ゴリラ本番当日。朝早くから起きて集合場所に向かいます。このマウンテンゴリラツアー、事前に1日限定60人に予約販売される「ゴリラ許可」なるものを予約していかないとゴリラは拝めません。ルワンダ一の外貨獲得手段となっているゴリラ観光なので、この前に書いたように一人当たり外国人は5万円程度とかなり高い価格設定がされています(私たちはルワンダ長期滞在者なのでその半額です)。集合時間の朝7時に集まったほぼ全て「外国人」の60名。見た感じだとやはり欧米系の観光客が多いよう。アジア系はインド風なカップル1組と私だけでした。
ゴリラ彫りが施された杖でGO |
そう、だからどのゴリラグループを見に行くかがとっても重要になってくるんです。自分の見に行きたいグループがある人たちは朝の集合から必死。値段設定が高いだけあって、絶対60歳以上…という欧米系の(失礼ですが)おじさま・おばさまが結構いる中で、やはり一番人気は一番遠くにいる一番大所帯のグループらしく、6時間山登りとか絶対無理だよね?という見た目のおばさんも、必死にこのグループに参加していた(←ちなみにこの婦人、ゴリラにたどり着いた後に体調を崩してタンカで運ばれたそうです)。私とニックは普通車で参加だったので、ハイキングの入り口までが一番近いグループを選択。
ごーろごろ、リラックス |
ボス(右側)、ママ(左側)、赤ちゃん(左上) |
運良く1時間ほどの軽い山登りでゴリラに到着。最初にみつけたのがシルバーバック。やっぱり巨大!私6人分くらいのサイズだろうか…。赤ちゃんも発見、若いメスや若いシルバーバックなどなど、計10匹ほどが辺り一面でごろごろしている。人間がすぐ目の前にいるのに、おならするわ昼寝するわ木には登るわ、かなりリラックスのゴリラ達。最初はかなり怖かったのだけど、どんなに近づいてもかなり無関心のご様子に、みんなほっとしてゴリラを見守る。7メートル以上近づいてはいけないことになっているんだけど、竹林の中で開けた場所ではなかったので、相当の距離まで近づけました。みんな必死に笹をかきわけ、写真撮影。
腕を組んだり、頭をぽりぽりしたり、腕枕で昼寝をしたり、人間そっくり。一見キングコング的サイズで怖そうだけど、赤ちゃんとお母さんがまったり遊んでいる様子はむしろ黒い巨大な毛玉が転がってる、という感じ。若いゴリラはつぶらな瞳をきょろきょろさせて、かわいい☆あまりの近さと優雅さに感動するばかりだけれど、見学できるのはゴリラのストレス防止のため1時間と決まっています。「ゴリラ語」の達者なガイドさんは、咳払いのような低い音を出して「さようなら~」と唸って、みんな山を下るのでした。
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