Sunday, January 2, 2011

ケープタウン

ケープタウンのカラフルな古い町並み
 クリスマス休暇で10日間行ってきました、南アフリカの南端にあるケープタウン。2010年のワールドカップの開催地だったところです。街の中心地から徒歩で15分ほどの家族経営の小さなかわいい宿に泊まって、街をてくてく歩いてきました。

ルワンダ航空でまずキガリから南アフリカ最大の都市、ヨハネスバーグへ飛ぶこと4時間。国内線に乗り換えて約2時間で新品ピカピカのケープタウン国際空港に到着。ケープタウンは山もあり、海もあり、国立公園もユネスコ文化遺産もアフリカ最大のショッピングモールもある、観光地としては魅力に欠かない都市。南半球で日本とは季節が逆だから、12月はちょうど真夏。強い風のせいで、気温は20度後半だけどとってもすごしやすい気候でした。そんなわけでどこも観光客でいっぱい。

私達が回ったのも基本の観光コース。大航海時代の難所だった喜望峰、野生のケープペンギンが生息するボウルダー・ビーチ、南アフリカワインの名所であるワイン工場&ブドウ畑、更には2泊3日でテーブルマウンテン国立公園(テーブルのような形をしたてっぺんが平らな山脈)をハイキングしてきました。

元東インド会社の庭園、背景はテーブルマウンテン
もちろんルワンダではできないショッピングもしてきました。ちゃんとしたラグとか、ソファーカバーとか、かわいいキャンドルとか、ちょっとシックな雑貨がキガリには存在しない又はばか高いので、たくさん買い込んできました。あとは日本でも有名な真っ赤なハーブティー、ルイボスも沢山☆海のないルワンダでは貴重なシーフードもほぼ毎日食べてきた(笑)アメリカ風なロール寿司やスモークサーモンとクリームチーズのサンドイッチ、海老カレー、ムール貝のソテーなどなど。盆と正月がいっぺんに食卓に来たかんじ。

これほど全部そろった観光地は世界にもそうないんじゃないかと思うけれど、一方でワールドカップの時にも話題になったように、治安はあまり良くない(キガリの方が絶対安全)。空港から街に向かうタクシーからみえる景色も、横浜みなとみらいみたいな港の観覧車とお台場のようなネオン輝くショッピングモールを背景に、郊外に連なるトタン屋根のスラム街。高速道路を走るヨーロッパ輸入の高級車の脇で寝そべるホームレス。同じ地域の中でこれほど貧富の差が激しいならそりゃ治安も悪くなるだろうなぁ…。

野生のペンギンが暮らすビーチ
でも違いは貧富だけじゃなく、人種も言葉もものすごく違う。ずっと昔からいる黒人、古くからいるヨーロッパ系の白人、混色人種(俗にカラードという、白人と黒人のハーフの子孫)、インド系などなどが混ざっているし、言葉も英語にアフリカーンスに土着の言語にとたくさん公用語になっている。豪華な欧米風の生活もできるし、地元マーケットで安上がりの生活もできる。言い換えれば、ものすごい多様性の高い都市ということで、それはそれですごいなぁと思う。すごくおもしろいところでした、ケープタウン。

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