく、6時間山登りとか絶対無理だよね?という見た目のおばさんも、必死にこのグループに参加していた(←ちなみにこの婦人、ゴリラにたどり着いた後に体調を崩してタンカで運ばれたそうです)。私とニックは普通車で参加だったので、ハイキングの入り口までが一番近いグループを選択。
ごーろごろ、リラックス

ボス(右側)、ママ(左側)、赤ちゃん(左上)
「サビンニョ」と名前のついたこの群れ、ラッキーなことに世界で一番大きなシルバーバック(群れのボスのオス、背中が白いからこういう名称)や赤ちゃんが3匹いるそう。一緒にいくことになったのはドイツ・オーストリア人の年配&中年夫婦5人組。いつもアルプス軽々と登っているかのような(←偏見)プロっぽいブーツ・杖・ジャケット・リュックのいでたちで、明るい人達だったので、まずは一安心。ゴリラが住んでいるのは山の中腹の竹林。山のふもとに車をとめて、山登り開始です。

運良く1時間ほどの軽い山登りでゴリラに到着。最初にみつけたのがシルバーバック。やっぱり巨大!私6人分くらいのサイズだろうか…。赤ちゃんも発見、若いメスや若いシルバーバックなどなど、計10匹ほどが辺り一面でごろごろしている。人間がすぐ目の前にいるのに、おならするわ昼寝するわ木には登るわ、かなりリラックスのゴリラ達。最初はかなり怖かったのだけど、どんなに近づいてもかなり無関心のご様子に、みんなほっとしてゴリラを見守る。7メートル以上近づいてはいけないことになっているんだけど、竹林の中で開けた場所ではなかったので、相当の距離まで近づけました。みんな必死に笹をかきわけ、写真撮影。

腕を組んだり、頭をぽりぽりしたり、腕枕で昼寝をしたり、人間そっくり。一見キングコング的サイズで怖そうだけど、赤ちゃんとお母さんがまったり遊んでいる様子はむしろ黒い巨大な毛玉が転がってる、という感じ。若いゴリラはつぶらな瞳をきょろきょろさせて、かわいい☆あまりの近さと優雅さに感動するばかりだけれど、見学できるのはゴリラのストレス防止のため1時間と決まっています。「ゴリラ語」の達者なガイドさんは、咳払いのような低い音を出して「さようなら~」と唸って、みんな山を下るのでした。

Saturday, November 27, 2010

マウンテンゴリラ旅行記①

人気商品:焼きやぎと、焼きポテト
 サンクスギビングデーの木曜、早朝から仕事を済ませ、午後にはキガリを出発、目指すは車で2時間半ほど北西にいったところにある、火山国立公園。コンゴやウガンダとの国境をなす4000m級の活火山が連なるこの国立公園にマウンテンゴリラが生息しています。

キガリから1時間ほど高速道路(といっても別に普通の道路なんだけど)を行ったところに、バスやトラックが連なって止まる休憩所を発見。聞くところによるとこれは地元では有名な実業家、ジェラルド・シナさんが始めたルワンダ唯一のサービスエリア。彼はひとりでジュース会社を設立した後に農場やサービスエリアを始めたり、道路に電灯をたてたり学校を建てたりといろいろ地元経済に貢献しているカリスマルワンダ人。というわけで早速私も貢献(?)しようと、人をかきわけ、焼きとりならぬ焼きヤギ(写真左側)と焼きポテトとインドの揚げスナック、サモサをいただきます。屋台で食べるものは必ずおいしいのはなぜだろう。おいしかった!
アフリカっぽいでしょ

休憩をはさんで、夕方に到着したのはゴリラのいる国立公園の入り口近くにある宿泊所。ホテルと呼べるほど素敵なところじゃないけれど、明日の朝はゴリラのために5時半起きなので、できるだけ国立公園の近くに宿をとります。…といっても暗くなるまで何にもやることがないので、近所をぷらぷらとお散歩。ヤギと羊に見守られつつ草原でサッカーする地元の少年たちや、農作業から帰ってくる地元のおばちゃんたちを横目に、草原をぶーらぶらしつつ、ああこの景色ちょっと「アフリカ」っぽいね、と一枚ぱちり。実際は残念ながら、そんなに簡単にこんな景色が拝めるわけではないんですが。

Wednesday, November 24, 2010

マウンテンゴリラの旅

明日からルワンダ北部の火山公園にいるマウンテンゴリラを見に行ってきます。観光用にかなり整備されているこのゴリラ観光。外国人は5万円、ルワンダ滞在者は2万5千円というかなり高いプライシングだけど、ものすごく感動すると聞いているから、楽しみ!

ではいってきます。

Monday, November 22, 2010

新しい家族ができました

Nanoです。
ナノといいます。

女の子です。生後もうすぐ9週目。茶の雑種と黒の雑種の雑種。性格は至って温和でさびしがりや。現職は番犬なり。

私が「芝刈り羊が飼いたい、でもヤギの方が安い、いやウサギの方がいいサイズだ」とか半分冗談でいいふりまわしていたところ、昨日「羊じゃないけども、子犬の引き取り手に困っているから見に来てほしい」との要請あり。見に行ったらほんと、元々3匹犬がいたところに5匹子犬が産まれて、そんなに大きくないのに庭が動物園化しているおうちだった。生まれた5匹の中で一番小さかったので、その名もナノ。引き取り先が最後まで決まらずにおじおじしていたので、そのままお引取りしました。

うちに来てもまだ一回も吠えてないし、今も私のラップトップを枕に寝こけているこの犬、本当に番犬務まるんだろうか。泥棒が来たら逃げないでほしいなぁ。

Sunday, November 21, 2010

野鳥専門高級マンション、グランドオープン!


1L(15x15cm)、トイレキッチンなし。キガリ市内の眺望は抜群、日当たり良好。各種野の花々まで徒飛5秒、地面から2mでセキュリティーばっちり!更に、いまならご入居される方全てにパン屑のサービスつき。

家賃1ヶ月500ルワンダフラン~、敷金礼金不要。12部屋しかありませんのでご入居はお早めに!!

現在オープンハウス実施中。
ご興味のある方は飛んできてみてください。
場所は高級インド料理屋カナ・カザナの右隣、大きいポインセチアの木が目印です。

Saturday, November 20, 2010

レストランで試食パーティー

前菜のマッシュルームのパイ、かわいい
ニューヨークタイムズで有名なコロンビア大の経済学教授がルワンダに住んでいるのだけど、その(めちゃくちゃきれいな)奥さんがうちから徒歩1分の近所におしゃれなレストランを構えています。昨日の夜はこのレストランに新しくやってきたシェフの腕を試す試食パーティー。このシェフ、スペインのマドリッドでミシェランの☆つきレストランで働いていたのだけど、奥さんが国連で働いている関係でルワンダに最近やってきたのだとか。なんて素晴らしい…!

かわいいプチサイズのタパスがたくさん回ってきた後に、全部で6コースのフルコース。前菜はポテトときのこ、メインにはティラピアと牛フィレステーキ、デザートにはマンゴのかわいいタルトとミルクのソルベ風でした。盛り付けは本格的だしおいしい!そしてこの6コース、全部食べて値段は2000円。いやぁ日本じゃありえない。ていうかアフリカのど真ん中でもありえない。とにかくごちそうさまでした。

Tuesday, November 16, 2010

家庭用芝刈り羊

うちの庭は芝生が広いんだけど芝刈り機がないから、代わりに芝生が主食の羊を飼いたいなと思って、近所のローカルな市場に行って来ました。あたりまえですが一般的にここらの人が羊を飼うのはもっぱら食用であって芝刈り用ではないです。というわけで探しに行ったのももちろん肉屋の裏。鷹が空をぐーるぐるしている下を通って、市場の奥をちょっといくと子供動物園のようにやぎさんと羊さんがいっぱい…

その日分かったことは、ヤギは1頭2500円、羊は一頭2800円ということ。でもどう見てもヤギの方が健康そうだし小さくてかわいい。ということはやっぱりこの値段の違いはお肉になってからの差、ということなんだろうか…でもヤギは芝生以外の花とか木も食べちゃうから芝刈り機としての性能はいまいち。

その日は偵察しただけで買ってはきませんでした。半分冗談なので、本当に飼わないとは思いますが、一応報告でした。

Monday, November 15, 2010

誕生日ありがとう

歌と共にでてきた帽子とデザートてんこ盛り
いい歳してちょいと恥ずかしいけど、今年もお祝いしてもらいました誕生日。そういえば去年は誕生日前夜10時から電話会議が始まって帰宅は午前3時という忌々しいけれど忘れられないメモリアルな誕生日を迎えたのですが、今年はあまりに何事もなく無事にすごしてしまったので、代わりに週末にお祝い。

場所はうちの家の塀を隔てた隣の高級インド料理やさん。南インドの定番料理である「ドーサ」祭りがあるということでここに決定。インドでは早朝出張のたびに、高速道路の道端で食べていた懐かしいドーサ。ルワンダでも食べられるなんて、なんて幸せ!ちなみに吉祥寺にも南インドレストランはあるんだけど、すんごく高いからおすすめしません。

このインド料理やさん、2分にわたる長いオリジナル誕生日ソングを大音量で流すことで有名。お隣に住む私たちはほぼ毎晩この騒音被害にあっていて、もうそらで歌えるんじゃないかという位聞いている。けれど今回は私のためだけに流してもらいました、2分間。気分爽快!

Saturday, November 13, 2010

鳥じゃないけど、飛んで鳴くもの

ほらいっぱいいる
 鳥来ないかな~と待っていたら、外であんまりかわいくないキーキーいう声が。お、すごい大群が来たんじゃない?と思って双眼鏡で見上げたら、大間違い。

巨大こうもりの大群!

うちの庭にある大きな木とお向かいさんちの高い木にびっしりとまっている!音がする子供用のプラスチックのおもちゃみたいな声を出して飛んだり昼寝したりぶーらぶらしている。

このあと夕立がきたのに、しぶとくとまっていたこうもり達。地元の人たちも珍しそうに見上げていたから、そんなにしょっちゅう来るもんじゃないんだろうな(というかそうであってほしい)
飛ぶとこんなかんじ

Friday, November 12, 2010

新たなおもちゃ

そう、鳥小屋。(巣箱というより小屋…)

庭にすごくたくさん鳥がくるから、鳥小屋置いたら楽しいねって言っていたんだけど、こんなに早く実現するとは…!外からじゃわかんないけど、12部屋ある豪華アパートです。ニックが設計して地元の大工さんに作ってもらったらしい。たてる棒もくっついてきたから、今度ペンキで色を塗ってから、庭においてみよう。鳥来るかしら。

Thursday, November 11, 2010

炊飯器でパン

はるばるアメリカから持ってきた炊飯器。キガリは標高が高すぎて沸騰温度が低いのでご飯を炊くと残念ながらあまりおいしく炊けません(代わりにインドカレー用に使われていた圧力鍋でおいしく炊けるそうです)。でもでも!パンも焼ける炊飯器だからパンならおいしく焼けるかも!といって今朝作ってみたパン。生地をいれすぎてちょっと生焼けだったのは失敗だけど、まぁ初回だからしょうがないね。

ちなみにこの炊飯器はエキセントリックなイギリス人の友人が結婚祝いにくれたもの。彼はボストン時代のニックのハウスメイトで、毎朝パン焼き器でハウスメイト一同に(大抵できそこなった)パンを振舞っていたことから、パンを焼ければニックが喜ぶしご飯が炊ければ私が喜ぶよねということで選ばれた一品でした。これから頑張って利用しよ。

Wednesday, November 10, 2010

ローカルなランチと市場体験

ローカルの食堂でローカルなランチ
 今日はまた日本人のお友達に町を案内してもらいました。まず行ったのはランチ。うちから歩いて15分くらいの町の中心地にある、ごみごみしてちょっと見ただけじゃ食堂とは分からないローカルなところ。ビュッフェ形式でお皿に好きなだけ好きなものをとっていくスタイル。まずはごはん、パスタ、ゆでポテトにフライドポテト…と炭水化物がだいぶ並んで、その後インゲン豆の煮たのやキャッサバの葉のペースト(茹でほうれんそうに近い感じ)、最後にお魚、牛肉、鶏肉のチョイスがありました。全部とり終わったら上からトマトソースをだぁぁっとかけて終了。一品一品に味がついていないから、最後のソースが肝心なんだそう。ふと周りを見渡すと、地元のおじちゃん達はお皿にもう無理でしょというくらいにてんこもりに盛っている。日本円にすると一食200円くらいなのだけれど、それでもこっちじゃ高いからここぞとばかりに食べるんだろうな。
キミロンコ市場

次に向かったのは地元の市場。首都だからもちろんなんだけど、昔足繁く通っていた南インドの片田舎の青空市場とはだいぶ桁違いの大規模な屋根つきマーケットで、野菜のサイズも大きいし、トマトからねぎ、なす、スイカ、生きたニワトリまでなんでもそろっていて、きちんと並べられている!すごい!布地や日用品、下着なども隣接して売られていて、ここに来さえすれば何でもそろいそう。ああ、なんて素敵!

そんなわけで市場でだいぶ興奮した私。今日の収穫は、新鮮な野菜たくさんと、おいしそうなマンゴー、とってもいい香りのブーケ(←330円位、素敵…)、家庭菜園用のくわ、布地3種類でした。布地をどうするかは、また次回。
今日の収穫です☆

Tuesday, November 9, 2010

ニュングウェ国立公園

ギラクラのお茶畑をてくてく
 週末はルワンダ南西部にあるニュングウェ国立公園にキャンプに行ってきました。自家用車でキガリから3時間くらい、無数の丘を越えて到着したのはアフリカ最大の熱帯雨林!これまでのほぼ丸坊主で段々畑が連なる丘の景色とはずいぶん違って、うっそうと茂る濃い森、という感じ。

ルワンダの観光業は茶・コーヒーに次いで盛んな産業で、貴重な外貨獲得のチャンスのため、ニックの働くRDB(Rwanda Development Board=ルワンダ開発局)がこの国立公園の管轄をしています。というわけで、北部にあるゴリラ観光さながら、こちらの国立公園も外国人用に非常にきれいに整備されていて、案内所はぴかぴかの新品。チンパンジーのトラッキングからカノピーウォーク(地上から高さ60m位のところに設置された眺めのいい遊歩道)、各種ハイキングコース、キャンプ、ゲストハウス滞在などなどいろいろなメニューがあって、好きなものを選べます。USAIDが整備の支援をしたんだそうな(楽しいだろうねそんなODA…)。でもしっかり整備されている分、価格もそれなりにしっかりしている。ルワンダ人と、ルワンダ長期滞在者と、ピュアな外国人観光客との3種類の価格設定があって、この順序で値段が高くなっていきます。私とニックは長期滞在ビザだから、ちょっとお安め。
谷底の滝までハイキング

私とニックの選んだコースはハイキングコース3種類。広い国立公園だからガイドさんが必ず一人ついてきて案内してくれます。長い杖を頼りに、丘いっぱいに広がるお茶畑の間を歩いたり、熱帯雨林らしい湿ったコケの間をくぐったり、小川を渡ったり滝を見たり。やっぱり空気がきれいだわ~。小さいスミレが一面に咲いていたり、天然のベゴニアや蘭も咲いていた。その昔恐竜のえさだったというシダの木(?)もたくさん生えていて、なんだか異世界。このごろ運動不足の私も、ああ異世界…(汗)

でもこの国立公園で一番有名なのは、野生のチンパンジー。北部のマウンテンゴリラと同じく、トラッカーと呼ばれるチンパンジー追っかけ専門家がいるので、トラッキングコースを前もって予約すればチンパンジーを見にいくことができます。とはいえ私は森をかきわけ山を越えて見に行きたいほどチンパンジーに情熱がないので、今回はなし。しかし!!キャンプサイトで休憩していると、遠くで猿がごそごそ!やってきたのは黒くって長い尻尾で顔の周りにマフラーのように白い毛が生えたコロバスと呼ばれる(多分…)猿の一団。若い葉っぱを食べながら上手に木から木へ飛び移っている。大きいのから子供まで沢山見物できました。かわいい☆結局この猿には何度もお目にかかれて、他にもブルーモンキーと呼ばれるちょっと背中の青っぽい猿や、マンガビーと呼ばれる茶色っぽい猿も見れたのです。なんとラッキー!
こんなのいた(写真:ルワンダ大使館より)

鳥も負けずにすごいカラフルなのが沢山。羽が真っ赤で頭にひらひらがついた黒い鳥や、真っ黄色のカナリヤみたいなのとか、派手なハチドリがいっぱい飛んでいたので、持ってきた双眼鏡でじっくり観察。

新鮮な空気も吸えて、すごい自然に囲まれたぜいたくなキャンプでした。でもレセプションで統計を見たら、日本人観光客はまだ今年2人しかきていないとか。(アメリカ人、イギリス人、ベルギー人が多かった)みなさんどうです、ルワンダ?笑

どこ、どこにいるの猿と鳥

Friday, November 5, 2010

お豆腐求めて三千里

今日はキガリ滞在の長い日本人女性の方にお豆腐やさんを教えてもらうことに。丘を下って、人通りの多い商店街(というとなんとなくイメージが違うのだけど…)を抜けて、裏道を入ってついたのは普通のおうち。看板なんてないし、ドアは閉まっているし、鍵はかかっているし、電気もついてないし、普通の玄関という感じ。

出てきたのは中国人のおばちゃん。玄関におもむろに置いてある冷蔵庫をあけると、豆腐と生湯葉ともやしと豆乳がいっぱい詰まっている!!感動の瞬間!普通は野菜室になっている一番下の引き出しに水と一緒に木綿豆腐がたっぷり詰まっていて、そこから一丁取り出してくれた。値段は600フラン=110円くらい?普通のペラペラのビニール袋に豆腐を入れて渡してくれた。おぉ、ありがとうおばちゃん!

何十年(は言いすぎか)も使っていない怪しい中国語で聞いてみると、おばちゃんは上海出身でルワンダ歴3年。旦那さんがこちらでもう10年も働いているんだそう。豆腐は手作りなんだって。さすが。でもそれ以上に複雑な質問は脳の回転が遅すぎてできませんでした。復習しよ…

Wednesday, November 3, 2010

非日常生活の重要性と罪悪感

Photo:Kigali Senera Hotel Website
昨日ジムに入会しました。キガリで一番きれいなホテルKigali Senera Hotelの付属ジム。プールもサウナもマシンもスタジオもついていて、日本の一般的なジムと比べてもかなり優秀な方。お値段も月7000円程度だから日本水準なのだけど、まぁしょうがない。で、どうして入会したかというと、

①ジャクジーがある
うちにもおふろはあるのだけど、一般的に水不足で電気料金の高いこの国でおふろはかなりの贅沢品。いつもはシャワーなのだけど、ジムのジャクジーならいいじゃないという魂胆。きれいなタイル張りのちょっとアラビアンな香り漂うきれいなジャグジーです。

②スタジオクラスが充実している
火曜夜はピラティス、木曜夜と土曜午後にヨガのクラスがあって、これにとっても行きたい。ピラティスのインストラクターは前から良い評判を聞いていたのだけど、このインストラクターは実はニックの会社のアメリカ人の同僚だということが発覚!私もエイサーとか教えたいんですけど、ダメ?(笑)ほかにもエアロやサルサのクラスもあって、スタジオがなかなか充実しているのは+。

③徒歩距離にある
車がないとなかなか移動のしにくいのがこの町なのだけど(すごい坂ばかりだから)、ここの自宅からジムまでなら徒歩賞味20分くらいで行けるから、一人で黙々と運動不足解消する予定。在宅勤務だとどうしても運動不足のどん底に陥りやすいから、簡単に運動しにいけるのはとっても大切!

他にもロッカールームを使うとフレッシュジュースが飲めるとか、ホテルの豪華ブランチが割引になるとかいろいろ特典があるし、友達もみんな通っているから、私も入会!


…といろいろ言い訳してみたけど、こんな豪華なジムなんぞ学生やインターンの時じゃ考えられない贅沢。「値段が高い」と言う意味の贅沢ならまだ良いのだけど、むしろこれは「この国の人口の大半が手の出せない貴重な資源を使っている」という意味での贅沢。すぐそこに水道も電気もひかれてない民家がだぁーっと並んでいるというのに、ひとりジャグジーにぶくぶくされるのは倫理的に良いのだかちょっと疑問。隣のおうちの子供が何時間もかけて毎日水汲みに行って、夜はろうそくの光で勉強しているというのに、自分だけこんな贅沢していていいの?

…と数年前の私だったら考えていたと思う。実際バングラにいた時は、欧米並みの豪華絢爛な衣・食・住生活をする援助ワーカーを見てグロテスクだなと思っていたし、インドにいた時はクーラーも水洗トイレも無いアパートで暮らすのが正しいもんだと思っていた。でも多分、あれは単に私がナイーブだったのと、期限付きの中・短期滞在だったからできたことで、期限特になしの長期滞在の場合は自分が精神的に安定するレベルの豪華さは生活に絶対必要。それがジムのメンバーシップなのか、夕食のスモークサーモンなのか、シャンデリアつきの豪邸なのかは人によると思うんだけど。(生まれ育ちが田園調布じゃなくて良かったね、私)

そもそも格差がとっても見えにくい日本社会で生まれ育って、中の上至上主義が刷り込まれているから、明らかに上の上な生活を営むのに罪悪感を感じるんだろうなぁ。他の国の友達はそんなことなさそうだし。あまりに豪華すぎる生活は良くないと思うけど、地元の仕立て屋さんに家具を発注したりとか、大工さんに家を改修してもらうとか、市場で装飾品を買うとか、賢い消費者になって地元ビジネスにお金を落とす豪華さであれば◎なんでしょうね。でもこれなかなか難しい。例えば昨日入会したジムのホテルはケニア系。まぁノボテルとかマリオットでないだけ、ましか…

Sunday, October 31, 2010

電気復活

7時半ごろ無事に電気復活しました。今回は9時間連続の停電でした…。なくなってみるまで価値がわかんないもんです、電気。

6時に暗くなってからは、ろうそくと懐中電灯が頼り。パソコンも、ワイヤレスインターネットのモデムも充電がきれてしまったし、本を読めるほど明るくないので、唯一稼動可能なガスレンジ&オーブンでピザを作ることに。暗闇の中で小麦粉をこねて、ピーマンをきざんで、生ハムとチーズをのっけて、ガスオーブンにいれること20分。

電気がないと、こんな凝ったこともしてみたくなるもんです。

もうすぐ6時間

日曜の今日は朝10時ごろからこれでもうすぐ6時間連続、停電中。ここら一帯で停電しているから、近所のレストランの発電機がボーボー音をたてていて、うるさい。もうそろそろこのパソコンも充電切れだから、はやく直ってくれないかな。

Saturday, October 30, 2010

絞りたて牛乳

丘1つ越えると、緑とっても豊か
今日は家から車で20分くらいいった郊外にある牧場をたずねて、絞りたて牛乳をゲットしてきました。牛乳はルワンダの生活の中心なんだそうで、想像するにはおそらく日本人にとってのお米みたいなもんなんでしょうね、ここらの人は飲めばどこの牧場の牛乳かすぐにわかるんだそうです。そして、毎日たくさん牛乳を飲むんだそうです。

私はいつもスーパーで売っている箱入りの殺菌済み牛乳を買って飲んでいたんだけど、こんなことをするのは外国人だけであって、ここらの人はみんなビンをもって牛乳直売センターに通って新鮮な生乳を買ってきて家で沸騰させて飲むらしい。今日行ってきたのはそんな直売センターに生乳を供給している牧場。

キガリからちょっとしか運転していないのに、ひとつ丘を越えると緑豊かな風景が広がるのがここのいいところ。牧場も丘をひとつこえた広大な土地にありました。連れて行ってくれたのは、USAIDで乳業セクター開発の担当をしているアメリカ人のおじさんロジャー。自分もアメリカでチーズ工場を運営していたことのあるベテランで、キガリの農場は知り尽くしているそう。毎週生乳を買いに行っては、家で飲んだりヨーグルトにしたりしているんだとか。私たちの運転するトヨタの普通車ではおそらく行けないでこぼこのいなか道を、ロジャーさんのトラックに揺られて牧場に到着。

100頭くらいいたかしら、牛さん
想像していたよりも意外ときちんと整備されて掃除も完璧な牛舎を見学。ルワンダ第2位の大金持ちが経営する牧場とあって、牛たくさんいました。毎日2回、朝と午後に乳搾りされるんだそうで、今日はその午後のタイミングにあわせて行ってきました。案の定、牛舎から絞り器のある小屋まで牛さん一同が誘導されている現場を目撃。小屋の中に入って、持ってきていた入れ物に絞りたての生暖かい牛乳を入れてもらいました。

入れてもらっている横では牛さんがリアルに絞られていました…確か中学生の時の移動教室で野辺山高原に行って乳搾り体験をしたけれど、まさか何百匹の牛を手で絞ってるわけはなくって、あたりまえだけど全部機械化されていました。しぼられている間も、草をはみはみしながらおとなしくしています。こんなの見たことないのでうきうきしている私を珍しく思ったようで、工場のお兄さんも牛もなんかちょっとうれしそう。

家に帰って早速牛乳を鍋に入れて沸かします。さすがに沸騰消毒しないと飲めないもんね。肝心のお味は、やっぱり箱入り牛乳とは全然違ってとってもクリーミー!脂肪分が多いから当たり前らしいんだけど、甘くて自然の香りがするとってもおいしい牛乳でした。明日はカフェオレにして飲んでみよう。楽しみ~~
こうやって絞るんだって
とりたて新鮮牛乳!!




Friday, October 29, 2010

ルワンダで事業

私がのほほんとコーヒーをすすっている間に、クラスメイトはルワンダでバナナ繊維でできた生理用品の製造販売事業を進めていました。ニューヨークタイムズにこんな記事が。

おそらくアフリカ各地で共通してそうなのだろうけども、特にルワンダは内陸で標高が高いことから輸送費がかさみ、生理用ナプキンがすごく高いんだそう。ここらの女性にはなかなか手の出ない価格だから、ナプキンの代わりに木の皮を使ったりするのだけど、しみたりしたら恥ずかしいからって生理中は学校や会社を休む女性がほとんどなんだそう。それを知ったエリザベスは、現地で低コストで製造できるナプキンの開発を始めたところ、バナナの繊維は吸収力が非常に高くて安く手に入ることが分かり、生産工場の建設運営を始めている、とのこと。

素敵☆
ルワンダ経済の発展だけを目標に考えたら、1から自分でナプキン事業を始めるよりも政府の投資環境の整備だとかに協力した方が結果的には効率が良いのかもしれないけど、万事効率と結果が全てじゃ決してないわな。自分がやってて楽しいこと、周りの人が参加して幸せになること、見ている人たちに希望を与えること、ってのは効率以上に大事なときもあるんだろね。

頑張れエリザベス!

バーボンカフェ

キガリの外国人に人気のカフェ、Bourbon Cafe。家から歩いて10分の最寄の24時間営業スーパーNakumattにお買い物に行ったついでに、昨日のぞいてきました。オープンな空間にアフリカらしいエスニックな内装で、おしゃれ。でもお客さんのほとんどが外国人。バナナブレッドとキャラメルマキアートを頼んで400円、というほぼアメリカと変わらない価格帯を考えれば、あたりまえか。

私の最近のおもちゃは結婚祝いにもらったKindle、という読書用のガジェット(写真左下)。古典文学はほとんど全部無料でダウンロードできてとっても便利。日本語の本も読めるようになったら最高なのに。昨日読んでいたのはバーネットのSecret Garden。子供の本だからといってバカにはできない、すてきな本です。

Thursday, October 28, 2010

うちの庭







小鳥と猫と鷲(?)
どこにいるかわかるかな。

注:写真をクリックすると拡大できます

Tuesday, October 26, 2010

ルワンダ基礎情報

 このブログは主に
①自分の日本語ボケ防止
②アフリカにも国際開発にも縁の遠い親戚・友人に安否をお知らせする
という目的で書いていますが、今日はルワンダの基本情報をお届けです。

一番正式なデータであろう外務省のルワンダ基礎データのHPを見てみると、冒頭に

<「千の丘の国」と呼ばれる自然豊かな内陸国>

とでている!やけに詩的ね…と思って試しにインドとバングラのページを見てみたらそんな記述はなかった。ルワンダなかなかやるじゃない。

<地理>
面積:26万km2
(四国の約1.5倍)
人口:1千万人
人口密度:302人/㎞2 (日本は343人)
位置:赤道から2度南
気温:15~30℃
海抜:首都のキガリで1500m
(箱根山最高峰と同じくらい)
季節:雨季=3~5月、10 ~11月、あとは乾季


というわけで、要はすごく小さくてしかも人口密度は日本とほぼ同じ!赤道ほぼ直下だけど、海抜が高いから気候は日本と同じ温帯。大学生が駅伝する箱根の山のてっぺんと同じ標高にあるんだから、そりゃ赤道直下でも涼しいわけだ。

<その他一般>
言語:英語、ルワンダ語、フランス語
宗教:カトリック57%、プロテスタント26%、など
通貨:ルワンダフラン(500Rwf=100円くらい)
時差:日本マイナス7時間
主な産業:コーヒー、茶、観光、地下資源


そう、バックグラウンドによって、英語しか分からない人や、フランス語しか分からない人や、ルワンダ語しか分からない人や、全部分かる人がいて、もうわからない(笑)時差はアメリカより少ないので電話もメールも昼間にできて良いね。日本ではあまり有名じゃないかもしれないけど、ルワンダの主な輸出品はコーヒーと紅茶。おいしいよ。北部のマウンテンゴリラが世界的に有名なので、観光業もルワンダの主な産業です。まぁゴリラの話はまた後ほど。

参考:ルワンダ大使館HP

Monday, October 25, 2010

雨季うきうき

ルワンダは今ちょうど雨季に入ったところで、午前中は快晴でも午後は大抵曇り空で、夕方には雨が降ります。おかげ様でとっても涼しくて気持ちいいのだけど、昨日の夜はそれにしてもすごい豪雨でした。

外は大雨!!、と思っていたら…
バルコニーで昼下がりにお茶していて、遠くの雲が暗くなってきたなーと思ったらドドドドーという音が。雨も降っていないのに、何の音だろうと思った3分後には大粒の雨が!雨粒が見えるより先に遠くの雨の音が聞こえるらしい。それとも丘に反響されて音が拡大されるとかなのかしら。一気にどしゃぶりになって、おおすごいねモンスーンみたいだねと言っていたら、ボタボタという音が家の中から…案の定、リビングの端っこと書斎が雨漏りしているのでした。急いで鍋・釜で対応(笑)どしゃぶりが終わるまでにはシチュー鍋半分溜まってしまった。

今までも雨は普通に降っていたのに、雨漏りなんかしなかったから、きっとこの急などしゃぶりに屋根が耐えられなかったのでしょう。とはいえ今後修理必須ですね。ふむ。

Sunday, October 24, 2010

郊外でお散歩


今日はニックの昔のハウスメイトのうちの1人で、ケネディースクールMPAIDの1つ下の学年のHannahがキガリに出張に来ていたので、一緒にキガリ郊外をお散歩にいってきました。私も会うのは1年半ぶり。

車をとばすことキガリの街中から15分くらい、舗装のない赤土の道に入り込んでまもなく「Juru Park」の看板が出現。中に入るとテーマパークのように整備された公園とレストランのセッティングが。ここらの裕福な人はこういうところで結婚式でもあげるのかしらん。そこに車を置いて、公園の外へお散歩に。

左手には小さく区画整理された緑の畑が丘の斜面に連なっていて、とても緑豊かな郊外。日本ほど斜面は急じゃないけど、一面ゆるやかに棚田が広がるいなかの風景を想像してもらうと近いかもしれない。林になっていてあまり見えないけれど、右手側には家が連なるキガリの市内。車でほんのちょっと来るだけで、こんなに緑豊かな風景が見られるなんて、素敵☆

ずんずん30分ほど歩いていくと、近所の人たちが大勢集う学校に到着。サッカーを見物しているらしく、涼しい木陰におとなもこどもも腰掛けていた。こんなところにアメリカ人と日本人が突然登場したものだから、注目の的は一気にサッカーボールから我々に。これがもしインドだったら写真を撮られるわ握手は求められるわお茶に呼ばれるわ、大変なことになっていただろうに、ここらの人はいたって静か。「こんにちは」と丁寧に手を振る人がぱらぱらいるだけで、散歩は何ら支障なく続行!とはいえなんだかこの道は村の中心地に向かっているらしく、人はふえていく一方…

現地ツアーガイド出没
「丘の頂上まであと150m」という看板を発見して、ほっとして細道に入ると今度はにこにこした子供たちがどこからか大勢でてきて後をついてきた。手をつなぎたいらしく、我々3人の6本の手を奪い合いながら10人ほどのちびっこが頂上まで一緒についてきた。でもカメラを向けると逃げていってしまった。(これもインドではありえない!)ここでは女の子も男の子も短髪だから、スカートをはいていないと見分けがつかないけど、やっぱり女の子は私のピンク色のマニキュアを見てにこにこしていたから、ああおしゃれは万国共通ねと思ったのでした。

Saturday, October 23, 2010

キガリの住宅事情

門をくぐると、こんなかんじ
今日は住んでいるおうちの紹介です。このおうちはニックの会社が借りている「社宅」的な住宅のうちのひとつで、先月までは会社の同僚が住んでいたところです。キガリの市街地の程近く、大統領邸から歩いて5分もしない中心地にあって、車を持っていない(ていうかそもそも運転ができない)私にはとっても便利。そういえば一軒家に住むのって人生で初めてだなぁ…

丘の斜面にたっているので、門を入るとちょっと上り坂。短い階段を上がると入り口があって、そこが私の住んでいる2階です。キッチン、リビング兼ダイニングに寝室が2つ、書斎、バストイレが2つ、と列挙するとかなり大きい家のように聞こえるけれど、これでもキガリの貸家の中では小さいほうなんだとか。もちろん、ほとんどの家族が大家族なことを考えたらこれじゃあ足らないのかも?でも2人暮らしにはちょっと広すぎるくらいのスペース。

この間会った同級生たちも貸家を探しているのだけれど、これがなかなか難しいらしい。一軒家はどこも広すぎるし、家賃があまりに高いと愚痴をこぼしていた。ちゃんとした庭付き一戸建て(というか一軒家はみんな庭がついてくる)で20万円前後だから、Expatとして欧米並みの高い給料をもらっているか、大勢でルームシェアしないとなかなか払っていけない額。NGOでインターンしている…なんていう若者はいったいどうしているんだろう。ルワンダはアフリカで一番人口密度が高い国とは聞いていたけど、意外にアパートというものがあまり存在しない。あっても、家賃は20万以上は必須で住めるのはまさにExpatのみという感じの高級アパートになってしまうらしい。

バルコニーからはアメリカ大使館のある丘がみえます
このおうちの一番の素敵なところはなんといっても庭!丘の斜面に立っているから、住居空間になっている2階にはちょっとしたバルコニーがついていて、庭を見下ろせるようになっている。緑の芝生がきれいにととのっていて、赤い花をつけた生垣が道路との塀になっていて、ちょうど歩いている人から家が見えないようになっている。そして生垣の向こうには丘が見えて、夜景もきれい!インターネットの接続が一番いいのがこのバルコニーだから、よくここでパソコンをパチパチしているのだけど、赤青黄色のハチドリやらカナリヤやらがひっきりなしに飛んできては生垣で遊んでいくし、ふと木を見上げると巨大な鷲みたいのが3匹もとまっているし、本当に飽きない。芝生の真ん中に鳥用のプール台を作ったら楽しいんじゃないかともくろみ中。むふふ。



Friday, October 22, 2010

Republika

昨日の夜はクラスメイトのNinaとDimitriと2008年6月の卒業以来の再会!お互い変わってなくっていいんだか悪いんだか(笑)Ninaはニックと同じRwanda Development Boardで、トップの片腕としてバリバリ働いていて、Dimitriは開発コンサルタントの経験がある友達とコンサルティング会社を建てる目論見中。卒業以来ケニアのナイロビで働いていて、1ヶ月前くらいにキガリに引っ越してきました。

NinaとDimと小魚たち
さて、行ったのはRepublikaというおしゃれなバー・レストラン。ちょうど昨日読み終わったA Thousand Hillsという本にも登場したヒップなルワンダ新世代の集いどころ。夕食の途中で挨拶にきてくれたものすごく美人でスタイリッシュなオーナーの女性はケニア育ちのルワンダ難民で、ジェノサイド後にルワンダに帰ってきてこのレストランを2004年1月にオープン。在ルワンダの外国人はもちろん、海外で勉強・就職していたけれど内政が安定してからルワンダに戻ってきたルワンダ人の若い世代に大ヒット。今では他にもたくさんヒップで若者が遅くまで集えるバーやレストランがいっぱいあるけれど、Republikaはその先陣をきった素敵なところ。

で、行ってみれば内装も外装もやっぱりとってもおしゃれ!2階のテラスからは2つの丘が見えて夜景がとってもきれい(写真にとれなくて残念!)天井や壁は地元の手編みの籐のバスケットやお面で飾られていて、ソファー席があったり、バーカウンターがあったり、内装だけ見ていたらニューヨークだと思うかもしれない!心配だった食事も、これまたおいしい!前菜には小魚のフライ+タルタルソースとアボカドのサラダ、メインにはマッシュルームのクリームソースがかかった牛のステーキと、白身魚のブイヤベース的なお料理2種類(この魚はルワンダ西部のでっかい湖でとれるそうな)。サイドはバナナみたいな果物のフライ(フライドポテトみたいな)と白米としょうが炒飯。いやぁもうごはんにお魚が嫌いな日本人はいないでしょう~☆おなかとっても満足でした。

Wednesday, October 20, 2010

ルワンダ一日目

ルワンダ1日目はニックもお休みをとって、朝からのんびり。昨日は暗くてよく見えなかったけど、庭にはハイビスカスとかブーゲンビリアが咲きまくっていて沖縄っぽいなぁと思いきや、外は寒くて丘陵が美しいから志賀高原っぽいなぁと思ったり、ふと気づくとすごい派手な小鳥がとびまわってさえずっていて熱帯植物園っぽいなぁと思ったり、混乱(笑)今は雨季で涼しいらしく、多分20度ないんじゃない?セーターをはおります。

なんだかおいしいフレンチプレスのコーヒーを飲んでオートミールを食べてから、ドライブでキガリをぐるぐるしに行きます。といってもどうやらこのへんが中心地らしく、カフェだとか24時間営業のスーパーだとか映画「ホテルルワンダ」のホテルだとかが徒歩圏内。もちろん初日だから最高級のホテルとかレストランを回っているというのと、私の比較対照がインドの田舎だからというのがあるけれど、とにかく住みやすそう、というのが第一印象。歩いている人にじろじろ見つめられるわけでもないし、肉類はちゃんと元の形がわからない切れ端で売られているし、しょうゆもコチュジャンも売ってる!(興奮してコチュジャンはお買い上げ・笑)


あ、白人ひとり発見
車でキガリをぐるぐるしたのだけど、本当に文字通り四方八方丘に囲まれているもんだから、東西南北が全くつかめない。でも同時にメインの道路はみんな丘の上にあるから、どこに行っても眺めが最高!数年前に北インドのShimlaというヒマラヤのふもとに遊びに行ったけど、ちょっとそんなかんじかしら(ほめすぎ?)


ぐるぐるして疲れたのでおしゃれなホテルでランチ。最近できたばっかりだというThe Manorというホテル。Expatばっかりが食べているのかとおもいきや、パッと見で白人という外国人は皆無。普通にアメリカでみかけそうなチキンなんとかピザとコーラを頼んでお食事にしました。普通においしかった。



Tuesday, October 19, 2010

ルワンダ到着

滑走路に下りて徒歩で空港ターミナルに向かいます
2010年10月18日(火)ワシントンDCからブリュッセル経由でルワンダの首都キガリに向かいます。まずはユナイテッド7時間でベルギーのブリュッセルへ飛んで、そこからブリュッセル航空でキガリに飛びます。ブリュッセルはヨーロッパからキガリに直行できる唯一の空港。でももうすぐオランダのアムステルダムからも直行便が出るそうな。他はケニアのナイロビを経由しないといけないらしい。


初めてのアフリカだからドキドキ☆と思ってブリュッセルに到着すると、どうやらブリュッセル航空のアフリカ行き専門ターミナルがあるみたい。荷物のつまったリュックをしょってターミナル行きのバスを待つところにたどり着くと、なぜかそこは中国!すごい巻き舌で北京語をしゃべる労働者風のおにいちゃんたちがいっぱい。しかもみんなおいしそうなカップラーメンがつまった紙袋を持っている。


じーろじろ見られて困るなぁと思っていたところに、DCからの飛行機で後ろの席だったおじさんに再会。リュックに巨大なハードカバーのThousand Hillsというルワンダのカガメ大統領の伝記をつっこんでいたので「キガリに行くんだ、一緒だね」と声をかけられた。聞いてみると、奥さんが米国大使館に転勤になったので、半年前に赤ちゃんと一緒にキガリに引っ越したんだそう。主夫になるつもりだったけど、最近USAIDで働き始めたんだとか。


「ものすごくいいとこだよ、アフリカ初めてならこれ以上いい国はないよ」


自然は豊かだし、レストランは多いし、暮らしやすいよ、とおじさんは絶賛!しかもThings are more than just working、なんだそうで、開発の仕事をするにはこれ以上良い環境はないとのこと。私も計20時間のフライト中、前述の本をずっと読んでいておもしろそうだとは思っていたけど、実際にそう言われるとなんかとっても実感が沸いてくる。そういえばインドもバングラも(とくにバングラ)、誇張すると「この国最低、はやく帰りたい」という不満を漏らす援助関係者ばっかりに会っていたから、前向きなコメントはすごく印象◎


ブリュッセルからまた飛行機にのりこんで8時間…In-flightマガジンはエシカルファッションの特集があったり、アフリカ各都市の観光地がまとまっていたりして、すごく面白かった!乗り込んだ飛行機の最終目的地はウガンダのエンテベらしいのだけど、最初に着いたキガリでほとんどが降りたみたい。


キガリに着くともう夜7時過ぎ。空港の簡単な入国審査を通ると、審査のおにいちゃんに「ありがとー」といわれてちょっぴり感動。そんなに日本人いっぱいくるのかしら。荷物がでてくるまで果てしなく長くかかったけど、無事に巨大スーツケース2つ発見して、おうちに向かったのでした…やれやれ。